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更新2022.10.04

ボルボが頑丈な理由を解説!耐性技術から安全性能まで

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外車王SOKEN編集部

ボルボは「世界一安全な車」としても知られるスウェーデンの自動車メーカーです。実は、ボルボは高い安全性と共に、高い強度・耐性も備えています。今回は、ボルボの安全性を支えている頑丈なボディ構造について解説します。また、他メーカーとの違いについても合わせて説明していますので、頑丈な車を探している方は、車選びの参考にしてみてください。


ボルボは頑丈?



ボルボは頑丈だと言われますが、本当なのでしょうか。1980年代、「ボルボは、乗る人を守るために、毎週2台ずつ新車を壊し続けます」のナレーションと共に、崖からボルボを落として頑丈さをアピールするテレビCMが放映されていました。動画を確認すると、フロントボンネット部分は潰れていますが、乗員のスペースは潰れていません。映像からもボルボは頑丈であることがわかります。また、車を壊すCMを放映していることから、頑丈であることに自信があると言えるでしょう。


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ボルボが頑丈と言われる理由


ボルボは、1980年代のテレビCMや衝突実験の映像からもわかるように非常に頑丈です。ここからは、ボルボが頑丈と言われる理由について解説します。ボルボの本拠地であるスウェーデンの土地柄や他社に先駆けた安全思想が取り入れられたボルボのこだわりを見ていきましょう。


スウェーデンでの走行が前提となっている


ボルボは、スウェーデンに本社を置く自動車メーカーです。スウェーデンの冬は非常に寒く、積雪や路面凍結が発生し、野生動物のヘラジカが飛び出してくることもあります。 ヘラジカはオオジカとも呼ばれ、体長約3m・体高約2.5m・体重約250kg~850kgとシカ類の中でも最大のシカです。道路を横断するヘラジカを跳ねてしまうと、足をすくわれたヘラジカがフロントガラスを突き破り、乗員が怪我を負う事故が発生します。ボルボは、ヘラジカに衝突しても、大惨事にならない頑丈なボディ構造を軸に開発を続けました。つまり、250kg以上の衝突に耐えられるように設計された頑丈なボディ構造がボルボの安全性を確立したのです。


高強度技術が使われている


ボルボは、頑丈な車作りに成功したものの、結果として車両重量増加を招いてしまいました。車両重量が増加すると、燃費が悪くなり、環境への負荷が大きくなります。そこでボルボは、ボディ強度を下げることなく、車両重量を軽くするウルトラ高張力鋼素材をV40やXC60に取り入れました。ボロンスチールによるウルトラ高張力鋼は、硬化性・強靭性・溶接性・加工性に優れているだけでなく、高い疲労限界や摩擦抵抗を併せ持つ素材です。
溶接には、レーザー溶接を採用し、構造用接着剤を使用することで高い強度を実現しています。さらに、多重層構造や圧延技術などの最先端技術を取り入れたボディ構造であるため、軽量でありながら強靭な骨格を形成することに成功しました。軽量化により、ボルボならではの安全性を保ちながら、燃費を向上させることにも繋がっています。


衝撃を吸収する鋼材で製作されている


ボルボのボディは、衝撃を吸収する構造が採用されています。衝撃を吸収するボディ骨格は、V70の事故例で見ることができます。


1997年式のV70第一世代と2009年式V70第三世代が衝突したとき、V70第一世代のドライバーは、胸部に重篤な怪我を負い、足首も骨折してしまいました。しかし、V70第三世代のドライバーは、首と肩に痛みを感じ、膝に青あざができただけで済んだのです。同じ車種でありながら、怪我の程度に違いがあるのは、ボディ骨格やステアリングなどの構造・素材などに違いがあるためです。


V70は、1997年の第一世代から2009年の第三世代にかけて、ボディフレーム構造の改良・ステアリングやシートベルトなど・改善されました。中でも、衝突時の安全性を向上させるボディ骨格の改良は、衝突の圧力や応力を分散する仕組みを取り入れたことが大きなトピックです。事故によって加わる力を分散させる頑丈な衝撃吸収ボディは、乗員の怪我を軽減させる効果があります。


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ボルボの安全性能


ボルボの安全性の高さは頑丈なボディによるものだけではありません。安全性を高める技術開発や先進的なシステム開発にも積極的です。ここからは、ボルボが開発した技術や先進的な装備について解説します。


3点式シートベルトの開発


今やどの車にも当たり前のように装着されている3点式シートベルトは、最初にボルボが1959年に開発しました。そして誰もがシートベルトの恩恵を得られるようにと、特許を無償公開したのです。以降、3点式シートベルトは、どのメーカーのどの車種にも装着されるようになり、100万人を超える人々の命を救ってきたと言われています。


