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オーナーインタビュー

更新2021.10.03

革新的EVでありながら、家族のような存在。2台のテスラと岡本さんご夫妻のカーライフ

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野鶴 美和

外車王バナー

2003年の設立後、急成長を遂げ、2020年には時価総額トップだったトヨタを超えたアメリカのテスラモーターズ。世界で加速するEVシフトの象徴のように、自動車ニュースで見かけない日はありません。


そんな快進撃のニュースは毎日届くものの、筆者はテスラのオーナーがどんなカーライフを送っているのかをほとんど知りませんでした。


「これだけ話題になっている革新的なEVオーナーのカーライフが知りたい」


そんな気持ちを抱いていたところ、ご縁あってテスラのオーナー岡本さんご夫妻と知り合うことができました。SUVタイプの「モデルX」とセダンタイプの「モデル3」の2台と暮らす仲睦まじいご夫妻のカーライフを紐解いていきます。


※記事に記載されている保証や特典内容は購入当時のものであり、現在と異なる場合があります。また、自動車税や電気料金の内容は年や地域ごとに異なります。


オーナーご夫妻のプロフィール


──まずは今回の主人公、オーナーの岡本さんご夫妻を紹介します。


岡本 英伸さん
・年齢:37才
・愛車:テスラ モデルX 90D(2017年式)
・愛車歴:日産 パオ、テラノ、キャラバン
・好きなもの:アメコミ、デジタルガジェット、ポッドキャスト、宇宙
・趣味:旅行、音楽鑑賞



岡本 愛さん 
・年齢:40才
・愛車:テスラ モデル3  スタンダードレンジプラス(2020年式)
・愛車歴:ビュイック リーガルワゴン、メルセデス・ベンツAクラス、三菱 i
・好きなもの:旧車、アンティーク、アート、お酒
・趣味:旅行、音楽鑑賞


▲「コロナの影響でコンサートやフェスに行けない今は、近場で愛車とのドライブと“家時間”を楽しんでいます」と岡本さんご夫妻【写真提供/岡本さんご夫妻】
▲「コロナの影響でコンサートや旅行に行けない今は、近場で愛車とのドライブと“家時間”を楽しんでいます」と岡本さんご夫妻【写真提供/岡本さんご夫妻】


──今回のインタビューは、岡本さんご夫妻のお宅で行いました。2018年末に新築したご自宅は、太陽光発電とパワーウォール(家庭用蓄電池)を活用する、モダンなガレージハウスでした。


英伸さん:この家は、大工である僕の父が棟梁として手がけてくれました。建てる前は西海岸テイストにしたいと考えていましたが、今は「宇宙空間」をイメージした家にしたく、インテリアのカスタマイズを楽しんでいます。


愛さん:モデルXがやってきてからは「テスラの電力を生かし、テスラを感じられる楽しい家にしたい」と思うようになりました。


──玄関ホールの壁には、忍者屋敷のような隠し部屋の入口が!この「秘密の小部屋」は、おふたりの好きなものや思い出の品を飾った空間でした。ここで英伸さんがギターを弾いたり、愛車を眺めながら音楽鑑賞を楽しんだりしているそうです。


▲テスラのパワーウォール(家庭用蓄電池)を活用するオール電化のモダンなガレージハウス
▲マイホームはおふたりのファミリーが集まることも想定し、高齢のご家族に配慮したバリアフリー構造にもこだわっている


▲玄関をくぐると迎えてくれるのは、結婚式のウェルカムボードやモデルXの模型たち
▲玄関をくぐると迎えてくれるのは、愛さんの弟さん手作りのウェルカムボードやモデルXの模型たち


▲「秘密の小部屋」には愛さんのお母様から譲り受けたドレッサーなどを飾っている
▲「秘密の小部屋」には愛さんのお母様から譲り受けたドレッサーなどを飾っている【写真提供/岡本さんご夫妻】


 


──今年5月、テスラのパワーウォール(家庭用蓄電池)を設置したそうです。使用してみた感想を伺いました。


愛さん:我が家は共働きなので、日中は電力の消費が少ないんです。太陽光発電を活用したオール電化でもあるため、電力会社との契約は「平日21時から翌朝9時までが安い料金」という内容です。日没後から21時までの間や、悪天候・災害時はパワーウォールの電力で賄えるように設定しています。


