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ドイツピックス

更新2017.04.27

旧車ファンの利用が絶えないフランクフルトの最年長タクシー「メルセデス300SEL」

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ドイツのタクシーといえば、メルセデス・ベンツのEクラスかトヨタのプリウスが定番になっています。ですが、ヨーロッパの玄関口・フランクフルトでは運良く最高齢の「クラシック・タクシー」に出会えるかもしれません。



「僕は最近の自動車が嫌いだ」と語るのは、タクシー運転手のクードラー氏。そんな彼が運転するのはメルセデス・ベンツの300SEL。1988年製のSクラス、ずっしりとしたボディ、ムッとしたような顔で当時の首相「ヘルムット・コール」とドイツ人の間で呼ばれているモデルです。

このメルセデスは海外販売用の希少なガソリンエンジンモデル。1988年にルクセンブルクの王家に納入されたものを、後に購入しました。

彼のタクシーは月曜から木曜までの営業ですが、タクシー乗り場で待つ姿を見かけるのは非常にまれです。彼はフランクフルトでよく知られており、常連は沢山。そのほとんどがクラシックカーファンで、日常の足使いより長距離移動に彼のタクシーを利用するのだそうです。

クードラー氏も「その方が僕も(売上的に)嬉しいけど、旧車はそう楽しまなきゃ意味がないよ」とコメント。後部座席には移動中でもファンには嬉しい、クラシックカー雑誌が用意されています。

クードラー氏のタクシーは現在フランクフルト市の中でも最も古いものです。2018年にようやくHナンバーを申請できるということで、来年からは同市唯一のHナンバータクシーになります。そうすれば、このクラシック・タクシーはますます有名になることでしょう。

出典・参照元:https://www.welt.de/

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