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コラム

更新2017.05.24

25年経っても色褪せない・・・。ロールスロイスを見て、ロールスロイスについて語らう

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松村 透

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多くの方にとって一番身近なロールスロイスといえば…、航空機のエンジンではないでしょうか。筆者も、何かの折に飛行機に乗る際は、エンジン部分にロールスロイスのロゴがないか、無意識のうちにチェックしてしまいます。そして、それがロールスロイス製のエンジンだと分かった場合、何だか妙に得した気分に浸っています(笑)。

それではロールスロイスに触れたことにならない…。確かにそうです。それならば、ちょっと贅沢して、ザ・ペニンシュラ東京のトランスポーテーションサービスを利用するのもありかもしれません。1時間または15kmあたり、ロールスロイス・ファントムは13,000円(税別・高速料金や駐車料金も別途)とのことです。何かの記念日や自分へのご褒美に。ちょっとした贅沢かもしれません(画像は香港のもの)。

以前、ある場所で美しいブルーメタリックに塗られたロールスロイス・シルバースパーIIを見せていただく機会がありました。

「ラプソディー・ブルー」という名の、ロールスロイス・シルバースパーII


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「ラプソディー・ブルー」という名前の、水色のメタリックに塗られたそのロールスは、ボディサイズ以上(全長5380x全幅1890x全高1485mm)の存在感を放っていたような気がします。

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ボディカラーの影響なのか、それとも表情のお陰か、意外なことに威圧感が感じられませんでした。「ほんとに?」と勘ぐりたくなるかもしれません。近寄りがたいオーラは感じられるものの、周囲を威圧するようなとげとげしい雰囲気は感じられなかったのです。これは正直いって意外でした。

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この仕様を作れるのは、ファーストオーナーにのみ与えられる特権


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1991年式ロールスロイス・シルバースパーII、D車、左ハンドル。ファーストオーナーはどんな方が、どんな心境でこの仕様に決めたのでしょうか。自分好みのロールスロイスを仕立て上げるという、新車で購入する人のみが許される特権。これはクルマ好きにとって、「ひとつのアガリの儀式」かもしれません。

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これだけの個体を所有できた方です。おそらくガレージには他にも数台の、もしかしたらお宝級のクルマたちが同居していたかもしれません。そんな妄想が掻き立てられます。もしこの記事を、過去のオーナーさんたちが読んでくれているとしたら・・・。生産から25年経ったいまも、元気に日本の路上を走っていますよ!ということを、この記事を通じてお伝えしたいです。

一夜にして巨万の富を築いたとしても、相応しい格を身につけなければ永遠に似合わない


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おいそれと近づけないオーラを放っていると感じるのは気のせいではないはず。もちろん、勇気を持って1歩を踏み出せば、きっとロールスは受け容れてくれるのだと思います。しかし、英国女王陛下が主催する晩餐会に紛れ込んでしまったかのような、何ともいえない場違いな場所に来てしまった…。そんな風に感じました。

憧れの存在ではあるけれど、どんなに巨万の富を築けたとしても、自分には不釣り合いなクルマが世の中にはある。それを痛感した出逢いでした。せめて一度くらいは、ザ・ペニンシュラ東京のトランスポーテーションサービスを利用して、その優雅さを味わってみたいものです。

[ライター・カメラ/江上透]

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