そういえば先日の深夜、落雷による長時間の停電があったんです。落ちた瞬間に「もしや」と思ってアプリで確認すると、やはり送電が途絶えてパワーウォールの電力に切り替わっていました。2時間以上の停電でしたが、私たちは心配することなく朝を迎えられ、パワーウォールのありがたさを実感しました。この先災害が起こらないことを祈るばかりですが、災害の備えとしても安心を得られていることに感謝した出来事でした。


▲パワーウォールの運用管理や設定変更はスマホの専用アプリで行う
▲パワーウォールの運用管理や設定変更はスマホの専用アプリで行う



テスラ モデルX 90Dとの出逢い


──岡本さんご夫妻が、最初の愛車「モデルX」を迎えたのは2017年のこと。テスラが好きになり、実際に手に入れるまでの経緯を伺います。


英伸さん:発明家のニコラ・テスラに関心があったことをきっかけに、彼の名前が由来といわれているテスラモーターズの存在を知りました。そして、アメコミ好きでもあるので「リアル・アイアンマン」と呼ばれていたイーロン・マスク氏に興味をそそられました。テスラは、ソフトウェアをアップデートしていくことで進化する「夢のクルマ」だと思いましたね。iPhoneが日本で発売されたときのワクワク感を思い出しました。2015年から積極的に展示会へ足を運び、試乗もしつつ「次はテスラしかない」と決めました。


愛さん:主人の影響で、一緒に試乗会へ行くようになりました。私は基本的にクルマやバイクは旧車が好みなんですが、テスラの最新技術を知れば知るほど心を動かされました。また、夫婦ともに金属加工業に携わっていて、工作機械やプログラミング操作にふれているため、テスラの革新的なものづくりには共感できる部分も多いですね。


運転が大好きなので「人と機械の特性を理解し、互いの能力を活かしてパフォーマンスを高める」という自分の感性が、テスラとマッチしていると思います。


 


▲「テスラのアパレルはデザインがおもしろいので好きです」と英伸さん。取材時にも着用していたお気に入りのTシャツ。キャップは愛さんの従兄弟からのおみやげだそう


 


──モデルXを購入するまでには、どんな出来事や心の変化があったのでしょうか。


英伸さん:2015年2月、大阪の試乗イベントで初めて実車を見ました。スタッフの方の運転で試乗したのですが、妻と一緒に感動しましたね。加速感やそのときの高揚感は、当時のSNSを読み返しても鮮明によみがえってきます。旅行の日程にも試乗会や直営店めぐりを組み込むようになりました。


愛さん:主人のテスラに対する想いも日ごとに増しているのを感じました。それは私も同じで、絶対に夢を叶えようと決意しました。


翌年の2016年2月に、神戸での試乗イベントへ参加した際、そこで初めて主人が試乗車のハンドルを握ったんです。夢が近づいた日でした。


──モデル Xの契約となったきっかけは?


愛さん:2017年の年明けにスペインへ旅行をし、帰り便のトランジットでアムステルダムの空港に立ち寄ったときのことです。


空港に、発売されたばかりのモデルXが展示してあったんです。私たちは大興奮!実は、帰国した足で日本初公開のモデルXを展示をしている「テスラジャパン心斎橋ストア(国内直営店)」へ立ち寄る予定だったので、運命を感じました。


心斎橋ストアでは見学だけのつもりが、思いがけず試乗をお勧めいただき、翌日の観光予定を変更して試乗予約を入れてしまいました。さらに当時は購入キャンペーン中だったこともあり、弾みがついてモデルXの契約に至りました。試乗日が期せずして「記念日」となりました。


