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更新2020.12.26

クルマでつなげる地域貢献の輪!道の駅おおた『サンデーブレックファスト』のクリーン作戦!

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細谷明日葉

外車王バナー 毎月第2日曜日、道の駅おおた(群馬県太田市)では、地元クルマ好きの有志の方々により、『クリーン作戦』なる清掃活動がおこなわれています。

今回外車王SOKENでは、去る年12月13日(日)に開催された『サンデーブレックファスト』に取材潜入してまいりました!



■『サンデーブレックファスト』クリーン作戦とは?


ことの始まりは2013年の12月。
当時、『道の駅おおた』の関係者だった今井博久さん(現在は理事)と坂本徹さんは、クルマを使った地域貢献ができないかと思い立ち、第1回『サンデーブレックファスト(通称サンブレ)』クリーン作戦を開催しました。
通常、道の駅でのカーミーティングはご法度。
ですが、この『サンブレ』は清掃活動をするボランティアとして認められ、きちんと発起人のお二人が市役所の許可を得たうえで成り立っているイベントです。

▲道の駅おおた


今井さん&坂本さん率いる『チームサンブレ』メンバーを筆頭に、参加資格はフリースタイル。
クルマ好きさんはもちろんのこと、ボランティア活動に感銘を受けた人、道の駅が好きな人、道の駅おおた“初代アイドル駅長さん”ファンの人などなど…
さまざまな人が集まり、自治体からも好評で、今回の2020年12月で7周年を迎えることができました!


『サンデーブレックファスト』クリーン作戦の主な流れは、

・AM8:00過ぎ~:ちょっとずつ現地集合
・AM9:00過ぎ~:朝礼ののち清掃活動スタート
・終わり次第:ケータリングカーなどで朝食タイム&クルマ談義
・AM11:00位~:徐々に解散

といった具合。
このスケジュールは、日曜朝のちょっとした自由な時間を使い、所帯がある方がお昼からは家族サービスに戻れるように配慮されているとのこと。
直売所で新鮮野菜を買って帰れば、ご家族への素敵なおみやげにもなっちゃいます!
毎回必ず参加しなければならないといった縛りもないため、その月の第2日曜日に来られる人だけが、ユルく集まれるところも魅力です。


また、あくまで道の駅の美化を目的としているので、自然と集まるメンバーもマナーがいい人ばかり!
月によって多少メンバーが違いつつも、毎回20~30名ほどの方々が集まってくれるそうです。

■みんなでゴミ拾い!地元の道の駅をキレイにしよう!


AM9:00くらいになるとクルマも増えてきて、いよいよ『クリーン作戦』開始です!
結構広さのある道の駅をみんなで巡回。
道の駅の美化活動に専念します。

▲冬の清掃活動には防寒対策が欠かせません




▲なかにはポイ捨てなどの悲しいゴミもありますが、群馬県は“上州のからっ風”でも有名なだけあって飛来ゴミも


▲おっと…?!かなりの大物が落ちていたようです。壊れたプランターですね…




▲道の駅敷地内だけでなく、歩道もチェック!


▲季節によっては草刈りをすることもあるそうです(画像提供:今井博久さん)


がんばったあとはみんなでコーヒーブレイク。
寒空の中、カワイイ子が淹れてくれるコーヒーはうれしいですねっ!





▲ほっと一息ついたところで、今日の成果とともに集合写真!


このコーヒーサービスも、道の駅の公式な事業として認められているうちの1つ。
道の駅の売店コーナーも朝9時からの営業なので、各々朝食を取ることも可能です。
上州名物が味わえるケータリングや、地元高校生によるお弁当販売もありますよ!
▲朝から元気いっぱい!制服姿のカワイイ売り子さんにもほっこりさせられます



■実はこっちが本命な人も…?!お掃除のあとはお楽しみタイム!


基本的に自由度の高い『サンブレ』は、解散のタイミングも各自におまかせ。
あくまで道の駅の清掃美化ありきなので、あまり長時間はいられませんが、コーヒー片手にちょっとしたクルマ談義に花を咲かられるのが『サンブレ』の醍醐味!
今月のボランティアさんたちの愛車をご紹介いたします。

▲手前からポルシェ 944、ロータス エリーゼ、ロータス ヨーロッパ


▲スズキ ジムニー、シボレー コルベット


▲カッコ可愛いスズキ カプチーノを囲んで仲良くおしゃべり


▲日産 GT-R(ハコスカ)、シトロエン AX


▲ちなみにAXのオーナーさんは…デカールと靴下がおそろいコーデ!自転車ウェアメーカーの靴下なんだそうです




▲AXのエンジンルームと車内も拝見させていただきました。真鍮製のシフトノブは「手が10円玉臭くなる!」とのこと(笑)。AXはプジョーの205・106とも親戚さんということで(?)、ステアリングはプジョーのライオンと思いきや…


▲まさかのネコ!!




▲どうやら『サンブレ』内での流行らしく、こちらのプジョー 1007のエンブレムもネコ化!しかもお魚付き!!オーナーさんいわく「仲間に勝手に貼られていた」のだそう…(笑)




元カップカーのフィアット パンダ。アウトビアンキ Y10の1300ccエンジンを搭載。同乗体験もさせていただいたのですが、さすがはレース車両なだけありピーキーな挙動を見せるため、乗り手を選びそうな1台です。LSDも効いていてコーナーでもガンガン踏める!


