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更新2023.11.22

「中古車サイトめぐりのススメ」思いがけず良いクルマとの出会いがある

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中込 健太郎

たまにちょっと暇な時間があると、中古車サイトを見て時間を過ごすことが良くあります。数十万台のクルマが掲載されており、見ているといろんなクルマを発見します。そんな中から、自分で乗るならこんなのがいいな、とか、こんなクルマすっかり忘れかけていたよ!というようなクルマをSNSに投稿したりしています。

そうしていると良くもらう反応が「良く見つけますね、あんなクルマ。どうやったら見つかるんですか?」というものです。強いてお答えをするとすれば「私自身何となく見つけたもので」となるでしょうか。申し訳ありませんが、相当時間と知識を費やして実践してきました。私がノウハウをちょっとお話ししたところで同じようなことはできないかもしれません。ただ、同じようなことをしてみなさんが楽しいかどうかも、別のお話しなのです。私がしていることを聞いて、みなさんご自身であればこうする、という手法を編み出せば、それぞれの楽しみが見つかるかもしれないのです。そんなことを少しご紹介しようと思います。

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ところで、ご紹介する前に一つお断りしておきますが、私が見つけたクルマをSNSに紹介するのは、基本的に仕事ではありません。何か牽制するように「そんなに車の紹介をされても買いませんので」みたいなメッセージを下さる方がいらっしゃいます。そんな方には「ええ、結構です。別に売れても売れなくても私には1円も入りませんので。仕様が好きなものでご紹介したまでですから。」とか御返事をすると、ものすごく奇異なことをしているように言われることがあります。でも中古車サイトを見る上で、まず大切なことでもあるのですが「好きだから見て歩く」は思いがけず楽しいクルマに巡り会える必要条件ではないでしょうか。

その上で、大事なことは、まず自分の好みに忠実であること。素直に選び進めることです。未だに「中古車の賢い買い方」とか言って、相場の背景や市場の仕組みなどを羅列する指南書、ウェブでも書籍でも後を絶ちません。しかし、一つ忘れてはいけないのは、どんなに支配的な相場形成でなされている中古車市場だとしても、市場には二台と同じクルマはないのです。色、装備などが同じ仕様は見つかることもあるでしょう。でも距離年式はおそらく違うでしょう。もっというと、納車までに必要な整備項目も違うはずです。そうなった時に取引価格が高いか安いか、しかも数万円の差程度であれば、納車までの間に埋まってしまうことすらあるのです。

そんな市場全体の心配をする前に、どんなクルマが好きなのか。これを優先すべきです。こういうと次に「でもそんなにクルマのこと詳しくないので」と始まるのかもしれません。でも私に言わせれば「知らなくていい」のです。全員が全員家電のスペックをしっかり比較して買っているでしょうか?おそらくそんなことはないはずです。それよりブランドイメージ、インターフェイスのデザイン、そういうようなことが重要なのではないでしょうか。それでいいのです。

ともすると、自動車業界、クルマ好きがクルマのことを「わかっているかどうか」に誘導しようとしている節があります。わかってなくていいのです。街で見たクルマはどんな形でしたか?どんな色でしたか?中古車サイトではクルマのタイプでソートできるのです。クルマの色でフィルタリングすることもあります。「リセールバリュー」とか業界の事情を消費者まで気にすることはありません。(だいたい、具体的に買うならいざ知らず、今回は中古車サイトを見て楽しもうというだけです。あなたの好みが全てです。)赤が好き!と赤でフィルタリングすると、案外希望車種の赤が少ないことに気づいたりします。そうすると、買取では需要が少ないのでといわれたけど、「需要も少ないけれど給料も少ないためそんなに安くもない」という現実を目にするかもしれません。そんなものなのです。


出典:カーセンサーサイト 中古車検索より

そうやって少しずつクルマを絞り込んでいったら、さらにソートし直します。価格を安い順にしますか?年式を古い順にしましょうか?

あとはトップ画面に戻ってメーカーごとにのぞき込んでみるのも楽しいですね。メーカーごとのリストに進むと車種名が出てきます。そのルールは結構曖昧なので、登録時の選択を間違っているとしかるべきリストではないところに掲載されていることがあります。そういう「こぼれもの」巡りをするために、ことごとく「その他」を選ぶなんていうのも面白いかもしれません。

こういう行動を暇さえあれば行ってください。先週見たからいいだろうと思うと、皆さんが前回閲覧した直後に、思いがけない個体が掲載されているかもしれないのです。欲を言えばずっと見ているのが一番ですが、そうそうクルマのことばかりやっていられません。ですので、時間があるときくらい、前に見たから!とたかを括らず是非何度でも見てみてください。検索窓に条件を入れてみるのもいいでしょう。「サンルーフ」とか、輸入キャンピングカー、いろんなメーカーがありますが、ベースになったFIATのトラック「ドゥカート」で検索してみると複数のメーカーの同じ車種ベースのキャンピングカーが出てくることも。あまりマニアックにしすぎると「検索結果なし」になるのでご注意を。

いかに検索するか。丁寧に見ていくか。結局は中古車と言っても、現代の処世訓「検索力」なのでしょうね。しかし、そういう中から様々な発見、センスとの出会い、希少性の発見など、いろんなことを見出すことができるのです。「必要ないから検索しない」ではなくて、ちょっと暇なときに中古車サイトをそぞろ歩きしてみてください。思いがけず、こんなクルマあるの!という出会いがあるかもしれませんよ。

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