▲納車を喜ぶ英伸さん。「​​乗るたびに新鮮な気持ちになります」と、感動は今も色褪せてはいない【写真提供/岡本さんご夫妻】

▲契約から約5ヶ月後に念願の愛車と対面。納車を喜ぶ英伸さん。「​​乗るたびに新鮮な気持ちになります」と、感動は今も色褪せてはいない【写真提供/岡本さんご夫妻】




モデルXに乗り始めて感じたこと


──モデルXに乗り始めて感じた変化や、気づいたことを尋ねてみました。


英伸さん:維持費がとても安いことに驚いています。自動車税は、初年度登録が7500円で今年が2万9500円です。オイル交換がないので、おもな消耗品はタイヤくらいでしょうか。モデルXは車重があるのでタイヤの消耗も早く、2年を目安に交換するようにしています。


メンテナンスと部品交換は、4年の保証と「メンテナンスパック(任意)」に加入。保証期間中の部品・修理代等の費用はかかりません。バッテリーは「8年間または24万キロ保証」の保証期間内です。電気代はほぼ無料ですね。当時のキャンペーン特典で、SC(スーパーチャージャー/テスラ独自の高出力EVスタンド)が無料になるので、職場の近くにあるSCで充電しています。



──修理は実際に発生していますか?


英伸さん:僕のモデルXは輸入初期のモデルですが、当時はいくつか不具合が出ましたね。エアコンの故障・エアサスのポンプの故障・運転席と助手席ドアの開閉不具合などです。しかし保証があるので、修理費用はすべて無料。修理後は快調です。部品点数が少なくて壊れにくいのは、EVの大きなメリットではないでしょうか。ちなみに、現在は改善されていてほとんど壊れないと聞きますので、安心して良いと思います。


 


▲旅先でパワーウォールを発見すると記念撮影してしまうのは「テスラファンあるある」かもしれない【写真提供/岡本さんご夫妻】
▲旅先でパワーウォールを発見すると記念撮影してしまうのは「テスラファンあるある」かもしれない【写真提供/岡本さんご夫妻】


──大好きな旅行へモデルXで行くようになったそうですが、旅のスタイルは変化しましたか?また、旅先で起こったテスラならではのエピソードはありますか?


愛さん:テスラに乗るようになってから、充電設備のある宿を探して旅の計画を立てるのが楽しくなりました。


以前徳島県へ旅行したとき、ランチで立ち寄ったホテルのレストランにSCがあったんです。そこで充電されていた同じボディカラーのモデルXオーナーのご夫婦と仲良くなったんですが、数時間後に再会するというハプニングは楽しい思い出になっています。こんな出会いを楽しみにSCをめぐるようにもなりました。


英伸さん:旅行時に充電スポットの数を気にされる方は多いですが、各地に結構ありますよ。充電の待ち時間も、20%〜80%までの待ち時間は約40分で早いです。遠出する場合は、あらかじめアプリで充電スポットを探しておくと良いかもしれないですね。充電中に休憩するという計画で出かければ、無理な長距離運転をせず安全にドライブが楽しめます。


──充電中にオーナー同士で交流を深められるのは素敵です。頻繁にそんな機会はあるのでしょうか?


英伸さん:僕は職場近辺にあるSCで充電しているのですが、顔見知りのオーナーさんもできて、会うたびに雑談するようになりました。情報交換もできて楽しいですよ。


愛さん:オフ会やイベントへ行く機会も増え、そこで知り合った仲間も増えました。オーナー同士で情報交換もできて本当に楽しいです。


 


 


▲いつものSCで充電中。スペースが空いていればこの場所がお気に入りだそう
▲いつものSCで充電中。スペースが空いていればこの場所がお気に入りだそう


【モデルX】気に入っている点



──モデルXにメインで乗ることの多い英伸さんに、お気に入り点を尋ねてみました。


英伸さん:シームレスかつ強烈な加速や、乗り心地の良さはもちろんですが、センターに配置された「タッチスクリーン」と呼ばれる大型タッチパネルがお気に入りです。定期的にアップデートが行われるので「走るiPhone」と呼ばれているのも納得ですね。基本的な操作はこのタッチパネルで行いますが、実用をわりと無視したユーモアのある機能があって、子どもを乗せると喜んでもらえますよ。例えば「ブーブークッション」や「焚き火の音」、「サンタモード」なんかもあって退屈しません。オンラインゲームの種類も豊富で、わざわざ車内にこもってゲームをすることもあります(笑)。こうして接していると、モデルXと会話している気分になりますね。


──愛着を感じている点は?


