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更新2023.01.30

フォルクスワーゲンは何年乗り続けられるのか。車種ごとの耐用年数から長く乗るコツまで

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外車王SOKEN編集部

フォルクスワーゲンに何年ぐらい乗り続けられるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。自動車大国ドイツの大手メーカーであるフォルクスワーゲンは頑丈だとよく言われています。今回は、フォルクスワーゲンの車種ごとの耐用年数について詳しく解説します。フォルクスワーゲンに長く乗るための方法や車選びのコツも合わせて説明しますので、初めての輸入車を購入しようと考えている方もご覧ください。


外車は国産車よりも寿命が短い?



外車は国産車よりも寿命が短いと言われたり、故障や不具合が多いと言われたりすることがあります。一方で、クラシックカーや旧車の外車が今でも元気よく走っている姿を見たこともあるでしょう。実は外車の寿命を左右するのは、オーナーのメンテナンス次第と言っても過言ではありません。「フォルクスワーゲンの耐用年数が短いと言われる理由」については後ほど詳しく解説しますが、結論は、外車は定期的なメンテナンスをしながら乗ると寿命を伸ばせますが、手入れを怠ってしまうと寿命が短くなってしまうのです。


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フォルクスワーゲン(VW)は何年乗れる?


フォルクスワーゲンは、エンジンオイル・ブッシュやマウント類などのメンテナンスを定期的にすれば、10年以上乗り続けることも可能です。しかし、メンテナンスが不足すると、不具合やトラブルが多くなり、修理が必要になったり、手放さなければならなかったりします。故障しやすい主な部分としては、窓(窓落ち)・オイル漏れ・内装パネルの剥がれやベタつきなどです。また、車種によって壊れやすい部分は異なり、耐用年数も違うため、車種ごとに特徴を説明します。


ゴルフ


フォルクスワーゲンの基幹車種でありコンパクトカーのベンチマークと言われるゴルフの耐用年数は長いです。定期的なメンテナンスや点検を実施し、部品交換やオイル交換などの手入れをしていれば、10年以上乗り続けられるでしょう。また、実際にゴルフ6で10万キロを超えた実例や、ゴルフ5で20万キロを超えまもなく30万キロを迎える車両も実在しています。しかし、2003年から搭載が始まったデュアル・クラッチ・トランスミッション「DSG」のトラブルが頻発しており、変速しない不具合やシフトが入らないといった故障が起きています。年式が新しいモデルでは、DSGが改善されてトラブルが減少している傾向です。MT車のクラッチをつなげるときのアクセルワークのように、少しずつ踏み足していくアクセルコントロールを身につければ、トランスミッションへの負荷が少なくなるため、寿命が伸びると言われています。


ポロ


Bセグメントに属するフォルクスワーゲンのコンパクトカーの ポロも、ゴルフと同じく寿命が長いです。定期的な点検や適切なメンテナンスを実施していれば、10年以上乗り続けられます。しかし、メンテナンスを怠ってしまうと、塗装の剥がれや褪せが発生します。また、型式や年式によっては、デュアル・クラッチ・トランスミッション「DSG」を搭載しているため、トランスミッションの故障に見舞われる可能性があるでしょう。DSGの不具合には、変速不良やシフトが入らないといったトラブルが発生します。年式が新しいモデルでは、DSGの改善がされていますが、乗り方次第でトランスミッションに負荷がかかってしまうため、注意が必要です。


ビートル


フォルクスワーゲンのかわいい車として知られ、猫背で丸型モチーフのモデルがビートルです。ビートルの寿命は、ベースとなる設計やプラットフォームがゴルフと同じであるため、耐用年数が長いです。定期的な点検を行い、メンテナンスを実施すれば、10年以上にわたり乗り続けることができます。しかし、メンテナンスが不足したり、ちょっとした不具合を放置したりすると、大きなトラブルにつながり、多額の費用が必要な修理をしなければなりません。実際にビートルで多い故障事例として、パワーウィンドウが閉まりきらなかったり空きっぱなしになったりしてしまうことがあるようです。トラブルを防ぐためにも、点検やメンテナンスを行い、違和感や不具合を感じたら、ディーラーや修理工場に入庫して異常がないか確認しましょう。


パサート


Dセグメントに属しており、セダンやワゴン、世代によっては4ドアクーペを展開していたパサートは、丈夫な設計となっているため寿命も長いです。定期的な点検や適切なメンテナンスを実施することで、10年以上乗り続けられます。トラブルの面では、窓落ちやDSGの不具合が発生することがあるため、少しでも違和感や異常を感じたら、ディーラーや修理工場に入庫するようにしましょう。また、内装に上質な素材やレザーが使われているため、内装の手入れも行ってください。


up!


フォルクスワーゲンのAセグメントに属するコンパクトカーup!の寿命は、定期的な点検や適切なメンテナンスを実施し、気を遣った丁寧な運転をした場合に限り長いです。特に、マニュアルトランスミッションをベースにした自動変速装置「ASG」は、変速トラブルなどの不具合が発生しやすいため、注意が必要です。マニュアルトランスミッションの構造を理解し、優しく丁寧なアクセルワークを心がけることで、ASGのトラブルを減少させ、寿命を伸ばすことができます。


アルテオン


クーペフォルムの5ドアハッチバックで、ラグジュアリーモデルのアルテオンは、新世代のプラットフォーム「MQB」を使用して作られているため寿命が長いです。定期的な点検やメンテナンスを実施すれば、10年以上乗り続けられると言えます。しかし、サッシュレスの窓を採用しているため、窓落ちなどパワーウィンドウに関わるトラブルに注意が必要です。また、トランスミッションにDSGを搭載しているため、変速トラブルやシフトが入らないといった故障が発生する可能性があります。アルテオンは、電気系統とトランスミッションのトラブルに気を付ける必要があると言えるでしょう。


