更新2023.01.30
フォルクスワーゲンの内装のモデル別の特徴やカスタムのポイントを解説
外車王SOKEN編集部
フォルクスワーゲンは、男女問わず人気が高く、スタイリッシュなモデルからかわいい車種までラインナップするドイツの自動車メーカーです。今回は、フォルクスワーゲンの内装について、車種ごとの特徴を解説するとともに、内装をカスタムする際のポイントについても紹介します。フォルクスワーゲンの内装や車内の様子を詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
フォルクスワーゲン(VW)の内装の特徴
フォルクスワーゲンの内装は、シンプルで機能的です。水平基調のダッシュボード、センタークラスターやセンターコンソールに集中している操作系インテリア、機能美を追求したボタンやスイッチ配置など、プレーンで上質な作りになっています。また、ダッシュボードやメーターフードにソフトパッドが使われていたり、ボディカラーと同色のパネルが配されていたりします。そのため、お洒落で上品な室内空間になっているのです。ここからは、フォルクスワーゲンの内装を車種ごとに詳しく解説していきます。
T-Cross
フォルクスワーゲンのコンパクトSUVであるT-Crossは、車種名の通り、ダッシュボードとセンターコンソールを繋げると「T字型」になっています。パネルやスイッチなどの出っ張りが少なく、スパッと切り落とした造形のダッシュボードが特徴です。またオプションで「デザインパッケージ」を選択すると、インパネのカラーをボディカラーと同色にすることできます。
センタークラスターには、上からナビなどを表示するモニター、エアコン吹き出し口、エアコン・オーディオなどのスイッチの順に並んでいます。ナビを表示するモニターがセンタークラスターの上部に位置しているため、ドライバーの視線移動が少なくて済むレイアウトです。センターコンソールには、シフトレバーが配され、座席の横に手動式のサイドブレーキとドリンクホルダーが並んでいます。
シルバーの差し色が入るステアリングホイールには、ステアリングスイッチが付いており、ハンドルから手を離さずにオーディオ関連の操作をすることが可能です。適度なサポートがあるシートは、座面にゆとりがあるため、ゆったりと座れます。長時間座っていても疲れにくいといえるでしょう。
ポロ
フォルクスワーゲンのコンパクトモデルの主力でBセグメントに属するポロの内装は、コンパクトなボディを感じさせない広々とした印象の室内になっています。横方向への広がりを感じさせるインパネや、奥行きがありフラットなダッシュボードを備えていることが特徴です。
センタークラスターは、世代によりナビ画面とエアコン吹き出し口の配置が異なります。どの世代にも共通しているのは、快適装備に関わる装置がセンタークラスター上部に位置しており、操作スイッチ類が下部に位置していることです。センターコンソールには、シフトレバーやサイドブレーキ・ドリンクホルダー・小物入れが配置されています。
ステアリングホイールは定番の円形かつ細めのステアリングであるため握りやすい形状です。シートは、適度なサイドサポートがある形状で、乗り降りがしやすく、広めの座面を備えています。
up!
