スーパーカーの王様の正統な後継者。中古市場でも価格が上がり続けるランボルギーニ・ディアブロ

ポスト・カウンタック、いまよりもランボルギーニが尖っていた時代に生まれたディアブロの魅力とは?

子供時代にスーパーカーブームの洗礼を浴びた世代にとって、最高の「神」というとやはりランボルギーニ・カウンタックでしょう。

当時「公表されていた最高速」で302km/hとカウンタックより2km/h上回るフェラーリ512BB。圧倒的な美しさで熱狂的に支持されていたランボルギーニ・ミウラ。さらにそのミウラをベースに魔改造された異形の神・ランボルギーニ・イオタなど、さまざまな神々はおわしましたが、そのスタイルのぶっ飛び方、上に開くドア、何かよくわからないけどかっこいい名前(本当はクンターシとかクンタッシとからしいけどそれはまあいいや)などで、カウンタックは頭一つ抜きん出ていたと感じます。


▲カウンタックLP500Sへのオマージュが感じられるデザインのホイール

そのカウンタックの後継車種として1990年に登場したのが、今回ご紹介させていただくランボルギーニ・ディアブロです。

ディアブロというとテレビゲームとか、めっちゃ辛い食べ物の店とか、どこかの(って姫路セントラルパークですが)ジェットコースターにも使われていたような気がしますが、悪魔の名前ですよね。ただこのクルマの場合は「ディアブロという伝説の闘牛の名前からとった」とされています。いや、それは後付けだとかいう説もありますが、やっぱりランボルギーニは牛にこだわるのですね。


▲直線的なカウンタックのデザインを丸に置き換えたようなテールランプ

カウンタックの後継車として、そのとにかく低い車高、ガルウイング(正確にはシザータイプ)のドア、スーパーカーライト(正確にはリトラクタブルヘッドライト)、そしてV型12気筒DOHC48バルブエンジン(スーパーカーブームの頃のカウンタックは24バルブでしたが)が引き継がれました。

デザインはカウンタックと同じマルチェロ・ガンディーニですが、当時ランボルギーニの親会社だったクライスラーが安全面に配慮して、細部の角を丸くするデザイン上の修正をしたといわれています。なるほど、カウンタックのエッジを全体的に落として丸くしていけばディアブロっぽくなるような感じはしますね。


▲巨大なV12DOHCエンジン。この下側を突き刺すようにプロペラシャフトが通る

5709ccのエンジンはNAで492ps/7000rpmを発生し、最高速度は325km/hと発表されています。ミッションは5速のMT、1.5トン前後の車重ですからまさにスーパーカーといった動力性能ですね。

カウンタック同様にディアブロのエンジンはミッドシップ縦置レイアウトです。出力軸を前側に出して、ミッションを車室下側に押し込むように配置、そこから折り返す形でプロペラシャフトを後方に伸ばし、オイルパンを貫通させてリアアクスルにつないでいます。これで動力系の前後長を抑え、ホイールベースが長くなるのを防いでいるのですね。さらにミッションから直にシフトレバーを生やすことでシフトフィーリングも良くなる効果が期待できます。


▲エアアウトレットからテールに繋がる美しい曲線。

その扱いはちょっと手強い?ディアブロの変遷

ディアブロはその後、1993年に4WDモデルのVTが、1995年にはオープンタイプのロードスターがそれぞれ追加され、1996年にはRWDのマイナーチェンジモデルSVに進化します。

そして1999年には、ランボルギーニの親会社がアウディになり、エンジンも6リッター化されて550ps/7100rpmにパワーアップしました。またその年にはスーパーカーライトを廃止してヘッドライトが固定式になりますが、これは日産のZ32フェアレディの部品を流用したものです。カバーで隠されていますが、実際に「NISSAN」のロゴが入っているといわれます。

2001年、後継車種のムルシエラゴがデビューして、ディアブロは生産を終了しました。


▲視界を遮るように立ちはだかる巨大なメーター。さすがランボルギーニ

アウディの傘下になってから、ランボルギーニは良くも悪くも洗練されたといわれています。元々が大資本の巨大メーカーではないので、革新的で挑戦的なある意味完成されていない荒々しさも魅力だったのでしょう。

たとえばミウラは「リアが重くて高速でまっすぐ走らない」「わりと燃える」なんていう怖い話を聞きますし、カウンタックも「後ろが見えなくてバックが出来ない」というところからあの有名な「クンタッチ・リバース」と呼ばれる技が開発されるなど、もしこれが国産車だったら大問題になりそうないろいろな「個性」が語り継がれていますよね。このディアブロも「まるで視野を遮るように立ちはだかる巨大なメーター」とか、やや謎の武勇伝がありました。もしかするとそれらは単に技術的に荒削りだったよりも「そんなに簡単に運転されてはランボルギーニの面目が立たない」という手強い矜持だったかもしれません。

アウディによって「いいクルマ」にされてしまう直前の手強いディアブロで、ランボルギーニの息吹を感じてみませんか?

[ライター/外車王編集部]

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