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フォルクスワーゲン(VW)の耐用年数が短いと言われる理由



フォルクスワーゲンの耐用年数が短いと言われる理由には、日本とドイツの環境の違いや長期間乗り続けることによる経年劣化、考え方の違いが挙げられます。ここからは、フォルクスワーゲンの耐用年数が短いと言われる理由を詳しく掘り下げていきます。


走行環境がドイツと異なる


フォルクスワーゲンの耐用年数が短いと言われる理由には、走行環境の違いが挙げられます。日本は、ストップ&ゴーが多く、短時間・短距離走行がメインです。一方でドイツは、高めの速度域で長時間・長距離移動する場面が多くあります。走行環境が変われば、車にかかる負荷も異なります。日本の走行環境は、フォルクスワーゲンにとって過酷な環境で、シビアコンディションと言われるほどです。フォルクスワーゲンはドイツで走ることを想定されて作られた車であるため、日本においては耐用年数が短いと言われます。この点はドイツ車として有名なメルセデス・ベンツなども同じです。


長期間乗車することによる経年劣化


フォルクスワーゲンの耐用年数が短いと言われる理由には、長期間にわたり乗車することで経年劣化することが挙げられます。経年劣化する部分は、ブッシュやマウントなどのゴム部品・エンジンオイルやトランスミッションオイルなどのオイル関係です。ゴムやオイルは、時間が経過すると経年劣化し硬化や酸化が進むため、本来の性能を発揮できなくなります。このような部品は、定期的に点検を行い交換するようにしましょう。


「故障」の認識が外国と異なる


フォルクスワーゲンの耐用年数が短いと言われる理由には、「故障」の認識の違いが挙げられます。日本では、交換部品が発生すると「故障」と表現するケースが多いですが、実は定期交換部品だったというケースがほとんどです。ドイツでは、定期的に部品を交換することを故障とは言いません。また、定期点検やオイル交換などを警告する表示がされると、それを「故障」と勘違いするケースも多いようです。あくまでも点検時期やオイル交換時期のお知らせであるため、故障ではありません。警告している内容をしっかりと見てから、故障なのか故障ではないのかを判断するようにしましょう。


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フォルクスワーゲン(VW)に長く乗る方法



フォルクスワーゲンに長く乗るには、定期的なメンテナンスや整備が行き届いた車両を選ぶといった方法が挙げられます。ここからは、10年や20年にわたりフォルクスワーゲンと付き合うための方法を説明します。


定期的にメンテナンスを行う


フォルクスワーゲンに長く乗るためには、定期的なメンテナンスを欠かさないことが大切です。車は数万点から構成される機械であり、半永久的に使えるパーツもあれば、定期的な交換が必要なパーツもあります。特に、定期的に交換が必要なパーツは、経年劣化する部品でもあるため、車両に不具合が発生する前に交換するように心がけましょう。


新しい車・整備された車を買う


フォルクスワーゲンに長く乗るためには、新しい車や整備が行き届いた車両を選ぶようにしましょう。新しい車であれば経年劣化が少なく、整備された車両であれば、購入後のトラブルが続発する心配が少なくなります。また、車を選ぶときには、正規輸入車を購入するようにしましょう。正規輸入車は、日本の環境に合わせた仕様になっているため故障しにくいです。さらに、正規輸入車であれば、ディーラーや整備工場に入庫することができ、点検や整備・メンテナンスを受けられます。並行輸入車の場合は、ディーラーや整備工場で入庫を断られる可能性があるため、長く乗り続けるためにも正規輸入車を選びましょう。


こまめにオイル量の確認を行う


フォルクスワーゲンに長く乗るためには、オイル量のチェックをこまめにしましょう。オイルは、エンジンの冷却・潤滑・気密性を保つ・エンジン内部の洗浄・防錆といった役割を担っているため、オイル量の確認は大切です。また、フォルクスワーゲンをはじめとしたドイツ車や輸入車は、国産車よりも大量のオイルを消費する傾向があります。オイルゲージには、最低限のオイル量を示す部分と上限を示す部分があります。定期的にオイルゲージを確認して、最低限必要なオイル量を下回らないように注意してください。オイルゲージをチェックしたときに、オイル量が少ないようであれば、現在充填しているオイルを継ぎ足しましょう。


フォルクスワーゲン(VW)への乗り換えを検討した場合には外車王での売却見積もりを


フォルクスワーゲンは、基本的な設計が頑丈であるため、耐用年数が長いです。また、定期的に点検を行い、適切なメンテナンスを実施しておけば、良好なコンディションを維持できます。今乗っている車を売って、フォルクスワーゲンに乗り換える資金にしたいと検討したときは、外車王へ査定を依頼しましょう。外車王は外車を専門に扱っているため、外車ならではの特徴や耐用年数まで考慮した高い評価ができます。また、出張による査定は無料です。さらに、買取評価に納得できれば、その日・その場で売却することもできます。新車または状態が良い中古のフォルクスワーゲンを手に入れるための資金を少しでも多くしたいのなら、外車専門の買取をしている外車王へご連絡ください。


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故障対応を頭に入れて安心してフォルクスワーゲン(VW)に乗りましょう


フォルクスワーゲンは、耐用年数が長いため、しっかりと手入れをしておけば10年や20年は乗り続けることができます。しかし、故障しないという保証はないため、故障したときの対応を整えておきましょう。万が一の時の準備をしていれば、安心してフォルクスワーゲンに乗り続けることができます。万全の準備をしてフォルクスワーゲンとのカーライフを楽しみましょう。

フォルクスワーゲンを高く買い取ってもらうには

フォルクスワーゲン を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは フォルクスワーゲン の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

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外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

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