ドイツニュース
更新2023.03.07
VW、電気駆動システムの中核部品を自社開発
外車王SOKEN編集部
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は2月20日、電気駆動システムの中核部品をすべて自社で開発すると発表した。これまで電池とモーターに限られていた自社開発部品をパルスインバーターと熱管理システムにも拡大。各部品間の連携を最適化して効率を最大20%引き上げるとともに、コスト削減を図る。トーマス・シュマル取締役(技術担当)は、「フォルクスワーゲン・グループは今後、トータルに最適化された統合システムを提供できる世界で数少ない自動車メーカーの1社になる。このノウハウによりグループとそのブランドが電動車でも技術的な主導権を握ることに寄与する」と述べた。
開発は電池、充電、電動車部品事業を統括するフォルクスワーゲン・グループ・テクノロジーで行う。自社開発のパルスインバーターは、近い将来に投入予定の電気自動車(BEV)専用車台「MEB」の改良バージョンに搭載できる見通しだ。
[画像/Volkswagen 提供元/FBC Business Consulting GmbH]