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ドイツニュース

更新2022.04.26

ボルボ・カーズの3月販売22.1%減、電動車ブランドは6.8%増加

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外車王SOKEN編集部

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズが4日発表した3月の世界販売は前年同月比22.1%減の5万8,667台にとどまり、9カ月連続のマイナスとなった。


販売減少の要因について同社は言及していないものの、顧客需要は引き続き強いとしていることから、コロナ禍における生産調整の影響が尾を引いているものとみられる。


1-3月期の販売は前年同期比20.1%減の14万8,295台だった。同社は3月22日のプレスリリースで、生産状況は「特定の種類の半導体不足」により一時的に悪化しており、4-6月期も影響を受けるとの予想を示している。


電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など充電可能な車種の専門ブランド「リチャージ」は、3月の世界販売の35.5%、欧州販売の半分以上を占めた。



3月の販売台数はすべての市場でマイナスとなった。


地域別にみると、主力の欧州市場が30.4%減の2万6,954台と落ち込み幅が最も大きかったほか、中国市場も22.6%減の1万2,378台に大きく後退した。米国(5%減、9,428台)、その他の地域(7.1%減、9,907台)も振るわなかった。


一方、同月のリチャージブランドの世界販売は6.8%増の2万838台に拡大した。伸び率を地域別にみると、最も大きい米国が91.6%増(2,430台)で、これに中国の74.3%増(1,314台)、その他の地域の26.8%増(2,804台)と続いた。


欧州は6.4%減の1万4,290台と振るわなかった。


リチャージの完全電気自動車(BEV)の伸び率は316.2%(米国1,196.2%、中国839.3%、欧州189.8%、その他の地域8,290.9%)を記録し、BEVの需要が急拡大している様子がうかがえる。


3月の販売台数をモデル別にみると、1万6,855台の「XC60」を筆頭に、「XC40」(1万7,584台)、「XC90」(9,141台)のSUV3モデルが好調だった。


同社はウクライナ戦争の影響について、同国のサプライヤーとの取引は限られるため直接的な影響はないとしながらも、自動車生産を取り巻く様々な分野のコストが上昇しており、影響を抑えるための対策に取り組んでいるとしている。


[画像/ボルボ・カー 提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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