フォルクスワーゲンの最小モデルでAセグメントのコンパクトカーup!の内装は、ダッシュボード部分に機能や操作が集中しています。ダッシュボードは、フラットで奥行きがある形状となっており、オプションでインパネのカラーをボディカラーと同色にすることも可能です。
センタークラスターにはエアコンの操作スイッチを配置しています。センターコンソールは、車両前方から深さがある小物入れ・シフトレバー・サイドブレーキの順に並び、必要最低限の装備のみとなっています。
ステアリングホイールは、細目の円形タイプが装着され、握りやすさ重視の形状です。シートは、ヘッドレスト一体型で、座面クッションの厚さが薄めとなっています。
ゴルフ
フォルクスワーゲンの基幹車種であり、コンパクトカーのベンチマークと言われるCセグメントのゴルフの内装は、ひとクラス上の上質さを備え、機能美を追求した飽きないデザインです。
センタークラスターを中心に左右へと広がるインパネは、ドアパネルまで繋がる造形で、横方向への伸びと広がりを感じられます。センタークラスターは、上段にナビ画面とエアコン吹き出し口、中段に操作スイッチ類、下段に小物入れを配置するレイアウトです。センターコンソールには、シフトレバー・ドリンクホルダー・ひじ掛けが装着され、フロントシートの乗員が快適に過ごせるアイテムが装備されています。
ステアリングホイールは円形で適度な太さがあるため、操作がしやすい形状です。シートは、フロント・リアともに広めの座面としながらホールド性があるため、すっぽりと収まり身体にフィットします。長い時間の移動でも疲れにくいシートといえるでしょう。
トゥーラン
フォルクスワーゲンのコンパクトミニバンであるトゥーランの内装は、ファミリーユースを考えた機能性重視のレイアウトやパッケージングです。
フラットで奥行きのあるダッシュボードを備え、センタークラスターを中心に横方向への広がりを持たせたインパネが、室内を広く感じさせてくれます。また、運転席から手が届く範囲に機能が集中しているのも特徴です。
センタークラスターにナビ・オーディオ、エアコンなどの機能を集中させ、センターコンソールにシフトレバー・ドリンクホルダー・アームレストを配置したシンプルな作りとなっています。シートは、乗り降りのしやすさを重視しているため、サイドサポートの張り出しが少ない形状です。
パサート
パサートは、フォルクスワーゲンのエレガントモデルで、Dセグメントのセダンとワゴンを展開するモデルです。横方向への広がりを強調するアクセントが加えられた二段構成のインパネ、装飾された太めのセンタークラスターやセンターコンソールがエレガントなモデルであることを主張しています。比較的新しい年式のモデルでは、アナログ時計がセンタークラスターの中央に設置されており、高級感の演出にも一役買っています。
センタークラスターは、上からエアコン吹き出し口、ナビ・オーディオ画面、操作スイッチの順に並んでおり、センターコンソールと一体化する造形です。センターコンソールは、前方からシフトレバー・ドリンクホルダー・アームレストと並び、シフトレバーの左右にドライブセレクトなどのスイッチ類が整列しています。ステアリングホイールは、金属調またはピアノブラックの差し色が入っているため、上質な印象です。シートは、座り心地や触り心地が良い生地を使用しています。
ビートル
フォルクスワーゲンの歴史を受け継ぐスタイリングが特徴のビートルの内装は、エクステリアのデザインコンセプトに準じた丸型がモチーフです。フラットで端の処理を丸くしたダッシュボードや横方向へ広がるインパネに配された丸型のエアコン吹き出し口がビートルらしさを主張します。また、世代によりインパネのカラーをボディと同色にすることも可能です。
センタークラスターは、上からナビまたはオーディオの操作パネル・エアコン操作パネルの順に並びます。センターコンソールは細めでスッキリとしたスタイルとなっており、シフトレバー・サイドブレーキ・ドリンクホルダーが装着されています。ステアリングは、細くて丸い形状で握りやすく操作がしやすいです。シートは、ビートルのデザインイメージに合った弧を描くサイドサポートがあり、かわいらしさとホールド性に優れています。
アルテオン
フォルクスワーゲンのラグジュアリー4ドアクーペのアルテオンの内装は、フラットなダッシュボード、細く横方向へ広がるエッジの効いた造形です。
センタークラスターには、アナログ時計を配置し、インパネデザインに一体化しているエアコン吹き出し口が高級感を与えてくれます。また、ナビ画面や操作パネルが並ぶセンタークラスターからセンターコンソールまで一体化した形状です。センターコンソールには、シフトレバー・シャッター付きドリンクホルダー・各種スイッチが整列しています。
ステアリングホイールは、フラットボトムのD型を採用していることから、スポーティーでラグジュアリーな印象です。シートには、上質な表皮が使用され、柔らかくもホールド性があるため、長時間のドライブでも疲れにくいといえるでしょう。
