
よもやま話
更新2023.11.22
初代ユーノスロードスターの旅。ともあり遠方にあり、楽しいにキマッテますね(笑)
中込 健太郎

この週末は広島に行き、マツダロードスター日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念イベント「THANKS DAY in JAPAN 3rd」に取材で行ってまいりました。どうせなら、というので、カレントライフでもおなじみ、ライターの小鮒康一さんの愛車初代ユーノスロードスターで向かおうということになりました。小鮒さんのクルマはこだわりの仕様で、右ハンドルであることを除いては、ほぼ北米仕様に見えるモディファイが施されています。しかも奇麗。小さいは小さいですが、結果としては、おじさん二人で広島往復、わりとさっくりできてしまいました。遠出は大きなクルマでないと、という故無き常識のようなものもあるように感じます。しかし、実際には小さなクルマでも問題ないクルマも多いですね。この道中を簡単に振り返りたいと思います。
最初はまず岡山へ。広島に行きますと声をかけたら、うちに泊りませんか?と行ってくださる小鮒さんのロードスター乗りのお友達が現れ、そこにお邪魔することに。「Wella Auto Repair」の応本さんです。(Wella Auto RepairさんのFacebookページはこちら)岡山と広島、なんとなく東京と横浜くらいの感覚になってしまいますが、実際は150キロ、東京から静岡くらいの距離があります。でも、次の日のことを考えれば、そこにめがけて夜通し走るというのも大変ですよね。非常に助かりました。
挙げ句に岡山のおいしいお店に連れて行ってくださったり。そこでクルマの話などを夜中までしてました。それもマニアックなクルマの話ではなく、根源的なクルマの魅力、クルマとの出会いの尊さのような話。私など所詮はクルマに乗ってはそれについて書かせてもらっているだけ。しかし、整備や、お客様から直接頼られている応本さんとの会話、とても勉強になりました。そういう人がロードスターを介して小鮒さんとお友達になる。そして私もご縁ができる。「クルマ自体がメディア」なのだ、ここ数年感じていますが、今回もその思いを新たにするような旅になりました。

おいしい、しかも切り方が豪快!!岡山でも人気のお店だそうで。(岡山市「魚や大将」さんの詳細はこちら)
そこからマツダ本社に移動。山本さん、中山さん、もうすっかりおなじみですね。日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したお礼をファンに伝えるイベント、なのですが、印象的だったのは、主査の山本さん、受賞後一番嬉しかったことは「おめでとう」というその言葉だと語ってくれたことでした。自然とついて出る言葉かもしれません。しかし、それを言えることの尊さ。それに素直にありがとうと思えるシンプルにして人間として大切なこと。こういう「コミュニケーション」の基本がこのクルマを介して造り手とユーザーの間に介在する。こういうところが単なる工業製品ではなく、クルマとしての価値を多くの人が見出す、そして人気を博す理由なのかもしれない。そんな風に感じました。

色だけは奥様チョイスで「黒」にした山本主査、ラインオフセレモニーで呼ばれたような気のした「ソウルレッドプレミアム」にしたデザイナーの中山さん。現行NDロードスターユーザーのお二人だからと言うエピソードも。
帰りは福山で自動車時計博物館なんかも寄ったのですが、帰りしな、小鮒さんのロードスターの前のオーナー松浦さんとご飯でも食べましょうということになり、広島から岐阜へ向かうことになりました。まあ、途中ではあるのですがここでも600キロ程度あります。まあ、行けるところまで以降ということになり、夜中ひたすら走って各務原まで夜のうちに到着。翌日はランチを飛騨牛のおいしいお店で頂きました。過剰だ、と思うほどおいしいランチ、久しぶりでした。

「ひつまぶし」ってうなぎでしょ?と思ったのですが、甘めのたれも、柔らかいお肉、甘い脂。とても感激の一品でした。(飛騨牛の「すき焼きの田中」についてはこちら)
ここでも、懐かしい話、松浦さんの現在の所有車アルファロメオ145のボクサーエンジンのモデルと並べて写真を撮ったり。広島にせよ、前のオーナーの住む岐阜にせよ、ふるさとに帰りたがるあたりに、妙に人間ぽいキャラクターを感じるのも面白いですね。

アルファロメオ145、日本に導入されなかった水平対向エンジンのモデル。走るスタンス、二台に共通していると思える点も少なくない。

代田社長ありがとうございます。
せっかくここまで来たのだから、と中津スバルさんにお邪魔しました。(中津スバルさん詳細はこちら)スバルへの愛情、そしてそれ以上にスバルへのエールの気持ちを持って、地域のみならず、全国のお客様にスバルの魅力を伝えているお店です。代田社長がこってり案内してくださいました。サンバーのオープンデッキの試乗イベントをするのだそうです。4駆マニュアルというチョイス自体が憎い。そしてレガシイの「非GT」、インプレッサの「非WRX」のマニュアル車の在庫がものすごく充実しているのです。一見普通のスバルディーラーのようにも見えますが、新車も、そして中古車も、それこそ「看過できない」在庫が充実。正直ローン審査を敢行しそうになりました。極めて「キケン」なお店。スバルファンならずともファンになる、スバルファンはここに来ることが目的になる、そんな魅力のあるお店でした。

こちらのS203は神奈川のお客様が二週連続でご来店、購入されたとのこと。
そのあと国道19号を長野へ。結局諏訪から高速道路に乗って帰宅。ざっと約1000マイル、ミッレ・ミリアですよね。今回はずっと助手席でしたが楽しいドライブでした。クルマがある、友がいる。そこに訪ねていける、クルマの存在意義ってこれだけで十分ですよね、本来は。皆さんも昔からのお友達に会いにいってみませんか?友あり遠方より来る、亦楽しからずや。もし来なければ行くだけのこと。ロードスター乗り、そしてアクティブなカーガイのスタンスはそういうことなのかもしれませんね。

道中食べた安定のシウマイ弁当。

まあ、このシウマイ弁当、購入したのは足柄で、食べたのは開通したばかりの新東名岡崎サービスエリアで、なんですが(爆笑)おいしそうなお店もあるのでまた今度。

掛川パーキングで打っていた「パンカツ」あんこを挟んだトーストを丸々揚げた代物。結構ヘビー。最近コンサートで聴いた「アンコマパンの歌」を思い出しますね。(この歌は検索してみてください)

アンフィニMS-8の2.5!!! 実に、看過できない。