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車悦

更新2023.11.22

新社会人へのカーライフ指南!初任給でこんなクルマを買いましょう

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中込 健太郎

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4月にはいりまして、街には新社会人とおぼしき若者がたくさんいますね。借りてきたようなおろしたてのスーツを着て、どこかたどたどしいのですが一生懸命。そんな一生懸命なところがフレッシュマンにとっては最大の武器なのでしょうね。ぜひ臆せず、失敗を恐れずにおおいに頑張ってほしいものですね。

( ※編集部追記:当記事は過去にメルマガ配信した記事です)

さて自分が新社会人のときはどうだったか、などということも思い出そうとしたりする訳ですが、まあ、小生のことです、一生懸命には一生懸命だったのですが、クルマのことで頭がいっぱいだったりもしたものです。そこで新社会人の皆さんにお勧めしたい最初のクルマ、車種というか、こんなチョイスということで今回は綴っていきたいと思います。



ちょうど4月になるかならぬかのタイミングでホンダがS660を発表しました。軽自動車ながらいろいろ専用設計の部分も多いミッドシップのスポーツカーですね。最近登場するクルマ、軽自動車になかなか看過できないニューモデル多いですね。今売れているクルマのボリュームゾーンが軽自動車という事情はあるでしょうから、それはそれで、ちょっと複雑な想いもあるのですが、日本独自の規格の中で、制限の多い中上手くユーザーの心をとらえているのではないでしょうか。S660も同じ感じがしているのです。

実際はおじさん向きの車種なのではないか、という気もしているのです。ガンダム世代が「おっ!」と思いそうなデザインのディテール初め、価格もあの内容ならば仕方ないでしょうが、198万円という絶対的には高めな設定です。内容を考え、コペンやロードスターの価格レンジの設定と内容のバランスからすると、じつはなんら意外性のない価格でこんなものだろうとは思いましたが、実際初任給で購入するクルマとしては、ちょっとさすがにいいお値段ではないでしょうか。

しかし、このクルマにもクルマ選びにおける大事な示唆は含まれていると思うのです。実際はユーティリティはそんなに高くないでしょう。ですが、絶対的には軽量な部類の車重、そしてその車重の分布は、このクルマならではの世界になっているのではないでしょうか。どこに重量物が搭載されているかは、単純に「1トンあたり何馬力」というパワーウェイトレシオだけでは、なかなか割り切れないものがあるでしょう。運転したらこのクルマならではのキャラクターがあると思います。そしてルーフをあけて気軽に開放的な気分になれるドライブができる。こういう要素の数々が織りなす、日常生活とのコントラスト、日常生活における「箸休め」になるようなクルマというのは実に大事な要素だと思うのです。

もし初任給でクルマを探すなら、なれない社会人生活を始めた中での「相棒」を見つけるという面もあるでしょう。であれば、是非こういう視点でクルマ選びしたらいいと思うのです。

とはいえ、繰り返しになりますが、S660安くはありません。実際どんな車種がいいか、ということを考えると、中古車で何かということになるでしょう。またこのメルマガを読んでおられる方ですと輸入車で、というのも興味をお持ちかもしれません。


photo by JLPC/Wikimedia Commons(Wikimedia Commons)

そんな中で、ぜひおススメなクルマはというと、まず上げたいのがプジョー106/シトロエンサクソでしょうか。基本的には同じクルマですが、プジョーとシトロエンで販売されたコンパクトなハッチバックです。日本に導入されたグレードもまた実質ほぼ同じ内容のもので、プジョーはS16、シトロエンではVTSという1600ccの左ハンドルマニュアル、3ドアのホットバージョンでしたが、「ホットバージョンにしてほっとバージョン」なヨーロッパ生まれらしい懐の深いエンジン乗り味は忘れられません。「あの頃に戻れるなら」という意味ではこんなクルマからスタートするカーライフ送ったらまたクルマの楽しみ方もいろいろ学べたかも。そう思わせられる一台です。

こんなクルマを見つけてフィアットプントやフォルクスワーゲンのポロ、GTIなどあればぜひ大いに迷ってみたいものです。



もう少し大きなクルマならE46型の3シリーズなど今は価格帯も含め「おおいに入門編」な一台と言えるでしょう。個人的には4気筒の318iか、途中から2200ccのエンジンになった320あたりがおすすめのような気がします。安価、しかし、すべてが中庸。いろんなところにどんどん出かけてほしいし、クルマで出かけるハードルを下げる習慣付け、こういうクルマでしていったらいいと思います。

でも理想的にはルノーウィンドをお勧めしたい!コンパクトなボディ、小気味よいエンジン。形状はS660に似てますが、希少で価格も安価です。あ、これは今現在の私が欲しいクルマなのでした(笑)

と、こんな風に回りの友達、若者、部下が何か迷っていたら、ぜひいろいろ相談に乗ってあげたいもの・・・新社会人のカーライフのスタートはおじさんおばさんクルマ好きにとっても蜜の味、ですよね。

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