フォルクスワーゲン(VW)の内装はカスタム可能
フォルクスワーゲンは、どのモデルであっても基本的にシンプルな内装です。シンプルであるがゆえに、素っ気ないと捉えられてしまう場合もあります。しかし、シンプルであっさりとしているからこそ、カスタムしやすいといった考え方もあるでしょう。ここからは、フォルクスワーゲンの内装のカスタムについて解説していきます。
ライトを変える
フォルクスワーゲンのライトをカスタムするのは可能です。ライトと一言でいっても、ヘッドライト・リアコンビランプ・フォグランプ・リアフォグランプ・ウインカー・ポジショニングランプ・インテリアライトなど、さまざまなライトがあります。
数あるライトの中で特に変えやすいのはバルブです。インテリアライトのバルブやナンバー灯をLEDにするだけで、室内のイメージや後ろ姿の印象が変わります。ヘッドライトは、種類によってバルブ交換が難しいタイプもあるため、所有しているフォルクスワーゲンのライトバルブの種類を把握してからカスタムしましょう。
レザーシートを変える
フォルクスワーゲンの内装において、シートは肌に触れている時間がもっとも長い部分と言えるでしょう。シートは、表皮の張り替えやシートカバーでカスタムできます。シート表皮の張り替えは、時間と手間、そして専門知識や専用ツールなどが必要であるため、業者に依頼しましょう。また、シートの張り替えは、2座だけでも10万円以上の費用がかかります。
手軽にシートの変更をする方法は、シートカバーを使うことです。シートカバーの材質によって費用はさまざまですが、数万円前後で購入できます。さらに、シートカバーを使えば、もともと装着されているシートの保護にも繋がるため、買取時に減点されないといった点もメリットです。
アクセサリーを追加する
フォルクスワーゲンの内装で自分らしさを表現するために、アクセサリーを追加するという方法があります。手軽に追加できるアクセサリーとしては、フロアマット・バイザー・スイッチ類などが挙げられるでしょう。アクセサリーの加飾は、ちょっとした変化でも室内の印象が大きく変わることができるためオススメです。
シートや化粧塗装の張り替え
フォルクスワーゲンの内装は、シートや化粧塗装の張り替えで印象が変わります。ただし、変更するシートの表皮や化粧板によっては、車内の温度上昇によって溶け落ちたりベタベタしたりすることがあるため、耐熱性を確認しておきましょう。また、塗装したパネルは、鋭いもので引っ掻いたり強い衝撃が加わったりすると剥がれ落ちることもあるため、扱いに注意が必要です。
ガラスのフィルムを貼る
フォルクスワーゲンのガラスは、基本的にプライバシーガラスになっていません。そのため、ディーラーやショップでガラスフィルムを貼ることもカスタムのひとつとなります。基本的にガラスに貼るフィルムは、フロントガラスやフロントドアよりも後ろに施工するものです。ただし、フロントガラスやフロントドアも可視光線透過率が70%以上であればフィルムの施工ができます。ステッカーやシールをフロントガラスに貼り付けるのは、保安基準に適合しないため車検に通りません。ガラスフィルムを貼るときは、法律違反にならないように気を付けましょう。
フォルクスワーゲン(VW)への乗り換えなら外車王で査定を
世界基準のコンパクトカー「ゴルフ」やかわいい車代表の「ビートル」、スタイリッシュでスポーティーな「アルテオン」など、多種多様なラインナップをしているフォルクスワーゲンに乗り換えるためには、資金が必要です。今乗っている外車を高く買い取ってもらってフォルクスワーゲンの購入を検討している場合は、外車王に査定依頼をしましょう。外車王では、外車を専門に取り扱っており、長年の経験や実績があります。そして、外車ならではの特徴を理解しているスタッフが多く在籍しているため、他の買取店よりも評価額を上げられる可能性が高いです。さらに、無料出張査定が可能なため、自宅にいながら買取査定をすることができます。買取店へ出向くことなく査定ができ、評価額に納得できれば、即日売却も可能です。外車を売るなら外車王へお問い合わせください。
内装も充実したフォルクスワーゲン(VW)で楽しいドライブライフを送りましょう
フォルクスワーゲンは、シンプルな造形だからこそ飽きることなく長く付き合うことができ、カスタムしやすい内装を備えています。フォルクスワーゲンを手に入れて、内装を充実させて自分好みの室内空間を演出し、乗るのが楽しくなるインテリアを作り上げてみてはいかがでしょうか。目にしている時間や触れている時間が長い車内だからこそ、こだわりの装備や快適に過ごせるアイテムを充実させて、楽しいカーライフを送りましょう。
フォルクスワーゲンを高く買い取ってもらうには
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