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ドイツニュース

更新2021.03.09

ボルボ・カーズ、2030年までに完全なEVメーカーに

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外車王SOKEN編集部

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スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは3月2日、2030年までに完全な電気自動車メーカーに転換する計画を発表した。急成長するプレミアム電気自動車市場のリーダーを目指す方針で、同年までにハイブリッド車を含め内燃エンジン搭載車をラインアップから減らして行き、販売するモデルをすべて電気自動車にする計画。また、電気自動車はオンラインのみで販売する計画も明らかにした。


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▲ボルボ アマゾンがEVとなって甦ってくれたら…

近年は電動車の需要が大きく伸びている一方、内燃エンジン搭載車の市場は縮小傾向にある。同社は今後、法律の制定や利便性の高い充電インフラの普及により、消費者による電気自動車の受け入れが加速すると見込んでいる。

ボルボ・カーズのハーカン・サミュエルソン社長は今回の発表に際し、「成功し続けるためには、収益性の高い成長が必要だ。そのため、縮小する事業への投資ではなく、電気自動車とオンラインという未来への投資を選択した」とコメントした。

同社は今後、電気自動車のラインアップを強化していく。2025年までに、世界全体の販売台数に占める電気自動車の割合を50%に引き上げ、残りをハイブリッド車とする目標を掲げる。2030年までには、販売モデルすべてを電気自動車にする計画。

■電気自動車はオンラインのみで販売

ボルボ・カーズは3月2日、電気自動車の販売をオンラインのみとする計画を発表した。顧客との接点を根本から見直す方針であり、オンラインと店舗などオフラインの顧客体験のシームレスな(継ぎ目のない)統合を目指す。また、「ケア・バイ・ボルボ(CarebyVolvo)」の名の下に、さまざまなサービスを顧客に提供していく方針も明らかにした。

販売のオンライン化により、購入プロセスが簡易化され、価格設定の透明性も高まるとしている。なお、従来の販売店舗との協力も強化する方針で、ディーラーと共により強固な顧客関係を構築していく方針を示している。ディーラーは引き続き、車両の準備、納車、整備など様々な重要なサービスを提供し、顧客体験の重要な部分を担い続けると説明している。

ボルボ・カーズはこれまで、「ケア・バイ・ボルボ」を通して、1カ月あたりの一律固定料金に保守サービスや保険料金などあらゆるサービスが含まれている新しい料金体系を提供してきた。今後は、「ケア・バイ・ボルボ」の名の下に、利便性の高い様々な顧客サービスを提供していく。

[提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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