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ドイツニュース

更新2020.03.04

ボロコプターにDBシェンカーなどが出資

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外車王SOKEN編集部

「空飛ぶクルマ」を開発するドイツの新興企業ボロコプターは2月21日、ドイツ鉄道(DB)のロジスティクス子会社DBシェンカーなどが資本参加したと発表した。投資ラウンドのシリーズCを当初予定の5,000万ユーロから8,700万ユーロに拡大した際に出資したもので、三井住友海上火災保険や米シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルのトランスリンク・キャピタルなども投資ラウンドに参加した。


▲「VoloDrone」、クリストフ・ホメット・チーフエンジニア 出所:(c)Volocopter

ボロコプターは、垂直離着陸が可能な電動ヘリコプターを開発しており、自動操縦システムの導入も視野に入れている。タクシー用途の電動ヘリコプターの開発を進めるほか、昨年10月には大型貨物輸送用ドローン「ボロドローン(VoloDrone)」のデモ機を発表した。「ボロドローン」は、物流のほか、農業、インフラ分野、公共事業などにも活用できると見込んでいる。

ボロコプターはさらに、独自動車大手ダイムラーのディーター・ツェッチェ前社長、独ソフトウエア会社CASソフトウエアの創業者であるマルティン・フープシュナイダー氏、中国の浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)のYifanLi(フランク・リー)副社長、DBシェンカーのヨッヘン・テーヴェス最高経営責任者(CEO)が同社の顧問に就任したと発表した。

ボロコプターにはこれまでに、ダイムラーや浙江吉利控股集団、米半導体大手のインテルなどが出資している。

また、三井住友海上火災保険は2月25日付のプレスリリースで、ボロコプターとの業務提携で合意したと発表した。アジア地域における「空飛ぶクルマ」事業に関する提携先として、ボロコプターの実証試験などに参加し、「空飛ぶクルマ」の機体や運営に関するノウハウを集積し、保険商品やサービスの開発につなげていく方針を示している。

[提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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