英伸さん:さまざまな機能を持っている点ですね。テスラの機能はスマホのように定期的にアップデートされるんですけど「頑張ってアップデートしてくれているな」というのが画面を通してわかると、健気さを感じます。僕の運転を学習して運転の特徴を知ってくれている部分もそうですし、専用アプリで設定やコンディションを24時間確認できるので「いつも一緒にいる」と感じられて可愛いですよね。


──モデルXにある機能のなかで「これがいちばんおもしろい!」というものはありますか?


英伸さん:音楽に合わせてドアが開閉したり、ライトを点灯させたりすることができるんです。通称「テスラダンス」と勝手に呼んでいるんですが(笑)。


まるでクルマが生きてるみたいで可愛いんです。かなり大きな音がするので、気軽に起動できないですけど(笑)。SNSや動画サイトにオーナーさんがアップした動画がたくさんあるので、ぜひ観ていただきたいです。


──テスラを知らない人の前で機能を使ったことはありますか?


英伸さん:家族や友人が遊びに来てくれたときには欠かさず披露しています!例えば、装飾したモデルXでサプライズのお迎えをして喜んでもらえたことがありますね(笑)。自動でドアを開閉させると「WELCOME!」という垂れ幕が出てくる仕掛けでした。


▲モデルXの特徴は翼を広げるように開くファルコンウイングドア。アメコミヒーローを思わせる⁉︎
▲モデルXの特徴は翼を広げるように開くファルコンウイングドア。アメコミヒーローを思わせる⁉︎


▲モデルXのタイヤサイズは22インチ。タービンホイールはテスラのキャンペーンで入手したマットブラックの限定仕様
▲モデルXのタイヤサイズは22インチ。タービンホイールはテスラのキャンペーンで入手したマットブラックの限定仕様


▲ボンネットを自動開閉するオートフランクは、ショップ「ハートアップワールド」で取り付け

▲ボンネットを自動開閉するオートフランクは、ショップ「ハートアップワールド」で取り付け




 


▲大型タッチパネルにほとんどの操作が集約されている
▲納車してすぐ、95歳になる愛さんのおばあ様を乗せてドライブを楽しんだという


▲最新技術もさることながら遊び心も満載。「ブーブークッション(おなら機能)」を披露してくださった英伸さん
▲大型タッチパネルにほとんどの操作が集約されている。最新技術もさることながら遊び心も満載。「ブーブークッション(おならサウンド)」を披露


テスラ モデル3 スタンダードレンジプラスとの出逢い


──モデルXを迎えた3年後の2020年、モデル3 スタンダードレンジプラスを増車した岡本さんご夫妻。愛さんがメインオーナーとして乗っているそうです。


愛さん:夫婦のクルマとしてモデルXとの楽しい時間を過ごしていましたが、いつのまにか主人専用として定着してしまいました。それがなんだか悔しくて(笑)。私もいつか「自分専用のテスラを買うぞ!」と決心しました。しかしこの頃はマイホームへの夢も広がり、なかなか現実的ではありませんでした。


モデル3はテスラのなかでも低価格帯で、好みのスポーツタイプでもありましたが、当時はフロントグリルのないデザインに馴染めなかったこともあり、この先出るであろうコンパクトサイズのモデルが発売されるまで待とうと迷っていたんです。


──モデル3に心が動いたきっかけは何ですか?


愛さん:2019年10月。社員旅行として訪れたハワイで、現地のテスラストアや何十台ものテスラが走っているのを見て刺激されましたね。そこへコロナ禍。海外旅行はもちろん他県への移動も頻繁にできなくなったことに気分は落ち込みました。そこで「モデル3を買っちゃえ!」と、モデルX購入後からコツコツ貯めていた資金を使うことにしました。


──欲しいクルマを手に入れるコツは、やはり勢いとタイミングですよね。


愛さん:不安要素よりも良いイメージを持って行動すると、物事は良い方向に行くのかなと思っています。私たちの場合はコロナ禍によって趣味ができなくなってしまったことで、新たな楽しみとしてモデル3を迎えたわけですが、2台とも生活に欠かせない存在となっています。有意義な気持ちにさせてくれたり、視野を広げてくれたりします。


