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輸入車の選び方

更新2022.09.15

ボルボは高級車なのか。高級モデルの価格や人気の理由まで解説

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外車王SOKEN編集部

ボルボは近年、右肩上がりに販売台数を伸ばしています。ボルボの80〜90年代モデルのイメージは「角張ったデザインの安全で実用的な車」でしたが、現在では「モダンな高級車ブランド」という印象に進化しています。この記事では現代のボルボについて、その世間的な評価やイメージ・車種ごとの特徴について解説していきます。


ボルボが「高級車」と言われる理由



かつてのボルボは質実剛健で安全性の高い「実用車」というイメージが強く、「ボルボは高級車か」という問いに対して、肯定できるだけの風格や質感はなかったかもしれません。しかし、今では旧来のイメージを払拭し、他の欧州車と肩を並べるプレミアムブランドとして認知されています。ここでは、ボルボが高級車と言われる理由について説明します。


ブランド戦略


かつては、高級車ではないという評価を得ていたボルボですが、 2010年以降の思い切ったブランドイメージの改革によって、伝統的でありつつも新しいプレミアムブランドへと成長を遂げました。


ボルボは深刻な経営難から、2010年にフォードから浙江吉利控股集団(以下、吉利)に売却されました。吉利は「出資はするが開発には口出ししない」というポリシーを掲げ、ボルボの独自性を保つことに注力します。この買収で新たな資金とデザイナーを手に入れたボルボは、ここからV字回復の快進撃を始めました。それまでの実用車然としたデザインから、シンプルでありながらも、モダンでラグジュアリーなデザインへと刷新されたボルボは、日本でも高級車として改めて注目されはじめ、新しい購入層の取り込みにも成功しました。その結果、2017年にはXC60が、2018年にはXC40が日本カー・オブ・ザ・イヤーの大賞を2年連続で受賞し、国内におけるブランドイメージの向上と人気の回復を成し遂げました。


落ち着いたデザイン


現代のボルボは「スカンジナビアンデザイン」という概念を軸に、高級感のある落ち着いたデザインを打ち出しています。


清潔感とゆとりのあるデザイン思想を基とし、高級感がありながらもシンプルにまとめられた構造で、手の届きやすい価格を実現したのが現代のボルボです。「デザイン・安全性・価格」を高い次元でバランスが取れているラインナップのボルボは、どれを取っても選ぶ人のこだわりに応えてくれるでしょう。


車体価格が国産車よりも高い傾向にある


高い安全性と上品なデザインを兼ね備えた魅力的なボルボですが、国産車と比較すると車体価格が少し高い傾向にあります。


しかし、中には国産車と価格差の少ない車種もあります。例えばボルボ V40は304.5万円〜であり、同クラスの国産車と比較しても20万円ほどしか価格差がありません。さらに、20万円の差額の中に国産車ではオプションとなる「先進運転支援システム」が標準で含まれているので、乗り出し価格になるとさらに価格差は縮まります。


わずかな価格差で、国産車にはないデザインと安全性を備えているとなれば、決して高額とは言えないかもしれません。


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ボルボで特に高級なモデルの特徴と価格の目安


大衆車から高級車までラインナップするボルボは、スウェーデンのトヨタ的ブランドです。


地元スウェーデンではトップシェアを誇り、40シリーズのような手の届きやすい価格帯の大衆車からフラッグシップモデルの90シリーズまで、多彩なラインナップを誇ります。このラインナップの中で、どのモデルを選んでも、ドライバーと歩行者に最大限の安全配慮がされているのが、他のブランドにはないボルボだけの特徴です。


ここでは、そんなボルボのラインナップの中でも、特に高価格帯のモデルの特徴と価格の目安を紹介します。


XC90


XC 90は、ボルボのフラッグシップ SUVです。全長4950mm×全幅1960mm×全高1760mmの大柄のボディとラグジュアリーな内外装デザインは、ボルボの最高級車としてふさわしい威厳を備えています。 またPHEV モデルの「XC90 T8 Twin-Engine AWD Inscription」なら、ハイブリッド走行時の燃費は15.3km/リットル(JCO8モード)と、その大きな車格からは想像できない好燃費を実現しています。


「T8 Twin-Engine AWD Inscription」の価格は1009万円、一番お求めやすい「B5 AWD Momentum」でも834万円からと、価格もフラッグシップモデルにふさわしいものになっています。


V60


V60は、スポーティーで実用的なエステートモデルです。


のんびりした牧歌的なイメージのボルボの中では、スポーティーなV60は異端な存在かもしれません。そんなV60の中でも特に異彩を放つモデルは、PHEVでありながら420PSを出力する「V60 T8 Polestar Engineered」です。足回りをオーリンズのダンパーとブレンボの6ポッドキャリパーで固め、0-100km/h加速タイムが4.3秒というスーパーカー並みの動力性能を持ちながら、リチウムイオン電池で42kmのEV走行を可能としています。環境意識の高いボルボらしいスポーツモデルと言えるでしょう。


「V60 T8 Polestar Engineered」は65台の限定販売で、価格は919万円からとフラッグシップモデルV90の最上級グレードに迫る高級車です。しかし「V60 B4 Momentum」なら499万円からと手の届きやすいプライスに設定されています。


S80


S80は、2011年から歩行者を検知する安全支援装置を装備しています。


1998年に販売されたS80は、当時のフラッグシップエステートV70と肩を並べるフラグシップサルーンです。特筆すべきは2011年からすでに装備されていた「ヒューマン・セーフティ(歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステム)」です。国産車では近年普及してきた「人間を検知できる安全支援装置」が、約10年前から装備されているのは、さすがボルボといったところでしょう。現在ではフラッグシップサルーンの座をS90に譲ったものの、その安全性は現代でも十分通用する実力を有しています。


