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更新2019.02.18

スーパーカーオーナーになると起こりうる「想定外のリスク」とは?

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JUN MASUDA

スーパーカーオーナーになると、思わぬリスクに遭遇することがある。
最近報道された、フェラーリやポルシェが起こした高速道路上の事故のように、「ポルシェが引き金になった事故だから」「フェラーリが絡んだ事故だから」という理由で報道されるというのは端的な例かもしれない。

つまり、一般的な車種だと話題にならないようなことでも、スーパーカーだと槍玉にあげられやすい。

もちろんそこには世間の「ひがみ」を煽ろうとするマスコミの意図が見え隠れしないでもないが、もちろん一番問題なのは、違法行為をする側であることは言うまでもないだろう。

スーパーカーオーナーになると起こりうる「想定外のリスク」とは?

スーパーカーオーナーは皆の手本になるべき立場である



だからまず、スーパーカーに乗るならば、無謀な運転、違法行為はしてはならない。
「あおり運転」が話題となって以来、ドライブレコーダーの装着率は高くなっていて、「いつもどこかで誰かに見られている」、そして「常に記録されている可能性がある」ということを改めて認識しておくべきだ。

ただ、無謀運転、違法行為をしないというのはスーパーカーに乗っていようが乗っていまいが、それは「常識」だ。
だから、ここではそれについて改めて述べることはしない。

少し話はそれるが、ボクはバイク(自動二輪)にも乗っている。
そしてバイクで道路を走っている時に思うことがある。
それは「大型バイクに乗っている人は一様にマナーに優れる」ということだ。
ときには、「この人を見習って、自分のライディングも見直さなくては」と思うほど素晴らしいマナーを持つライダーもいる。
大型バイクは、その運転免許、車両価格ともにハードルが高い。
だが、ハードルが高い乗り物に乗っているからこそ、それに恥じないように振舞っている人を見ると、襟を正したくなる思いだ。

ボクは、スーパーカーもそういった存在であるべきだと思う。
スーパーカーはそれだけで目立つ存在であるから、無謀な運転をしても目立つ反面、ちゃんとマナーを守っていてもかならずそれは人の印象に残る(とボクは信じている)。

周りよりもパワーのあるクルマに乗っているからこそ、そして周りのクルマよりも高い運動性能を持つクルマに乗っているからこそ、そのドライバーは「手本」となるべきだ。

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それでもリスクはなくなるわけではない



しかしながら、違法行為をしなくとも、無謀運転をしなくとも、スーパーカーに乗っているというだけでなにかとリスクにさらされることだってある。

たとえば、街中を普通に走っていても、周囲の人に撮影されることがある。
日本人はあまりおおっぴらにこれをやらないが、欧米人はどうも遠慮なく撮影する傾向にあるようだ。
ただし、彼らも悪気はないので、これに対しては笑顔で応じるといった余裕を見せたいものだ。

しかし日本人であってもスーパーカーを撮影し、それをSNSにアップするケースが見られる。
スーパーカーの画像を「欲しい」「こんなクルマを見た」「格好良い」というコメントとともにアップしたりする例だ。
これも悪気があるわけではないが、防ぐことは難しい。

さらに困るのは、アップされた画像に「これはどこの誰々だ」とコメントする人がいることだ。
おそらく、そういった人は自分は「このスーパーカーに乗っている人と自分とは知り合いなのだ」ということをアピールしたいのだと思われるが、オーナーからすると個人を特定されかねないというリスクを孕んでいる。

そのほか、ちょっと変わったところだと、「スーパーカーとミスマッチな」場所へ行き、クルマと停めていると、その様子を公開されることもある。

たとえば、ボクは以前にランボルギーニ・ウラカンに乗って、ある牛丼チェーンに行ったことがある。
その牛丼チェーン店に行くことが目的だったわけではないが、色々な事情が重なり、どうしても牛丼チェーン店に行かざるを得なかったわけだ。

スーパーカーオーナーになると起こりうる「想定外のリスク」とは?

そして、その様子が「牛丼チェーンにランボルギーニがおるwww」といったキャプションとともにSNSにアップされたのだが、コメント欄には「こんなクルマに乗ってるんだったらもっと高い店に行けよ」というものが書き込まれていたりする。

正直いうと、ボク自身はこういった件については気にならない(そもそも、誰もボクのことなど気にはしないだろう)。
むしろ、世間の反応を楽しむ余裕もあるが、もしこういった矛先が家族や友人、知人に及んだらと思うとときどき恐ろしくなることがある。

インターネットおよびSNSの普及によって、以前はリスクでなかったこともリスクとして考えるようになったが、スーパーカーに乗っているとこういったこともあるのだ、ということを頭の片隅にでも留めておいてもらえれば幸いだ。

[ライター・撮影/JUN MASUDA]

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