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中古車の豆知識

更新2024.10.21

クルマを買うならどこがいい?各購入先の特徴と選ぶ際の注意点を解説

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外車王SOKEN編集部

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クルマの購入先には複数の選択肢があるため、どこで買うべきか悩んでいる人もいるでしょう。本記事では、購入先の候補とそれぞれの特徴とメリット・デメリット、購入先を選ぶ際の注意点を解説します。


クルマの購入を考えている人は、参考にしてみてください。


新車の購入先


新車の購入先


新車の購入先は、主にディーラー、サブディーラー、メーカー直販の3つです。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、どのような人におすすめなのかを解説します。


ディーラー


ディーラー(正規ディーラー)は、特定のメーカーと特約店契約を結んでいる正規販売店です。メーカー基準のサービスに則り販売しているため、「目当ての車種やメーカーがあり、質の高いサービスを受けたい人」や「新車をできるだけ早く購入したい人」に向いています。


メリット


メーカーから直接クルマを仕入れているため、新車を含めて豊富な車種があります。新車の仕入れが多いことで販売後の試乗・購入がしやすい点は、ディーラーならではのメリットです。また、購入後の点検や修理なども含めたサービスも充実しています。


デメリット


ディーラーが取り扱うメーカーは限定されているため、その場では他メーカーの新車と比較ができません。また、オプションやメンテナンス時の部品はメーカーの純正品を使います。そのため、サブディーラーに比べるとトータルコストは高くなりがちです。


サブディーラー


サブディーラーは、特定のメーカーと特約店契約を結んでいない自動車販売店です。顧客の要望に応じて、複数のメーカーから新車を取り寄せて販売しています。低金利ローンやマイカーリースなどを提供している販売店もあるなど、多様な購入方法があります。「特定車種を幅広いメーカーで検討したい」「柔軟なサービスで新車の保有コストを抑えたい」人に向いています。


メリット


複数メーカーのさまざまな車種を比較・検討したうえで購入できます。メーカーの制限がないため、柔軟な対応を期待できるのがメリットです。新車の場合、多様な購入方法によってトータルコストを抑えられる販売店もあります。


デメリット


販売店によって、サービス内容や取扱車輌にばらつきがあります。特に新車の仕入れは正規ディーラーが優先される傾向があるため、取り寄せに時間がかかることもあるでしょう。購入車輌の選択肢は豊富にある一方で、「すぐに新車を試乗したい・購入したい」という要望には応えにくくなっています。


メーカー直販


国内メーカーの新車販売はディーラー販売が主流ですが、一部メーカーでは直接新車販売を行っています。たとえば米国の自動車メーカー・テスラでは、メーカー直営店舗またはメーカーのウェブサイトから直接新車を購入することも可能です。


メリット


メーカーから直接購入するため、新車をいち早く購入できます。オンライン販売の場合は、新車を購入店舗に行く手間や商談のわずらわしさがありません。そのため「目当てのクルマが明確で、自分のペースで購入したい人」に向いています。


デメリット


日本ではディーラー販売が主流のため、メーカーから直接クルマを購入できるメーカーは限られています。また、オンライン販売は手間がかからない一方で、実車を確認できないため不安を感じる人もいるでしょう。ただし、テスラの場合は直営店舗であらかじめ実車を試乗し、その後オンライン販売を利用する方法もあります。


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中古車の購入先


中古車の購入先


中古車の購入先は、主にディーラー、中古車販売店、オークション、個人売買の4つです。それぞれのメリット・デメリットをふまえて、どのような人におすすめなのかを解説します。


ディーラー


ディーラー(正規ディーラー)は特定の自動車メーカーと特約店契約を結び、認定中古車を販売している正規販売店です。メーカーの基準をクリアした認定中古車を購入できるため、「買いたいメーカーが決まっていて、状態の良い中古車がほしい人」に向いています。


メリット


ディーラーの認定中古車は各メーカー認定の検査員が車輌状態を検査・評価しています。一定の品質が担保されているため、クルマに詳しくない人でも安心して購入できるのがメリットです。


デメリット


ディーラーは自社ブランドの価値を保つ必要があるため、認定中古車を大幅に値引きをすることはほとんどありません。そのため、他の購入先と比べて車輌価格は高くなる傾向があります。また、メーカーによっては初度登録からの経過年数が決まっていて、古い年式のモデルは取り扱っていないことがあります。