オートブレーキシステム


ボルボの予防安全性能には、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付 CTA(クロス・トラフィック・アラート)があります。このCTAは、ミリ波レーダーで周辺の車両・歩行者・自転車などの存在を検知するシステムです。接近する車両・歩行者・自転車などがいる場合、衝突回避および被害軽減のブレーキをかけてくれます。衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付 CTAは、死角が多い駐車場やバックでの発進・狭い場所・人通りが多いところで役立つ機能です。近年では、ボルボの人気コンパクトモデル「XC40」にもCTAが搭載されています。頑丈なボルボの安全性を高める予防安全装置は、今後も拡大していくでしょう。


全車速追従機能付ACC


ボルボの全車速追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は、一定の速度を維持し、前方を走行している車両との車間時間を維持する機能です。主に高速道路で使う全車速追従機能付ACCは、希望の速度と車間時間を設定することができます。また、前方の車両が自車よりも低速で走行している場合、自車の速度を自動的に前方車両に合わせる追従機能が付いています。自車よりも低速で走行している前方車両がいなくなると、設定した速度に回復します。全車速追従機能付ACCは、特に注意が散漫になりやすい高速道路での運転をサポートしてくれる便利な機能です。


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ボルボとその他外車との安全性能の違い



ボルボと他社の安全性能については、大きな違いがありません。ただし、安全に対する考え方や思想、研究・開発の期間や着手時期は、他社よりもボルボの方が先行していると言えるでしょう。


頑丈なボディを持つことで知られる自動車メーカーは、ボルボの他にメルセデス・ベンツが挙げられます。かつて、頑丈なボディのボルボやメルセデス・ベンツは、電柱にぶつかると電柱が折れると言われたほど、強固で頑丈すぎるボディ構造となっていました。


頑丈さが売りだったメルセデス・ベンツは、1939年に「自動車の衝突安全性」の研究に着手し、1953年に世界初「衝撃吸収構造ボディ」を採用した量産車を発表します。一方、ボルボは、1944年に合わせガラスのフロントガラスを発表し、1959年に3点式シートベルトを開発するなど、世界初の安全機構を導入しています。


また、レーダーやカメラを使った予防安全システムでは、スバルの「EyeSight(アイサイト)」が先駆けと言われますが、実はボルボもカメラ・レーダー・赤外線を活用した予防安全システムを開発していました。日本では、国土交通省の認可が下りなかったため、市販化ができなかっただけなのです。


さらに、対人用エアバッグは、スバルよりもボルボの方が2年も早く開発し、販売もしていました。現在では当たり前になっている安全システムは、ボルボが先行していることが多いと言えるでしょう。


ボルボを長く乗るためには定期的なメンテナンスが重要


頑丈で安全性が高いボルボに長く乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが重要です。ボルボは、厳しい寒さになる北欧での使用を考えられた設計がされているため、日本の夏のような高温多湿の環境が苦手です。


エンジンオイルや冷却水などの潤滑・冷却関連、ブッシュやマウントなどの部品は、定期的に交換や補充をしましょう。定期的なメンテナンスや点検を怠ると、不具合やトラブルが発生し、故障の原因になります。定期的なメンテナンスは、時間と費用がかかってしまいますが、故障したときの修理費用と比較すれば、安く抑えられることがほとんどです。定期点検やメンテナンスは、しっかりとしておきましょう。


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長く乗れるボルボへの乗り換えを検討した場合には外車王で無料査定


ボルボは、安全性が高く、頑丈な車です。しっかりとメンテナンスをすれば、長期間にわたり乗り続けることができます。また、ウッドパネルやソフトパッドを使った落ち着きのある内装も特徴的です。ただし、多くの魅力を持つボルボに乗り換えるためには、資金が必要になります。


ボルボを購入する資金を増やすためには、現在乗っている外車を少しでも高く買い取ってもらうことがポイントです。外車を高く売りたいのであれば、外車の買取を専門にしている外車王へお問い合わせください。外車王は、メーカー・車種・年式・輸入方法・新車・中古などを問わず、外車全般の買取ができます。また、無料の出張査定であるため、自宅にいながら買取査定することが可能です。評価額に納得できたら、即日売却できるのも外車王の特徴です。


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頑丈なボルボで安心してドライブを


ボルボは、安全に対する長年の研究や開発だけでなく、スウェーデンならではの道路上でのトラブルに対応した頑丈な車作りが特徴です。近年では、頑丈な造りはそのままに、軽量化や衝撃吸収構造を取り入れて、安全性能と環境性能を両立させています。さらに、長年の研究から生まれた信頼性の高い予防安全性能や運転支援システムなどにより、快適で安心なドライブをサポートしてくれます。あなたも頑丈で安全性が高いボルボで安心のカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。


 

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