そんな、2006年当時のS80の「ベースグレード」の新車価格は575万円から、 最上級グレードの「V8 TE AWD」の新車価格は939万円からです。


S60


S60は、日本国内での使用にも適した実用的なセダンです。


現代では、日本国内でのボルボのラインナップの中で唯一のセダンとなったS60は、世界ツーリングカー選手権にも出場していた高性能スポーツセダンです。 北米向けに開発されたモデルにも関わらず、全幅1850 mmのコンパクトな車体は、都市部のパレット式立体駐車場の利用が可能なサイズです。そのため、自宅の限られた駐車スペースに収まる輸入車をお探しの方にもお勧めできます。


そんな、S60の通常モデル「S60 B4 Momentum」は499万円から、高性能モデル「S60 T8 Polestar Engineered」は30台限定で、価格は919万円からになっています。


ボルボ の買取相場についてチェックする >

ボルボを選ぶ際の注意点・ポイント



ボルボは、モデルチェンジの度にデザインや安全性能がどんどん進化していくので、購入するタイミングやモデルの選定に悩まされている方も多いでしょう。 しかし、その苦悩は選ぶ楽しさの裏返しでもあり、人生に数回しかない貴重な体験とも言えます。


ここでは、自分に合ったボルボを選ぶために必要な注意点やポイントについて解説していきます。


前提として「高級感」の定義は人それぞれであることを理解する


演出された高級感と本質的な高級感の違いを理解して、自分の求める車を選びましょう。


人が高級感を感じる要素は様々ですが、一見で感じ取れる要素のほとんどは高級感を「演出」するために飾り付けられた艶やかなボディーカラーや、艶かしく輝くメッキパーツなどです。それに対して、本質的な高級感というものは、その飾り付けられる前の「基礎」となる安全性能や環境性能といった、ボルボが情熱をかけ続けている機能そのものです。


また「高級感」と言っても、たとえば「煌びやかでゴージャスな装飾」を高級だと感じる人もいれば、「シンプルで質が高い装飾」を高級だと感じる人もいるでしょう。
このように「高級感」の感じ方は人それぞれであることを意識しておきましょう。


「演出された高級感」と「基礎となる高級感」を見極めることが、自分に合った車を選ぶ上で最も大切なことです。 


自分の環境・収入に合ったものを購入する


いくら車が格好良くとも、身の丈に合わない車に乗るのは、不格好に見えてしまうかもしれません。


ショーウィンドウに煌くボルボを見ていると、アクセサリーや時計のようなファッションブランドかのように見える錯覚に陥ってしまいますが、いくら美しくともボルボは車という名の実用品です。車は、通勤や休日のレジャーの移動に使用する移動手段であって、ステータスシンボルとして自慢することが主な目的ではありません。背伸びして高級な車を買ったがために、ガソリン代や休日に遊びに行くお金がなくなってしまっては本末転倒です。


車はあくまで生活を支える道具と捉え、自分の環境や収入に合ったモデルを選び、ボルボが似合うスマートな生活を送りましょう。


中古車を購入するのもあり


新車と見間違うような中古車が揃っているのもボルボの魅力のひとつです。


新車の購入をやめて中古車を購入するというのはネガティブに聞こえるかもしれません。しかし、ボディカラーやメーカーオプションなどの細かい仕様にこだわりがないのなら中古車もおすすめです。 例えば、「S60 T5 Inscription」は新車価格が614万円からですが、当年に登録された6000kmしか走行していない中古車は約500万円で販売されています。これは目標販売台数を達成するために、ディーラーの社用車として短い期間だけ使用されていた車なので、新車と比べても特別見劣りすることはありません。


実際に中古車を目にしてみて、抵抗がなければ購入を検討する余地が十分にあると言えるでしょう。 


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今乗っている外車を売却するなら外車王で無料査定


外車を少しでも高く売るなら、外車が得意な中古車買取店で査定することが、高額買取のポイントです。


ボルボに乗り換える際に、 避けては通れないのが今乗っている外車の売却です。外車は「買う時は高く、売る時は安い」のが通説ですが、できるだけ高く売って次のボルボの購入資金にしたいとお考えではないでしょうか。 


例えば、 約8万km走行した2010年式の BMW 320iの中古車相場は60万円前後です。一般的に中古車価格の5〜7割ほどが買取価格と言われていますが、この約2割の買取額の振れ幅は、査定を行った中古車買取店が外車の取り扱いが得意か不得意かによって変わってしまいます。


しかし、外車王では、創業以来20年間で培った外車専門のノウハウで、常に一番高い価格で買い取ることができるのです。今お乗りの外車の売却を検討中なら、迷わず外車王にご相談ください。売却に至らなくても外車王はキャンセル料や出張査定料の請求は一切いたしません。輸入車専門の外車王では二重査定なし・素早い全国出張査定でお客様のご要望にお答えできます。 


高級感のあるボルボで華やかなカーライフを送りましょう


上述の通り、ボルボは高級車のイメージ通りの1,000万円を超えるラグジュアリーモデルからお買い得な中古車まで、多彩な選択肢から選ぶことができます。 また、どのモデルを選んでも世界屈指の安全性と環境性能が備わっています。ここまで説明したポイントを参考に、自身の生活スタイルや予算に合ったあなただけのボルボを見つけて華やかなカーライフを送りましょう。

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ボルボを高く買い取ってもらうには

ボルボ を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは ボルボ の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

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