なぜ空冷エンジンは消えたのか?空冷エンジンと水冷エンジンの違いについてもご紹介!

空冷エンジンと聞いて、空冷ポルシェやフォルクスワーゲン・タイプ1をイメージされる方は多いのではないでしょうか?ここでは、空冷エンジンの仕組みや空冷ポルシェが愛される理由などについてご紹介させていただきます。

空冷エンジンと水冷エンジンの違いについて

今現在の主流である水冷エンジンは、ウォータージャケットと呼ばれるシリンダーの周囲に設けられた通路を冷却水が通過することによって、燃焼室で発生した熱が奪われ過熱を防止する仕組みとなっています。それに対して空冷エンジンは、文字通り「空気と風でエンジンを冷やす」方式です。

空冷エンジンには、シリンダーヘッドやシリンダーブロックに冷却用のフィンが設けてあり、そこを空気が通過することで冷却効率を高めています。また、空冷エンジンには、オートバイなどに多く見られる自然空冷と空冷ポルシェなどが採用している強制空冷がありますが、エンジンフードを開けるとセンターに鎮座する大きなファンは空冷ポルシェの象徴としてあまりにも有名です。

空冷エンジンの代表的なクルマたち

空冷エンジンの代表的なクルマと言えば、空冷ポルシェとして高い人気を博す911シリーズが有名です。今現在主に流通している空冷ポルシェは、930・964・993となりますが、海外ではフルレストアされたナローポルシェが2000万円超えで取引されています。

また、ポルシェと親戚関係にあたるフォルクスワーゲンでは、60年・70年代の代表的な空冷モデルであるタイプ1やタイプ2がいまだに数多く存在しております。

そして、あの本田宗一郎が引退を決意するきっかけになったと言われるホンダ・1300は、空冷の歴史を語る上ではずすことの出来ないモデルと言えるでしょう。

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空冷エンジンは何故消えたのか?

何故、ポルシェやフォルクスワーゲンなどで空冷エンジンのモデルがなくなり、水冷エンジンが主流になったのでしょうか?その主な理由は、空冷エンジンが排ガス問題に対応出来なかったからです。

水冷エンジンの最大のメリットは温度管理能力が優れていることです。よく「水は温まりにくく冷めにくい」と言われますが、これは水の比熱容量が大きいためで、温めるのには大きな熱量が必要となる一方で、いったん温まると熱量をある程度たくわえられるという特徴があります。また、温度によって開閉する調整弁である「サーモスタット」も大きく貢献しています。

しかし、熱を肩代わりしてくれる存在を持たない空冷はエンジンは温度が目まぐるしく変化します。例えるならば、水冷は自分で汗をかいて温度を調節できる哺乳類で、空冷は環境温度に依存するカメやトカゲのようなものなのです。

そして、エンジンの温度が目まぐるしく変化するということは様々な弊害をもたらします。まず、温度が低かった場合は、ガソリンが上手く気化されずそのまま排出されるため、排ガス規制の対象であるHC(炭化水素)を大量に排出してしまいます。次に温度が高かった場合はどうなるかと言いますと、今度は同じく排ガス規制の対象であるNOx(窒素酸化物)を大量に排出してしまうのです。したがって、時代が要求する公害対策に対応するためには、いくらポルシェやフォルクスワーゲンと言えども空冷エンジンを諦めざるを得なかったです。

空冷ポルシェが愛される理由

空冷ポルシェの魅力は独特の排気音と考える人は多いのではないでしょうか?しかし、あの独特の「ドロドロ」という排気音は、実は不等長エキゾーストによる脈動であり、空冷エンジンが主な理由ではないのです。

したがって、あの独特の音は水冷エンジン変わったことによって失われたというよりは、技術の進歩で等長エキゾーストが可能になったからと言えるのです。現に現行の718ボクスターでは、不等長エキゾーストの採用により懐かしのドロドロ音が復活しています。

もちろん、排気音以外にも空冷でしか味わえない乾いた雑味のあるエンジン音があり、それが独特の排気音とコラボレーションすることで、空冷ポルシェをより魅力的に写しているのです。

[ライター/外車王編集部]

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