
よもやま話
更新2023.11.22
数々の伝説を打ち立てたマシンたちの足元にはそれがあった。あの「O・Zラリーレーシング」が復活
中込 健太郎

WRCと言えばランチアデルタやトヨタセリカなどが活躍した時代を思い出す方も多いかもしれません。そこで数々の伝説を打ち立てたマシンたちの足元にはO・Zのラリーレーシングが装着されていました。

今や、モータースポーツシーンはもとより、世界中で名をとどろかせる名車の純正装着ホイールとしても採用例の多いイタリアのアルミホイールブランド「O・Z RACING」はプレス向けに2017年度の発表会を実施。そこで、このセンセーショナルな発表がありました。

レースを戦った実績は、その軽量で強度を兼ね備え、しかも空力までも考慮された一般ユーザー向けモデルにも惜しみなくフィードバックされています。冒頭紹介したラリーレーシングも、あの頃の鮮烈なイメージを見る者に与えるデザインは、ブレーキなどを保護する機能も持ち合わせたもの。今のクルマにあったサイズと、依然大きなアドバンテージを誇る強度も併せ持ったものに生まれ変わりました。伝説のラインナップのレプリカとはいっても、その圧倒的な存在感は他を寄せ付けない無敵なストリートホイールに仕上がっています。

またFIA-GT車両にも多数採用されている鍛造1Pホイールの技術を結集させたForgiata GTの「Hyper GT」も登場。フローフォーミング製法で、高いコストパフォーマンスを実現しています。

デザイン性で選んでも、その性能はすでに多くのメーカーや、レーシングシーンが認める存在になっているO・Zレーシングのホイール。今後の展開にも注目ですね。

発表会のパーティーでは、「DOTAMA」 VS 「ACE」による即興MCバトルが行われ、「鍛造」VS「鋳造」などのお題で、会場は大いに盛り上がりました。さらに締めくくりに、「TAISUKE」と「Hong 10」という豪華ブレイクダンサー2人によるパフォーマンスも披露され、会場をは熱気に包まれました。


走り続ける限り止まらない。そんなO・Zレーシングのメッセージを感じることのできるプレス向け発表会でした。

[ライター・カメラ/中込健太郎]