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更新2021.01.14

公開2020.12.02

車のルーフの傷の修理方法を解説。錆や凹みの原因から修理費用まで

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外車王SOKEN編集部

車のルーフは、一番上に位置する天井の部分です。セダンやスポーツタイプのクーペなどは車高が低く、目にすることが多いかもしれませんが、ミニバンやワゴンタイプは車高が高く、背丈より高い為あまり目にすることは無いでしょう。その為、ルーフに傷が付いていても気付きにくく、洗車した時や修理に出したときに発見することがあります。

今回は、自動車のルーフに傷が付く原因や修理の費用相場、修理してもらうにはどこに持って行けば良いか、自分で修理する方法などを紹介します。



ルーフに傷が付く原因

車体に傷が付く原因には、走行中に「バンパー」や「フェンダー」をぶつけてしまうケースが多いです。

これに対して、車のルーフは一番上に位置しているため、走行中にぶつけることは少ないです。ただし、全く傷が付かないわけではなく、誤って駐車場のシャッターや踏切に接触して傷や凹みを付けてしまうことがあります。また、走行中に対向車からの飛び石や木の枝などの飛来物によっても傷が付きます。他にも、日光の紫外線による日焼けや、鳥の糞による塗装の腐食など被害を受けやすい部位と言えるでしょう。また、大雪で駐車場の屋根が重みで壊れてしまったり、屋根からの落雪で大きく凹むこともあります。

車のルーフの傷を放置すると、雨や大気中に含まれる水分・塩分が原因で錆が発生し、錆が進行すると錆の範囲が広がっていき、最悪の場合、穴が開いてしまいます。

傷や凹みを確認した場合には、錆が発生する前に早めに修理することをお勧めします。

ルーフの傷の修理を依頼するならどこ?



ルーフの修理をするにはどうすれば良いでしょうか。ここでは、自分に合った修理方法の選び方を説明します。

ディーラー


自動車ディーラーは、安心して修理を依頼できるメリットがあります。特にメーカー系ディーラーは、内製工場を持っており、メーカー指定の修理方法や塗料を使用し、最新設備で修理を依頼することができる為、難易度の高い修理も可能で、修理後の完成度は比較的高いレベルとなり、信頼できる以来先と言えるでしょう。

デメリットとしては、常に綺麗なショールームを用意していることや、設備投資していることから、人件費や設備費などがかかり、どうしても工賃が高くなることです。繁忙期やリコールがある場合は、修理車両が多く修理にかかる時間が長くなってしまうため、時間の余裕がある時に依頼することが望ましいでしょう。また、中古車ディーラーに依頼すると、提携している修理工場で修理をするので、どこの修理工場で修理をしたかわからないことが多く、不安に感じる場合もあります。

整備店


整備店とは、自動車整備を主に行う修理工場のことを言います。車のルーフの修理は、板金塗装の修理に該当するため、板金塗装を行う修理工場へ外注委託することが多いです。イエローハットやオートバックスといった、カーショップやガソリンスタンドでも修理の受付を行っています。

整備店に依頼するメリットは、外注先の工場の多くは自動車ディーラーとは違い、個人経営の修理工場であり設備投資や人件費を抑えられるため、工賃を安く抑えることできることです。また、いくつもの委託先と提携している整備店がほとんどであるため、繁忙期でも比較的短い期間で修理を終えてくれます。

デメリットとしては、設備が整っていない工場に外注された場合、難易度の高い修理が必要な場合の仕上がりが悪くなる可能性があることです。修理方法はほとんど変わらずとも、技術力によって差が出てくる可能性があると言えるでしょう。

自分で行う


ここでは、ルーフの修理を自分でDIYする方法を解説します。自分で行う場合は、修理工場にある工具や設備が整っている訳ではないので、あくまで簡易的なものとお考え下さい。車のルーフの傷、凹み、錆の修理は、板金→塗装→仕上げの順番に作業をしていきます。