中古車販売店


中古車販売店は幅広いメーカーの中古車を買い取り、自社で整備・点検したうえで販売しています。新古車から旧車まで幅広い車輌を取り扱っていて、サービス内容や販売価格などを自社で柔軟に設定できるのが特徴です。


「幅広い選択肢の中から選びたい」「できる限り安く買いたい」という人に向いています。


メリット


メーカーを問わず、幅広い車輌から自身の条件に合う中古車を選択できます。そのため、ある程度条件を絞っても、複数の候補を見つけやすいでしょう。また、正規ディーラーと比べて価格設定は割安な傾向があります。


デメリット


中古車販売店によって、中古車の取扱基準やサービス内容にバラつきがあります。一方で独自のサービスやローン、保証を提供している場合もあるため、購入時によく確認しましょう。


オークション


個人向けのオークションサイト経由で購入する方法もあります。独自のカスタム車や限定販売車などの出品もあり、「ディーラーや中古車販売店では見つけにくい希少車を買いたい人」に向いています。


メリット


クルマ愛好家に人気の高い希少車に出会える可能性があります。オークション形式のため、入札者(他の購入者)が少なければ、相場よりも割安な価格で購入できることがあります。また、個人からの購入だと業者販売で発生する中間マージンがありません。


デメリット


基本的にオークションサイトの掲載情報のみで購入を判断するため、乗り心地や実際の車輌状態などを確認できません。また、プロが状態を確認するわけではないため、売り手・買い手ともに車輌の問題に気付けない場合もあります。


個人売買


友人・知人や親族など、個人からクルマを購入する方法です。ある程度近しい人から購入する場合は実車の確認や購入相談がしやすいため、トラブルのリスクを抑えることができます。


メリット


知っている人からの購入であれば安心感があり、価格の交渉や購入スケジュールなども相談しやすいでしょう。個人売買の1つであるオークションの利用には手数料が必要ですが、直接の個人売買であればそういった費用は不要です。


デメリット


売買の間に業者が一切入らないため、手続きやトラブル発生時の対応はすべて自身で行わなければなりません。また、前オーナーとの距離が近いからこそ、細かな要求をしてしまい、トラブルに発展してしまうケースもあります。


新車の購入先を選ぶ際の注意点


新車の購入先を選ぶ際は、下記の注意点を押さえましょう。


購入時期は慎重に検討する


新車は購入時期によって納期や販売価格が大きく異なります。フルモデルチェンジの時期や購入先の決算月では、通常時より安くなることがあります。「コストを抑えたい」、「早く納車してほしい」など、求める条件に応じて購入時期を検討しましょう。


相見積もりを取得する


新車の値引き相場は車輌本体価格の10%程度です。ただし、販売店によってはオプション代金を値引きしたり、独自の低金利ローンを提供したりして、トータルコストを抑えられるようにしています。相見積もりを取得し、コストが低い購入先を探しましょう。


アフターサービスや保証内容を確認する


アフターサービスや保証内容は、購入先によって異なります。正規ディーラーの場合、サービスや保証には一定の基準がありますが、サブディーラーは販売店によって異なります。また、正規ディーラーも店舗によっては独自のサービスを用意しているため、各店舗のサービスや保証内容はよく確認しましょう。


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中古車の購入先を選ぶ際の注意点


中古車の購入先を選ぶ際は、次の注意点を押さえましょう。


車輌の状態は目視で確認する


シートの使用感や車輌のにおい、実際の乗り心地などは写真では確認できません。そのため、できる限り目視で確認するとともに、試乗できる購入先を選びましょう。目視の確認が難しい場合は、傷やへこみの状態は写真を複数枚撮ってもらう、可能であれば動画も要求するなどしてみてください。


販売店(売り主)の信頼性を確認する


中古車販売実績や品質保証の仕組み、口コミなどから信頼性を確認しましょう。オークションの場合は、出品者の評価をよく確認してください。


保証の有無も確認する


中古車の購入では保証の有無も重要です。比較的新しいクルマで新車の保証が継続している場合と、メーカーや中古車販売店独自の保証が付いている場合があります。保証があれば一定の品質を期待でき、購入直後の不具合もカバーできます。


まとめ


新車の購入先にはディーラー、サブディーラー、メーカー直販が、中古車の購入先にはディーラー、中古車販売店、オークション、個人売買があります。


同じクルマでも、購入先によって値引き額やサービス内容、購入方法は異なります。また、新車の場合は納期、中古車は車輌状態に気を付けて購入先を選ばなければなりません。複数の候補を比較検討し、自身に適した購入先を見つけましょう。

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