更新2025.05.09
クルマを売却するなら車検前がいいって本当?高額査定のコツも紹介
外車王SOKEN編集部
車検の期限が近づいている愛車を手放す時期に、「車検を通してから売ったほうが高く売れるのではないか」と迷われる方は多いでしょう。この記事では、車検前と車検後のどちらが売却に適しているのか、そのメリット・デメリットを解説します。また、車検前の売却で高額査定を得るためのポイントや、車検切れのクルマを売る際の注意点についても詳しく説明します。
車検前に車を売るべき?車検後に売るべき?
クルマの売却を検討する際、多くの方が「車検を通してから売ったほうがよいのか、それとも車検前に売るべきか」という点で悩まれます。結論から言うと、大半のケースでは車検前に売却するほうがお得です。その理由を詳しく見ていきましょう。
車検前にクルマを売却するメリット・デメリット
車検前にクルマを売却する最大のメリットは、車検費用を節約できることです。車検にはさまざまな費用がかかりますが、売却予定のクルマにそれらの費用をかける必要がなくなります。さらに、車検にかかる時間と手間を省ける点もメリットといえるでしょう。
一方で、車検前売却のデメリットとしては、車検切れが迫っている状態では焦りから適切な価格交渉ができなくなる可能性があることです。また、車検が切れると公道走行ができないため、買取店への持ち込みが困難になります。
車検後にクルマを売却するメリット・デメリット
車検後に売却するメリットは、買取査定時に車検残存期間がプラス評価される可能性があることです。査定基準では車検の残り期間が長いほど加点されるケースがあります。また、車検済みということで買い手に安心感を与えられるでしょう。
一方、車検後にクルマを売却するデメリットは、車検にかかった費用が買取査定額に十分反映されない可能性があることです。車検には多額の費用がかかるにもかかわらず、査定でそれに見合う金額が上乗せされるケースは極稀です。
車検前の最適な売却タイミングと高額査定を得るためのポイント
車検後に売却をしても、車検費用分が査定額に反映されるとは限らないため、車検前にクルマを売るほうがお得です。それでは、具体的にいつ頃売却するのがベストなのでしょうか。続いて、より高くクルマを売却できる時期に加え、高額査定を実現するためのコツについて解説します。
車検前のベストタイミングはいつ?売却の理想的な時期を解説
理想的なタイミングは、車検の1〜2ヶ月前でしょう。複数の買取業者への査定依頼、査定結果の比較検討、そして実際の引き渡しまでの時間を考慮すると、最低でも1ヶ月程度の余裕は必要であるためです。
あまりギリギリのタイミングだと、査定から実際の売却までに時間がかかることがあり、その間に車検が切れてしまう可能性があります。また、焦りから十分な比較検討をせずに安値で売却してしまうケースも少なくありません。
なお、クルマを買い替える予定がある場合は、納車までの期間も考慮に入れる必要があります。新車の場合は3ヶ月以上、人気車種であればさらに長期間かかることもあるため、車検有効期限が1年程度残っているタイミングから検討を始めるのがよいでしょう。
車検前売却で高額買取を実現するための5つのコツ
車検前の売却でより高い査定額を得るためのポイントを5つ紹介します。
複数の買取業者で査定を受ける
1社だけの査定では相場が分からず、適正価格より安く売ってしまう可能性があります。少なくとも3社以上の査定を比較することで、最も高い買取価格で売却できます。
クルマを清潔に保つ
外装・内装ともに清潔に保つことで、「丁寧に扱われてきたクルマ」という印象を与えられます。特に査定前には洗車と車内清掃を入念に行いましょう。ただし、大きな傷やへこみは専門業者に任せたほうがよく、素人の手直しでかえって状態を悪化させるリスクがあります。
整備記録を保管しておく
定期的なメンテナンスの記録があると、「きちんと管理されているクルマ」として評価されることがあります。整備手帳や点検記録などを整理しておきましょう。
必要書類を事前に準備する
車検証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書など、売却に必要な書類を事前に準備しておくと、スムーズに手続きが進みます。また、印鑑証明書や住民票など、追加で必要になる書類についても確認しておきましょう。
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専門性の高い業者を選ぶ
輸入車や旧車の場合は、その車種に精通した専門業者に査定してもらいましょう。一般的な買取業者では、クルマの種類ごとの特徴や評価するべき点を把握していないケースが多いためです。
なお、外車王では、輸入車に特化した買取店が査定を行うため、車種の特性や装備、状態を適切に評価できます。
車検切れのクルマは売却できる?知っておくべき注意点と対処法
「車検が切れ てしまうとクルマを売れないのではないか」と心配される方もいますが、実は車検切れのクルマでも売却は可能です。ただし、いくつかの注意点があります。
車検切れ車輌の売却方法と流れを解説
車検切れのクルマでも買取自体は可能ですが、公道を走行できないという点が大きな制約になります。そのため、車検切れのクルマを売却する方法としては、主に次の3つがあります。
出張買取サービスを利用する
最も手軽な方法は、買取業者に自宅や駐車場など指定の場所まで来てもらう出張買取サービスを利用することです。クルマを動かす必要がないため、後述するレッカー車手配や仮ナンバーの取得などの手間が省けます。
レッカー車で運搬する
買取店に持ち込む場合は、レッカー車を手配して運搬する必要があります。ただし、運搬費用が発生する点に留意しましょう。
仮ナンバーを取得する
市区町村の役所で仮ナンバーを取得すれば、限定的に公道走行が可能になります。ただし、申請手続きに時間と手間がかかるため、急ぎの場合には適していません。
車検切れ時の公道走行リスクと適切な対応策
車検切れのクルマを公道で運転することは法律違反であり、重大なペナルティが科せられます。具体的には、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、さらに違反点数6点(30日間の免許停止)という厳しい処分があります。
そのため、車検が切れた場合には絶対に公道走行をしないようにしましょう。前述のように、出張買取サービスの利用やレッカー車での運搬など、公道を走行せずに売却できる方法を選ぶべきです。
まとめ
車検前の売却がお得な理由や高額査定を得るためのポイントについて解説してきました。
車検前の売却で最も重要なのは、「余裕を持って行動すること」です。車検切れギリギリになると選択肢が限られ、不利な条件での売却を余儀なくされることがあります。少なくとも車検の1〜2ヶ月前から行動を開始し、複数の買取業者からの査定額を比較検討する時間を確保しましょう。
また、車種によって得意とする買取業者は異なります。特に輸入車は国産車と異なる特性や価値があるため、輸入車に精通した専門業者に査定してもらうことが重要です。
外車王は輸入車に特化したサービスであり、20年以上の実績を持っています。外車王は、輸入車専門の買取店が競い合って入札するシステムを採用しているため、より好条件での愛車の売却が可能です。
しつこい営業電話に悩まされることもなく、外車王のコンシェルジュが丁寧にサポートしますので、安心して売却を進められます。
車検前の売却を検討されている方、特に輸入車をお持ちの方は、ぜひ外車王の無料査定をご利用ください。