問答無用の存在感。高級車の中の高級車、メルセデス・ベンツ280SE 3.5クーペ

製造から半世紀、今も輝きを失わない高級車280SEの魅力とは?

1970年。それは、大阪万博の年です。岡本太郎さんが巨大なモニュメント「太陽の塔」を製作し、会場内を電気自動車が走り回り、「月の石」や「人間洗濯機」に人々が群がり、誰もが明るい未来を疑わなかった時代。人類の進歩と調和。「経済大国ニッポン」は高度経済成長の真っ直中でした。

しかしこの時代、1ドルは360円だったんですね。欧米から輸入されるものは当然値段が高くて、ジョニーウォーカー黒ラベル(ジョニ黒)1本が大学生の初任給くらいした、なんていう話も聞いたことがあります。

あの頃、この車に乗れた人っていったいどんなお金持ちだったんだろう……。そんな感慨と共に今回ご紹介するのは、メルセデス・ベンツ280SE 3.5クーペです。


▲エレガントな縦並び丸目四灯。これぞメルセデス・ベンツ

W111シリーズ、いわゆる「縦目」と呼ばれるベンツです。丸いヘッドライトが上下に一つずつ。VWゴルフの丸目四灯は当初日本の車検に通らなかった、なんて話を聞きますが、このヘッドライトはどうだったのでしょうね。


▲この格子模様の美しさ。半世紀の時を経て、いまだ健在

また、このモデルは「フィンテール」とも呼ばれています。テールのサイドが上に張った,ヒレのような形になっているからです。その頃のキャデラックとか、アメリカ車の影響を受けたと言われています。国産でいうと旧型の三菱デボネアがこういう形をしていましたね。


▲まさに「フィンテール」の名前通りの、美しいリアの造形

この頃のベンツはとにかく「外車らしい外車」というか、大きくて優雅で値段が高そうな形をしていますが、今の車に比べると少し腰高な印象があります。それは本当に車高が高いとかそういうのではなく、おそらくタイヤが細くハイトが高くて少し内よりだからでしょう。クルマのタイヤは太ければ太いほどかっこいい、なんて時代がありましたけど、それ以前はこういうタイヤでした。

ただそれが格好悪いかというと決してそうではなく、実に良い雰囲気を醸し出しているのがこの頃のクルマならではです。細いタイヤの美しさ、とでも言いますか。

最近一部のエコカーでは大径で幅の細いタイヤを使って、空気抵抗を減らしたりして燃費を向上させているみたいですけど、あれとはまた違った雰囲気ですね。


▲まるで年式が嘘のように輝くホイール。ハイトの高いタイヤがまた趣深い

V型8気筒3.5リッターのエンジンは、200馬力のパワーと29.2キロのトルクを発生します。これまた当時の国産セダンと比較すると,ものすごい大出力と言えるでしょう。最高速度も200キロ以上といわれていますが、東名高速の全線開通からまだ一年しか経っていない日本の道路事情からすると、まさに「一体どこでそんな速度が出せるのか」って感じだったでしょうね。


▲リアウインドウ周りの造形の美しさは、もはや芸術品

最後に

あの時代「メルセデス・ベンツ」という浮き世離れした存在だった高級車。ほぼ手造りで仕上げられていたと言われる、妥協のない品質。それは約50年を経た今も、ごく当たり前に現役で道路を走れるという事実に裏付けられています。果たして今の現行モデルで、50年先も走り続けられるものが有るでしょうか?

メルセデス・ベンツ280SE 3.5クーペ。一生モノの夢を見たいあなた、いかがですか?

[ライター/外車王編集部]

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