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よもやま話

更新2023.11.22

ペイントプロテクションフィルムをもっと多くの人に!Xpel Japan ツアー2017開催

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中込 健太郎

クルマを保護するコーティングや、塗装ではなく、外装で個性を表現するラッピングは最近かなり一般的になってきました。しかし、ペイントプロテクションフィルム(以下、PPF)に対しての認知はまだまだというのが現状のようです。



1997年にアメリカのテキサスで設立され、開発や販売まで独自のネットワークを構築し、現在このPPFの分野において、カーディテイリング業界からも厚い信頼を集めるトップブランドがXpel社です。この日本での代理店であるエクセルフィルム株式会社が、ボディケアショップや報道陣向けに、最新のPPFに関する現状や、今後の展望などを紹介するXpel Japan ツアー2017が9月5日、東京都江東区の株式会社ソフト99オートサービスで開催されましたので、参加してきました。



今回のツアーでは、アメリカから国際マーケティングを担当されているルーク氏のスピーチのほか、施工技術最高責任者で施工のインストラクターを務めるアレックス氏によるPPFの施工実演が行われました。



気候や、交通網の整備状態がまだまだ途上の地域などでは、ボディへのダメージ要因も多く、ハイエンド層を中心にすでに多くの施工実績を誇るというこのXpel社のPPF。「砂嵐や、融雪剤の散布することの多いカナダなどの地域によっては新車販売台数の10%程度を占める施工率を誇っています。しかし約50カ国で販売するようになった今でも、全体のクルマに占めるFFP施工車輌の割合はまだ1%程度に留まっているというのが実情です」とルーク氏は言います。それでも2002年と比較すると、2016年時点では売り上げが3.5倍ほどに成長しているとのこと。着実にそのニーズの広がり、認知の拡大は実現できているのでしょう。


▲マーケティング担当のルーク氏

Xpel社のPPFの特徴は、その高い透明度や施工しやすさ、そして塗装を守る保護材としての性能の高さです。施工時に大きなフィルムから切り出す際にカッターを用いると塗装の表面に傷をつける可能性があるため、できるかぎり避けたいというのが施工現場の要望とのこと。そこでXpel社のPPFは、1999年よりDAP(デザインアクセスプログラム)を導入し、工場出荷時にあらかじめ、それぞれのモデルごとのボディ形状に合わせた寸法、形状に切り出したものを出荷しているそうです。



「類似したものももありますが、見えない性能と、違いの分かりにくいプロテクションフィルム。施工することなれば費用も安くない、という現状をを考えると、結論としてはXpel社のフィルムを使用することになります」と話すのは、このツアーに参加していた株式会社アクティブガレージの阿部代表。同社はラッピングやコーテエィングなど、クルマの高品質な仕上げを得意とするスペシャルなショップです。それだけ業界からの信頼も厚いと言えるでしょう。



後半はアレックス氏によるPPF施工実演。サンプルカーに選ばれたBMWのフロント部分にPPFを貼っていきます。各パネルごとに切り出されたシートをたっぷりの専用施工液を吹きかけつつ、気泡ができないようにピンと張っては余分な施工液を拭き取りながら貼っていく作業。見る見るうちに完成し、ボンネット、左右フェンダー、バンパーまでのエリアの施工は約2時間ほどで完成しました。



「実はアメリカで販売されているクルマを中心に、ほとんどのモデルに対応できるDAPデータをすでに持っているのですが、まだまだ日本では認知が足りない面もあり、施工実績が少ないのが現状です。世界的に見ても施工率の高いエリアといわれるカナダは、雪が多く、融雪剤からボディペイントを守りたいというニーズがあります。それは日本の雪国でも条件は大差ないと言えます。

簡単に施工でき、しっかりボディと塗装を守るPPFを、日本でもより多くの方に浸かっていただきたいですね。また、ハイエースやキャラバンのファン愛好家の方の中にはボディをきれいに、そして見栄えにこだわっておられる方も多いです。そして投影面積の大きなボディ形状など、そのアピアランスのコンディションを守る上で、PPFがその存在価値を発揮しやすい分野だと思います」と話すのは、Xpel社の日本での代理店、エクセルフィルム株式会社の飛鳥田社長。


▽右からルーク氏、飛鳥田社長、デモンストレーションを見せてくれたアレックス氏。

今までは、ハイエンド車種のユーザーが特に多いというPPF、PRが浸透してきた結果、今は車種別で一番実績を伸ばしているのが、なんとピックアップトラックのフォードF150だというのです。ルーク氏のスピーチの中でも、まだまだ市場規模を言及する段階ではないという話が出るくらい、これからの分野なのです。

圧倒的な透明度と艶やかさ、耐久性や防汚性など高いプロテクション効果。そして施工のしやすさなどを併せ持つXpel社のPPF。しかしながら、これを正しく正確に施工できる人材やの重要性も考え、研修や、日々の技術研鑽を磨くプログラムに至るまで、大切にし研究しているXpel社。



塗装を長持ちさせ、ボディの状態を保つことは、一台のクルマを大切に長く乗るための必要条件です。「近々さらに進化させたより高性能なプロテクションフィルムを発表する用意もある」とルークは話す。それもとても楽しみだ。プロテクションフィルムで愛車をいたわる。確かに日本でももっと注目されてよい分野と言えるでしょう。

Xpel Japanのホームページ
http://xpeljapan.com/protectionfilm/

[ライター・カメラ/中込健太郎]

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