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コラム

更新2022.12.03

軽自動車のアメ車風カスタムについて思うこと

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Mt.T

最近・・・といってももう何年も前からですが、軽自動車をベースにしてワーゲンバスとかアメ車のバンとか、シトロエンのアッシュとかっぽい見た目にカスタムするの目にします。


あとは、日本で10番目に誕生した乗用車メーカーも、新車をベースに見た目を人気モデルに似せたものを世に送り出しています。これってまあ見た目はかわいかったり、人目を引いたりしていいとは思うんですが、個人的には「それでいいの?」って思っちゃうんですよね。


10歩くらい譲って、キッチンカーは見た目勝負なところもあるので致し方ないのかなと思うとして・・・。


■軽自動車ベースのアメ車風カスタムを選ぶ理由とは?



この種のオーナーさんは、モデルとなっているクルマに思い入れがあるから選んでいるのか?それともただそのデザインを見てかわいい、あるいは珍しいで選んでいるのか。果たしてどちらなんでしょうか。おそらくどちらのパターンもあるのではないかなと思います。


前者の場合、ずっと憧れていたワーゲンバスに乗りたいけど、やっぱり古いクルマだし、故障や維持費のことを考えると踏み出せない。でもベースが軽自動車なら維持費も安く済むし、見た目だけでも雰囲気味わえるだけでもいいや。という感じでなのしょうか。


そして後者の場合、国産自動車を買う前提で、何かかわいいのないかなとか、人と被らないデザインで探していて目に留まったというのが所有するきっかけなのかなと思っています。


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■憧れのクルマに対する妥協案として選んでいるとしたら?



さて、ここで私が気になってしまうのが、前者のパターンです。


ずっと思い入れがある、憧れていた、そんなクルマに乗りたいけれど、ちょっと似てるから選んだというパターン。


本当にそれでいいんでしょうか、満足なんでしょうか。本当は納豆を食べたいのに、煎り大豆をかじっているようなものではないでしょうか?


100円寿司でエンガワを食べて、勝手にヒラメだと思っているレベルでしょうか?何がいいたいかって?


「そもそも憧れとはぜんぜん違うクルマでしょ?いいんですかそれで?」ってことなんですね。


たしかに、得てして憧れのクルマって、やっぱり年式的には古いと言わざるを得ないものが多いですよね。


あの映画に出ていたクルマとか、昔先輩が乗っていてかっこよかったとか。そうすると、とうぜん故障のリスクも新車に比べたらあるでしょうし、車両価格も安くはない。


メンテナンスもスキャンツールつないでピピっと診断なんてできず、旧車を熟知した整備士による的確な判断が求められる。だから、現実味がなさそうだから安易な選択肢を選んだのではないかと思います。


■クルマを購入したとき、相応の費用を投じたはず



まあ、その判断は人それぞれ、いろんな事情があるので仕方ないでしょう。


でも、結局あなたが乗ってるのはベースになっているホンダバモスしかり日産マーチしかり、普通の国産乗用車なんですよ。


それでほんとにいいんですか?って私は考えてしまうのです。


10番目のメーカーの新車だとかなり良いお値段しますし、軽自動車のカスタムも、しっかりやるには50万円以上は費用かかってくるでしょう。決して安いわけではないはずなんです。せっかくその予算を使えるのであれば、いまいちど本当の夢を憧れを実現することはできなかったのかと。


シェビーバンに似た軽ワゴン。確かに見た目はおしゃれでかわいいです。でも、ベースは軽自動車。


本家シェビーバンは、全幅&全長ともに5mを超える堂々としたサイズです。エンジンの排気量は、軽自動車おおよそ9台分の5.7リッターの排気量を誇ります。乗り味から、車両構造、すべてにおいてまったく異なる世界の乗り物です。見た目は似ていてもメダカとシラスくらい違うわけです。


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■批判ではなく、憧れや夢と向き合って決めましたか?と問いたい



私がいいたいのは、なにもそのようなカスタムカーや10番目メーカーを批判したいわけではありません。


そうではなくて、もし憧れや夢のクルマがあるのなら、それに乗るためにちゃんと実現するために何かしましたかってことなんです。


資金は本人の問題ですからお任せします。資金ではないところ、本当にちゃんと走るのか、普通に乗れるのか、買ってもトラブル続きでいつも入院状態になってしまうんじゃないのか?これが憧れの世界に飛び込めるかどうかの一番のボトルネックなんじゃないかと思うんです。


これが解決できなければ、資金のめどはついたし、家族の同意もある種得られている。にもかかわらず踏み出すことができない、たどりつけない遠い存在のままになってしまう。


実は、毎年輸入車の新車を買い替えているようなユーザー層にも、本当は心のどこかでは1963年のコルベットスティングレイ乗りたいな、とか、1955年のベルエアに憧れるんだよなと思っている方がたくさんいるかもしれません。


そう、これも根本は同じなんです。維持や故障などのリスクが、拭い去れないので踏み出せないわけなんです。


■じゃあどうすればよいのか?



これだけネット社会といわれて久しい時代ですから、Google先生に聞けばなんでも答えてもらえる、というのは実は大間違いです。本当に欲しい情報って意外とないんですよね。


クルマ屋さんは売るのが仕事だから、壊れないですよー、大丈夫ですよーっていいます。すでに乗っている人たちは、多少のトラブルはそもそも壊れたことにカウントされていないので「全然壊れない」って平然と答えたりします。面白いですよね。


おそらく、実際に乗っている人やその周りに聞くと「壊れない壊れない」といわれます。


でも、普段国産車をメインにしている自動車屋さんや整備工場の人からは「壊れるからやめておけ」といわれる。さらに「壊れてもウチでは面倒見れないよー」と追い打ちを掛けられたりする。


この両者の違いは何なのか?それは、壊れたときに対処する術があるかどうか、ここなんじゃないかと思うんです。


国産車ならすぐに部品が手に入るし、特殊な構造のものって限られてくるし、届いた部品がまったく合わないなんてことも(ほぼ)ない。しかし、実際には部品が合わないならここを加工してとか、ないなら作っちゃえとか、あのクルマのパーツが使えそうだなとか。いろいろやり方はあるわけですよね。


これは、国産車メインのお店を批判しているわけではなくて「餅は餅屋」という意味です。結局はそういう乗りたい憧れているクルマを扱っているお店に、色々話聞いてみたらよいと思います。


お店によって対応はまちまちでしょうけれど、きちんと親身に話を聞いてくれて、最適な提案してくれるところも少なからずあると思います。


もしかしたら、やっぱりそれは軽自動車の方がいいよとアドバイスされることもあるかもしれません。さらに「あれ?なんか想像してたのとまったく違う」ということになり、思いがけず新しい世界が開けるかもしれません。


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■まとめ:自分で自分に壁を作っていないか?自身に問うてみる



自分の中で勝手に壁を作ってませんか?


乗りたいクルマがあるなら、まずは専門家たちにいろいろ問い合わせて教えてもらうのが一番だと思います。


ネットに出ていない情報なんていくらでもあるんですから。むしろネット上で出てくる情報って、結構適当なこともありますからね。皆さんが、少しでも多く憧れの一台を手にする一助になれば幸いです!


 

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