必要道具の購入


自分でDIYするために必要な道具は、傷や錆を落とす紙やすり、凹みの穴埋めをするパテ、塗装をするためにマスキングテープ、タッチペン又はスプレー缶、仕上げに使用するコンパウンドです。凹みが無く傷や錆だけであればパテは必要ありません。
すべての道具を揃えると2,000~4,000円位になります。
自分で修理する場合は、簡易的な修理になるのでそれほど経費を掛けなくても揃ってしまいます。これらの道具はカーショップ又はホームセンターで購入できます。

塗装・補修


それでは、自分で行うDIYの塗装・補修方法について見ていきましょう。
まず、傷や錆がある場合は、紙やすりで下地の鉄板の部分まで削ります。削る範囲は、傷や錆のある部分より少し広めに削っていき、塗装面との境目がなだらかになるようにします。傷や錆が無くなれば作業完了です。

次に、凹みのある場合は、凹んでいる中心部を紙やすりで塗装が無くなるまで削ります。周辺部は塗装面となだらかになるように削り、その部分を綺麗に清掃し、アルコール等で脱脂をします。削った部分にパテを塗り1~2時間ほどそのまま置いてパテを硬化させます。完全に固まったら、紙やすりでなだらかになるように削り、凹凸が無くなれば作業完了です。

塗装は、紙やすりで削った範囲を塗装します。外側を新聞紙とマスキングテープで覆い隠し、タッチペン又はスプレー缶で塗装し、塗装は完了です。

水洗い・研磨


仕上げについては、水洗いと研磨作業になります。塗装は、タッチペンもしくはスプレー缶で行います。タッチペンの場合は筆で塗装をしますので、塗ったところが少し盛り上がり、スプレー缶の場合は、細かい無数の塗料がガスによって飛び出ていますので、周囲に細かい塗料が付いている状態になるのです。

そのため、タッチペン又はスプレー缶で塗装をした部分を研磨して綺麗にする必要があります。研磨は、コンパウンドをボロ布に少し付けて円を描くように磨きましょう。こうすることで表面がなだらかに仕上がっていきます。研磨作業が完了したら、水洗いをして全ての工程が完了です。

自分で行うDIYは、プロの作業内容とは違いますので、ご自身の判断で行ってください。

ルーフの修理にかかる費用相場



ここでは、ルーフの修理に掛る費用相場はどのくらいかを説明します。修理費は、車種や損傷の度合いによって変わってきます。理由としては、板金や塗装の範囲などにより値段が違うからです。それぞれの損傷に対しての費用相場を参考にしてみてください。

傷の場合


車のルーフの傷の修理代は、具体的にいうと傷の「修正費用」と「塗装費用」に分かれており、傷の範囲や数、塗装の範囲で違いがあります。ここでは、10㎝×10㎝の1か所の傷の修理かつ、部分塗装をする場合を想定して費用相場を説明します。

修理費の相場は、以下の通りです。

1か所の傷の修理相場:5,000円~10,000円
部分塗装の相場:30,000円~50,000円
合計:35,000円~60,000円

錆の場合


車のルーフの錆の修理費用は、錆の進行度合いによって違ってきます。しかし、基本的な修理方法としては錆びている部分を除去し、塗装する工程です。そのため、錆の修理費用は、「錆の除去費用」と「塗装費用」となります。

また、穴が開くほどの錆の場合は、穴の修理が必要です。錆の穴を修理する場合は、ルーフと同じ素材を穴の部分の裏側にあてて溶接します。溶接後は、パテで整形し紙やすりでなだらかにしてから塗装して完了となります。

費用相場は以下の通りです。

錆の修理相場:5,000円~20,000円
穴開き錆の修理相場:10,000円~30,000円
部分塗装の相場:30,000円~50,000円
合計:35,000円~80,000円

塗装費用は傷の場合の修理費と変わりませんが、錆の修理箇所や錆の進行度合いによって修理費用が違ってきます。

凹みの場合


車のルーフの凹みの修理内容は、ルーフの内張りを脱着しての板金修正です。板金修正できない細かな凹凸はパテを使用して成形し、パテが乾いたら塗装の境目までやすり掛けをしてなだらかにして、塗装・仕上げ作業となります。凹みの費用については、傷の修理と同様に10㎝×10㎝の1か所の凹み修正かつ、部分塗装を想定すると、費用相場は以下の通りです。

