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ドイツ現地レポ

更新2018.03.01

仮想敵はフィアット500とMINI!小粒でもキラリと魅力的なプレミアムコンパクト「オペル・アダム・ロックス」

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守屋 健

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フィアット500、BMW MINIを代表とする現在のプレミアムコンパクト市場。日本でもこの2車の人気と知名度は抜群で、クルマにあまり詳しくない人にとってもおなじみの存在ではないでしょうか。プレミアムコンパクトカーの本場・ヨーロッパでは、日本には正式に輸入されていないものの、その2車をライバルとして作られたクルマが存在します。そんなクルマの中の1台が、今回ご紹介する「オペル・アダム・ロックス」です。

オペル創業者の名前が由来




2017年にグループPSA(旧社名PSA・プジョー・シトロエン)に買収されたオペルは、現在ヨーロッパを中心に販売されるブランドとなっています。ちなみに、イギリスでのブランド名はボクスホール。今回取り上げたアダムも、イギリスではエンブレムを変えて、ボクスホール・ブランドで売られています。

オペル・アダムという名前を聞いてピンときた方は、ドイツ車の歴史についてかなり造詣が深い、と言っても過言ではないでしょう。オペル・アダムの車名は、オペルの創業者であるアダム・オペルが由来となっています。オペル・アダムは2012年のパリ・モーターショーで発表され、その2年後にSUVバージョンであるオペル・アダム・ロックスが発表されました。オペルが日本に正規輸入されていない今、このクルマの存在を知っている人はあまり多くないかもしれません。

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フィアット500やBMW MINIがライバル




オペル・アダムは先述の通り、フィアット500やBMW MINIを仮想敵としています。アダムは3ドアモデルのみが用意され、デザインは今までのオペルとは異なる、ファッショナブルかつ洗練されたものとなりました。アダムは現地ドイツでも好印象を持って迎えられ、販売開始1週目で約2万台の受注を記録しています。比較的低価格に抑えながら、豊富なカスタマイズオプションで自分だけの1台を作ることができるという点が、特に高い評価を受けているようですね。



アダム・ロックスは、アダムの好調を受けて生まれたSUVバージョンです。車高を15mm上げてサスペンションのセッティングを見直しつつ、専用バンパーや樹脂製オーバーフェンダーを装着して迫力あるルックスに。残念ながら4WDの設定はなく、街乗り重視のSUVと言えるでしょう。全長3,747mm×全幅1,720mmのコンパクトなボディはBMW MINIよりも小さく、フィアット500よりは大きいというサイズ。取り回しのよい車体は、日本の狭い道路を走らせても楽しそうですね!

豊富なオプションから、自分だけの1台を作り上げる!




アダム・ロックスにはキャンバストップモデルの「アダム・ロックス・エアー」も用意されていましたが、2018年2月現在、ドイツ国内での販売はハードトップモデルのみとなっています。今回撮影した個体は、写真ではわかりにくいですが、キャンバストップのアダム・ロックス・エアーですね。今後、ドイツ国内では珍しい存在になっていくかもしれません。キャンバストップの開閉にかかる時間はわずか5秒。「ロックス」ではない、ノーマルのアダムでは今でもキャンバストップを選ぶことができます。



アダム・ロックスのエンジンは、かなり多くの種類から選ぶことが可能です。150hpの1.4リッターターボ(6MT)、115hpまたは90hpの1リッターターボ(6MT)、100hpまたは87hpの1.4リッター(5MTまたは2ペダルの5速イージートロニック)、70hpの1.2リッター(5MT)と、マニュアルトランスミッション中心のラインナップとなっているのも、日本とヨーロッパの違いを感じますね。

内外装のカラーやホイール、細かいパーツをカスタマイズして、自分だけの1台を作り上げる。それでいてそれほど高価ではなく、洗練されたおしゃれな佇まいで、カスタマイズによってポップにもシックにも見せられる…そんなクルマが国産車にも増えたら楽しいと思うのですが、実現はなかなか難しいのかもしれません。

昨今のSUVブームの波に乗って、どこかの会社が正規輸入を再開してくれないかな、と密かに願ってしまうほど、間近に見たオペル・アダム・ロックスは小粒でもキラリと光るプレミアムコンパクトでした。

[ライター・カメラ/守屋健]

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