▲納車を喜ぶ愛さん【写真提供/岡本さんご夫妻】
▲納車を喜ぶ愛さん「念願のモデル3と長い時間過ごしていくと思うと、本当にうれしかったです」【写真提供/岡本さんご夫妻】


モデル3に乗り始めて感じたこと


──モデル3に乗り始めて、変化や気づいたことを愛さんに尋ねてみました。


愛さん:納車後あらためてモデル3を眺めてみると、フロントグリルのないデザインは斬新さが際立ち、外装・内装ともに洗練されています。


納車直後の長時間ドライブでは、まったく疲れないことに驚きました。あまりの感動にテスラの担当者さんにすぐに連絡して伝えたほどです。後に、イーロン・マスク氏がとてつもない力を注いで最良のシートをつくり上げたとのインタビューを見て「やっぱり!」と、感動がよみがえりました。


 


──ストアの営業担当者の方とも信頼関係が厚いようですね?


愛さん:営業担当の高尾さんとの出逢いも特別です。モデルXの購入当時から色々と丁寧に対応してくださって頼りになり、お人柄も良く、大阪へ行くとストアに立ち寄るようにしています。こうした繋がりも本当にありがたく思っています。


▲メーターやスイッチのないシンプルな運転席周辺。
▲メーターやスイッチのないシンプルな運転席周辺


──維持費は以前と比べていかがですか?


愛さん:電気代は20%から90%の充電で500円程度(夜間21時以降の充電をアプリで設定)です。


今は通勤メインで乗っているので、一週間に一度の充電です。以前の愛車は3〜4週間に一度給油をしていましたが、費用で比較するとテスラは本当にリーズナブルです。ちなみに、初めての自動車税は6500円でした。維持費がかなり軽減されたことに驚いています。


──故障・不具合などはありましたか?


愛さん:左サイドにあるカメラセンサーの不具合ですね。問い合わせるとサポートセンターから連絡が入り、その日の数時間後には県内に偶然滞在していたサービス※の方が職場まで来てくださり、その場で不具合のある部品を交換。保証期間なので費用もかかりませんでしたし、偶然近くにいらっしゃったとはいえ、素早い対応で本当に助かりました。


※テスラはディーラー網を持たない(直営店あり)


▲自動運転に対応しているモデル3は車体にカメラセンサーを設置。普段はドライブレコーダーとしても機能

▲自動運転に対応しているモデル3は車体にカメラセンサーを装備。普段はドライブレコーダーとしても機能




【モデル3】気に入っている点


──モデル3のメインオーナーである愛さんに、お気に入り点を尋ねてみました。


愛さん:回生ブレーキ・ワンペダルドライブ・計算されたシンプルな構造・疲れないシート……たくさんあるのですが、何より車との一体感を味わいながら快適な運転ができるところが気に入っています。


テスラの走りといえばEV特有の加速力が注目されがちですが、私は回生ブレーキのすばらしさに感動しています。私は、ブレーキを効かせるまでのないカーブは、アクセルの操作でスムーズに抜けることを心がけています。モデル3の回生ブレーキは減速量が自分の感覚と合い、さらに微妙な操作にも対応してくれるので思った通りに走れます。運転がより楽しくなりました。


──愛さんは運転がお好きだそうですが、このモデル3にも備わる自動運転に対してはどう考えていますか?