付属品の脱着相場:5,000円~15,000円
凹みの修理相場:7,000円~25,000円
部分塗装の相場:30,000円~50,000円
合計:42,000円~90,000円

また、ルーフの凹みの修理はデントリペアという修理方法もあります。この方法は、凹みの範囲が狭く塗装に傷が付いていない場合に適用できます。特殊工具を用いて、内側から押して修正していく方法です。特殊な技術が必要ですが、塗装が必要ない分安く仕上げることが出来る為、安く修理をしたい方におすすめの方法です。

デントリペア修理の場合の費用は、1ヵ所あたり15000円~30000円です。

ルーフを修理する際の注意点



車のルーフを修理する際の注意点として、以下の3点が挙げられます。

・工賃が高くなる場合がある
・全体的に塗装を行う必要がある
・修理歴ありとみなされる可能性がある

それぞれについて、詳しく紹介します。

工賃が高くなる場合がある


車のルーフの修理の依頼先によって、修理内容や方法に違いがあり工賃が高くなる場合があります。ディーラーと一般工場のメリット・デメリットを説明しましたが、工場選びはとても重要で、自分に合った修理工場を選ぶのが良いでしょう。依頼先の選び方としては、少し面倒かもしれませんが、相見積もりを取って判断する方法があります。ただし、修理をする場合は無料で見積りを作成してくれますが、修理をしない場合は有料となり修理費の10%程度が請求されるケースもあるので、注意が必要です。

全体的に塗装を行う必要がある


車のルーフに傷や凹みが複数もしくは広範囲にある場合には修正範囲が広く、塗装する面積が広くなります。そのため、修正箇所を部分的に塗装するよりも、ルーフ全体に塗装をした方が仕上がりが良くなります。全体的に塗装を行う場合の費用相場は、50,000円~150,000円となります。

費用の内訳としては、塗装をするためのマスキングをする範囲が広くなり、ルーフという車の一番高い所の塗装を全体的にするため、脚立を使用して作業するなど工賃が高くなる傾向にあります。

修理歴ありとみなされる可能性がある


中古車市場では、「修復歴」が買取価格に大きく影響をします。交通事故やその他の原因で、自動車の内板骨格部分にまで損傷が及び、その部分の交換や修正をした場合に「修復歴あり」となります。内板骨格部分まで損傷がない場合は、損傷が大きくても「修復歴あり」とはなりません。

車のルーフで言えば、ルーフ自体は、内板骨格部分に該当しないため、交換や修理をしたからと言って、修理をしたとしても修復歴ありとはみなされません。しかし、ルーフが取りついている部分のピラーと呼ばれる部分は内板骨格部分に該当します。そのため、損傷状況が大きくルーフ以外の部分も同時に修理した場合は、修復歴ありとみなされる可能性があります。

乗り換えを検討した場合には外車王での売却見積もりを



ここまで車のルーフの傷や凹みの修理の費用相場や、どこで修理を依頼すれば良いかを説明してきました。修復歴が出来てしまうほどの損害状況であれば、修理するよりも乗換えを考えた方が良い場合もあります。今乗っている外車を売って新しい車の購入資金にすることを考えた場合には、外車王で売却見積りを取ってみてはいかがでしょうか。外車王は、輸入車の専門知識を持ったスタッフが、一台一台の仕様・装備などを細かく評価し、売却価格に反映しています。無料での専門スタッフによる出張査定も行っているため、日本全国どこでも最短当日の売却が可能です。ルーフの傷をきっかけに、買い替えを考えた場合はぜひ一度ご依頼ください。

外車のルーフ修理は信頼できる業者に依頼しましょう

ここまで、ルーフの傷と修理について紹介してきました。車のルーフは、走行中の飛来物や紫外線による日焼けなどにより凹みや錆がつきます。

ルーフの修理方法は、ディーラーや整備工場に依頼するほか、自分で行うこともできます。ルーフを修理する際には、工賃が高くなる場合があること、全体的に塗装を行う必要がある場合があること、修理歴ありとみなされる可能性があることに注意が必要です。
車のルーフに傷がついた場合は、この記事を参考に適切な修理をしてください。

[ライター/外車王SOKEN編集部]