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更新2021.02.13

公開2021.02.13

絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.3 横浜ヒストリックカーデイ編

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きもだこよし

世の中不要不急の外出を控えるようにということもあり、このコロナ禍でイベントもそのほとんどが中止や延期に追い込まれている状況です。さらに、今やオリンピックでさえも中止になるのでは…と、世間ではささやかれるなどまことに残念な状況が続いております。



しかしながら、それではこのお話が何も進展しない。ということで、少しばかりボク“絵描き屋・きもだ”の過去にお邪魔したイベントの話をさせていただきたいと思います。

■横浜ヒストリックカーデイを振り返る


横浜ヒストリックカーデイは、2011年から横浜赤レンガ倉庫の広場にて開催されるクラシックカーのイベントです。昨年もどうにか開催することができたとのことでしたが、筆者である絵描き屋は仕事の都合から昨年は伺うことは叶いませんでした。参加資格は1974年までに生産された自動車となっております(2016年からタイヤ、ホイールも当時の仕様に準拠したものとなっております)。



ボクがこのイベントにお邪魔することになったのは2015年から。開催日より遡ること半年位でしょうか、主催者のM氏よりご連絡があり、伺うことになりました。当時より同イベントでは子供たちにクルマの絵を描いてもらうということを行っていました。そのこともあり他に何か催しはできないだろうか?と相談されたことがありました。



赤レンガ倉庫は多くの来訪者が期待できる場所でもあり、参加者だけでなく一般の観光客や買い物客でもにぎわっています。そこで、参加者のお子さんだけでなく、そうした一般のご家族のお子さんにも積極的に参加して描いていただくのはどうだろうか?そして後日、赤レンガ倉庫内のスペースにて展示を行い当日来ていた方々に再び足を運んでもらえば、赤レンガ側にとっても良いことではとお話をさせていただいたことを憶えています。



もっともそこまでは諸般の事情で実現にはいたりませんでした。

■“絵描き屋きもだ”の役目と秘密のお仕事


さて、当日それではボクは何をしに行ったのかと申しますと、イベントで「きもだ賞」なる賞を設けていただいたのです。「これは!」という車両をイベント開催中に描いて額に入れ、授賞式でお渡しをするというサプライズの準備をしておりました。それがこちらのジャガー、このときの車両はもちろん、オーナーのいで立ちに至るまで当時のイメージを彷彿させていたことが受賞の理由でした。



本部にてこっそりと描いておりましたが、いざ受賞者にお渡ししようとしたときにご本人が途中退場ですでにいなかったという予想外の事態が待ち受けておりました。とはいえ後日主催者の方からしっかりお渡ししていただけたとのことです。

■6年の歳月が流れても憶えている歓声


このときから既に6年の歳月が流れており、さまざまな記憶があいまいなところもあるのですが、今でも明確に耳に残っていることがあります。

それはイベントの終わりに各車両がエンジンを掛けて帰りはじめたそのときでした。車両に向かって子供たちが口々に「動いた!動いた!!」と歓声を上げはじめたのです。



それは参加者のご家族だけでなく、その場にいた多くの子どもたち、恐らくはイベントをこの場で知り(もしかしたらいかなるイベントか自体も存じなかったかも)たまたま赤レンガ倉庫に遊びに来ていたご家庭の子どもたちまでもが歓声を上げていました。そのときこの子たちの心の中にはきっとこのことがずっと残るに違いないと思ったものです。

■あれから6年の歳月が流れ、当時の子どもたちはというと…?


2021年の現在、当時小学6年生であれば、もしかしたらもう免許の取れる年になっているお子さんもいるかもしれません。





今年1月のある週末の金曜日、所用で出かけた帰りにふと夜の大黒パーキングに立ち寄ることがありました。日曜日の日中はここに多くのクルマが集まってきますが、希少な車両やスーパーカーなどが数多く、オーナーの年齢もそれなりです。しかし、この日は多くの若者達とクルマを見ることができました。もちろん突出したスーパーカーのような存在は見当たりません。多くが国産の中古車です。それでも皆が思い思いの仕上げ方で乗られているようでした。



もしかしたらあの時の少年たちもこの中にいるのではないだろうか?そう思いながら大黒パーキングを後にして、絵描きは次の旅路に向かいます。

■横浜ヒストリックカーデイ-公式ウェブサイト
http://yhcd.yokohama

■きもだ こよし プロフィール
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[ライター・撮影/きもだ こよし]