愛さん:高速道路での自動運転はアップデートによって日々進化していて、とても便利で快適です。しかし、自動運転であっても機械に身をゆだねるのではなく、人が走らせるものだと考えています。


ですので、いつかモデル3が完全自動運転になったとしても、モデル3に合わせた運転をしていたいですね。


どんなクルマでも特徴やクセがあり、乗り手はそれを理解してそのクルマに合わせた操作をするものだと思います。私は人と機械の特性を理解して、安全でスマートな運転を心がけていきたいです。


▲「機械まかせではなくモデル3に合わせた運転をしていきたいですね」ドライブを楽しむ愛さん

▲「機械まかせではなくモデル3に合わせた運転を心がけたいです」ドライブを楽しむ愛さん




▲大型ガラスルーフは車内に開放感をもたらし、モデル3の美しいフォルムを引き立てる
▲大型ガラスルーフは車内に開放感をもたらし、モデル3の美しいフォルムを引き立てる


▲納車直前に仕様変更があり、自動開閉するオートフランクなったことがうれしいと愛さん
▲フランクにはCHAdeMO(チャデモ)規格に合わせる充電コネクタを載せている


信頼するショップとの縁


──岡本さんご夫妻が信頼を寄せるショップがあるそうです。テスラのオリジナルカスタマイズパーツも手がける「ハートアップワールド」。メンテナンスやモディファイの相談をしているそうです。


英伸さん:モデルXに乗り始めてまもなく、母が見つけた新聞の記事でテスラのパーツを製作販売しているショップの存在を知りました。それが「ハートアップワールド」でした。記事を読んで、遊びに寄らせてもらったのがきっかけです。


──「ハートアップワールド」へ岡本さんご夫妻とともに筆者もお邪魔しました。代表取締役の佐藤義寛さんは、レースやドリフト競技の経歴も持つ経験豊かな“大のクルマ好き”。輸入車・スポーツカー・チューニングまで幅広く対応し、テスラのカスタマイズパーツブランド「KOKORO」を展開していることでも知られています。


▲いつもさまざまな話題で盛り上がる岡本さんご夫妻と佐藤さん
▲いつもさまざまな話題で盛り上がる岡本さんご夫妻と佐藤さん


 


──2010年代前半からテスラオーナーの佐藤さんを「大先輩」と呼ぶ岡本さんご夫妻。佐藤さんに、岡本さんご夫妻の印象を尋ねてみました。


佐藤さん:褒め言葉で、本当に「テスラバカ」だと思いますね。最高!


夫婦で2台。しかも自宅までテスラのために建ててしまうなんて、なかなかありませんよ。本当に素敵なご夫婦だと思います。


▲頼もしいショップの存在はカーライフにおいて大切!
▲頼もしいショップの存在はカーライフに必須!


Heart Up World
住所:〒709-3112 岡山県岡山市北区建部町川口1520-1
Tel:086-722-0310 
https://heart-up-world.jp/ 


 


岡本さんご夫妻にとっての愛車とは?


──最後に、岡本さんご夫妻にとっての愛車はどんな存在か、愛車とどう過ごしていきたいかを伺いました。


英伸さん:クルマ以上の存在です。生き物なのかなと思うくらい、おもしろい存在ですね。これから先もどんな進化をするか楽しみですし、今までのクルマでは考えられなかったことも実現するそうなので、未来が楽しみになります。テスラとやりたいことも増えていくと思いますね。


愛さん:大切な家族のような存在です。自分自身もオーナーとして成長していきたいです。また旅行へ行けるようになったら、SCを利用して日本中を思う存分ドライブしたいですね。


テスラは私たちの生活に大きな変化を与えてくれ、この先も進化を見せて楽しませてくれるでしょう。私たち夫婦にとって大きな投資でしたがそれ以上の価値があり、かけがえのない宝物になりました。



取材後記


とても楽しく濃厚な取材でした。岡本さんご夫妻のお話一つひとつから、テスラと暮らす日々を慈しんでいることが伝わってきました。


取材をしていて印象的だったのが、愛車のことを「クルマ」と呼ぶことがほとんどなかったことです。例えばiPhoneユーザーが「スマホ」と呼ばず「iPhone」と呼ぶように「テスラ」と呼んでしまうのは、テスラというブランドが持つパワーなのでしょうか。


そしてやはり「クルマが好きって素敵なこと」なのです。どんな時間も、愛車とともに過ごせばスペシャルな時間になるのです。“クルマ”という存在が、未来でも人の心を豊かにしますように。人に愛されているクルマが存在し続けますようにと、願わずにはいられません。


【取材協力】
Heart Up World
株式会社 フレイヤ
吉備旧車倶楽部


【ライター・カメラ/野鶴 美和】