▲シフト位置も変更されていてショートストローク。パワーは70ps少々とそこそこですが、ドアパネル以外はドンガラ状態なためエンジン音がよく聞こえ、速度感のある楽しいクルマでした!


▲モーリス マイナーのピックアップトラック。風情がありますね!


▲ちゅるんとしたフォルムが愛おしいジャガー Cタイプ


▲おしりもちゅるん…




▲どこでも人気者になっちゃうポルシェ 356


▲メルセデス・ベンツ 190EのエボIIルック


▲“ヨタハチ”の愛称で親しまれるトヨタ スポーツ800


▲2台並んだ英国車。手前からMG ミゼット、ケーターハム スーパー7


▲こちらはバーキン製セブンですが…


▲なんと、ホンダ S2000のエンジン・F20Cに換装されています!これは楽しそう!!「乗りますか?」とお誘いいただいた直後、ツワモノ登場が登場したためギャラリーの流れに飲まれてしまいました(笑)。ぜひ次回お願いしますねっ!


▲そのツワモノとはこちら…MGのTタイプで、しかも戦前のTA!!クルマもさることながらオーナーさんもツワモノで、メルセデス・ベンツ SSKもお持ちです!なのに「オープンカーって恥ずかしいよね。どこ行くにも目立つし…」とコメント


▲オープンカーだからというよりも、車種のせいで目立っているのは間違いないでしょう…(笑)


▲レアな日本車が鎮座!日野 コンテッサと日産 フェアレディZ。しかもZ432、ハコスカGT-Rと同じエンジンを搭載した限定モデルです!!


▲日産 GT-R(ハコスカ)がもう1台登場!脚周りが引き締まっていますね


▲こちらのキュートなクルマたちは手前から、ロータス エラン(M100)、スバル 360、三菱 ミニカ


▲スズキ アルトワークスとポルシェ 991(997)


▲ラスト1台は…フェラーリ テスタロッサーーー!!




▲はいっ!12気筒!!!




▲エキゾーストもイイ感じに焼けていてセクシー…垂涎モノです


がんばって道の駅をキレイにしたぶん、これだけのご褒美が楽しめるとは、一層のやりがいを感じられますね!
『サンブレ』参加者さんはもちろんのこと、たまたま居合わせた道の駅利用者さんも魅入っておりました。

■道の駅ってこんなところ!


ところで“道の駅”って、普段何気なく利用している方が大多数かと思うのですが、その実態を知る人は意外と少ないのではないでしょうか?
外車王SOKEN編集部のある東京都には、道の駅は八王子市に1つだけ。
筆者も自分でクルマを運転するようになるまでは、「道…に駅?どういうこと??」と、まったくもって謎につつまれた存在でした。

そこで『道の駅おおた』の理事を務める今井さんに、“道の駅”とはどういうところかお話を伺うことに。

まず、重要な定義としては、国土交通省が指定した設備を構えていること。
具体的には
・お手洗い、駐車場、公衆電話が24時間だれでも無料で利用できる
これらを完備した国交省認可の施設だけが“道の駅”と名乗れるのだそうです。

▲売店は営業時間が決まっていますが、お手洗いは夜中でも利用可能


次いで売店や休憩所などその他の施設は、各自治体が地域の持ち味を生かした工夫をし、併設することとなっています。
だから物産展や直売所が多いんですね!

例えば『道の駅おおた』では、ご当地グルメをはじめとする“ケータリングビレッジ”を出店していることや、太田名物やまといもなどの産直野菜を販売しているのが大きな特色。

また、車中泊をするキャンピングカー向け駐車スペース『RVパーク』(有料)も併設しています。

▲電源供給を受けている『RVパーク』サービス利用車


年間行事としては、スワップミートやご当地アイドルのライヴなどを開催。
あいにくのコロナ禍で中止になってしまった“2020年・太田市尾島ねぷた祭”も、今年は『道の駅おおた』でお囃子のみがお披露目されました。
(太田市に合併された旧尾島町が津軽藩の飛地だったことに所以)
このように、道の駅は休憩エリアとしてだけでなく、地域を盛り上げる拠点としての役割も担っているのです!

こういった知識が頭の片隅にでも入っていると、道の駅を利用するたび、その地域への理解を深めることができそうな気がしませんか?

トイレ休憩にだけ利用するにはあまりにももったいない!
ぜひ『道の駅おおた』をはじめ、全国各地に点在する道の駅を訪ね、地域ごとの魅力を発見してみてくださいね!
(令和2年7月1日現在のデータでは、全国には1180もの道の駅が登録されています)

■取材後記&関連リンク


クルマが地域貢献のコミュニケーションツールになる…
しかもそれが自治体の許可を得て、道の駅でおこなわれている取り組みだというのは、全国でも稀かと思われます。
こういったイベントが全国的にも拡がっていくといいですね。

『サンデーブレックファスト』のみなさまは非常にアットホームな雰囲気で、ギャラリーさんたちの質問にも親切丁寧に答えてくださいます。
ご覧のとおり車種は国内外不問、もちろん徒歩・自転車でも大歓迎!
気になった方はぜひ以下のリンクをチェックしてみてくださいね。

『道の駅おおた』公式HP
https://www.michinoeki-ota.com/

『サンデーブレックファスト』facebookコミュニティページ
https://ja-jp.facebook.com/sunbre.ota







[ライター・カメラ/細谷 明日葉]