大人の色気漂う、めくるめくラグジュアリー・サルーン。中古車市場でも貴重な四代目マセラティ・クアトロポルテ

張り切りすぎていないのに漂う高級感!マセラティは上品な「おじさま」にこそ乗って欲しい一台

大体40歳とか50歳を過ぎると、男は二手に分かれるようです。「おやじ」と「おじさま」です。それ以外にも「おっさん」とか「おじさん」というような区分、また「くそおやじ」とか「きたないおっさん」というようなサブカテゴリーも存在するようですが、本稿では扱わないことにします。


▲お洒落でシンプル、でも300まで書いてあるただものではないメーター

さて、「おやじ」よりも「おじさま」は、明らかにグレードとかクオリティが上だと考えられます。見た目の善し悪し、教養、経済力、異性からの視線の温度、さらに身につけている物のセンスなど様々な基準に基づいて世間から正式に「おじさま」として認定されるわけですが、そこには当然「どのようなクルマに乗っているか?」という項目も存在するものと思われます。

経済力方面寄りのおじさまの場合はもちろん「クルマは自分で運転しない」という、ショーファードリブンな立場の方もいらっしゃいましょう。しかし例えばごくごくプライベートな場面、そう、女性と過ごす週末などはやはり運転手も一緒に過ごすというのはスマートじゃありません。いきおい、自らハンドルを握る場面というのもあるのではないでしょうか。


▲1998年、マセラティがフェラーリ傘下になると共にこの時計は姿を消す。この個体はオーナーの意向で取り付けたものか?

回りくどい書き方になりましたが、つまりそういう場合も含めて「おじさまにふさわしいクルマとはいったい何か?」という問題を少し考えてみたいと思うのであります。

まず、高級であること。ただしベントレーやマイバッハというような重厚で威圧感のある振り切った高級車は少し流派が違うと思われます。自ら運転するとこれらはおじさまではなく「運転手さん」あるいは「ペネロープさんちのパーカーさん」になってしまいます。さらに、こんないかついクルマでは、お忍びのデートのはずが悪目立ちしてしまいます。この目立ってしまうという意味では、たとえ値段は高級でもフェラーリやランボルギーニ、ブガッティ、パガーニ、ゾンダといったハイパーカーもちょっと違いますね。


▲マフラー部分の、このさりげないデザイン処理もまた、大人の魅力

高級でいてさりげなく、いざというとき(どんなときなんだろう)には思い切り速くて、上品な中にもちょっとワルそうな雰囲気もあるクルマというと、やはりイタリア車でしょう。ドイツ車やアメ車、日本車、スエーデン車はどれもちょっとイメージが違う気がします。フランス車や英車は幾分か近いようにも思いますが、ここはイタリア車で話を進めさせてください。イタリア車で、大衆車ではなく、ラリー車のイメージでもなく、ハイパーカーでもない、というとこれはまさにマセラティ一択なんじゃないかと筆者は思うわけであります。

ああ、ここまでたどり着くのに長々と書いてしまいました……。

「かっこいい中年男にはマセラティが似合うよね」という、要約するとそれだけの内容なのに。


▲実にオーソドックス、しかし同時にこの上なくお洒落

マセラティ クアトロポルテ初代デビューから四代目までの変遷

さて、マセラティのセダンというと、なんといってもクアトロポルテでしょう。クアトロは「4」、ポルテは「扉」。直訳すると「マセラティ4ドア」。なんていうか身も蓋もない素っ気ない名前なのにイタリア語にするとなんとなくかっこよくなってしまうのだからイタリア恐るべしです。そういえば筆者が以前乗っていたフィアットのバルケッタも「ジョーヴァネ・ドゥーエ」というかっこいいグレード名でしたが、日本語にすると「若い二人」なんだそうで、つくづくイタリア語はずるいですね。

初代クアトロポルテがデビューしたのは1963年。名前の通り4ドアセダンで4100cc、256馬力というSEなどが「きりのいい数字ですね」なんて言いそうな大馬力を誇るスーパースポーツサルーンでした。これは1969年まで造られました。

その後、二代目はシャシーがシトロエンのSMと同じ、ハイドロサスにFFという意表を突く構成で、1974年から1978年までの間に13台しか造られないという鬼のようにレアなモデルとなります。

三代目はジウジアーロデザインのボディにツインカムV8の4200ccと4900ccのエンジンを積んだラグジュアリーな高速サルーンでした。これは1979年から1990年まで造られています。


▲最近の凝った形のものを見慣れた目には、このシンプルで上品なヘッドライトは実に美しい

そして、今回ご紹介させていただく四代目クアトロポルテ。1994年、フィアットの傘下に入ったマセラティからデビューしました。デザインはマルチェロ・ガンディーニ。カウンタックを作ったあの人ですから当然、かっこいいです。

ビトゥルボと同じシャシーに二代目ギブリと同じツインカム24バルブのV6、2800ccで280馬力を発生するエンジンを積んでいます。メーカー公表の最高速度は260km/hです。これだけ出れば公安や悪の組織などに追われても逃げられそうです。さらに1996年にはシャマルと同じV8ツインターボ3200ccで336馬力のバージョンも追加されました。こちらは最高速度275km/h。ラグジュアリーなめくるめく車内と、窓の外を275km/hですっ飛んでいく景色。もはやこれは超常現象とかそういう類いの出来事なのではないでしょうか。


▲V8エボルツィオーネはフェラーリ傘下に入ったあと、1998年にデビューしたモデル

男の魅力を湛えたおじさまにこそふさわしいマセラティ、クアトロポルテ。ちなみにドライバーが女性の場合には、40代も50代も「おばさま」ではなく「お姉さま」になります。マセラティの魔力です。きっと。たぶん…。知らんけど。

[ライター/外車王編集部]

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