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ドイツ現地レポ

更新2023.11.22

今ならもっと評価されてもいいはず!ネオクラシックな1台、BMW2000

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中込 健太郎

2016年頃までの人気に比べて、クラシックカーの人気は少し落ち着きを見せているでしょうか?しかし、依然高い人気を誇っていることに変わりはないようです。猫も杓子もというよりは、人気の高いモデルや、評価に値するヒストリーを持つクルマ、履歴の明らかな個体などに人気は集中しているようです。これまで以上に質を求める市場になっている印象を受けます。



近々クラシックカーを購入する予定があるわけではないのですが、個人的に「今はあり」だと思うのが、クラシックBMWではないでしょうか。2016年に創立100年を迎えた、由緒正しいメーカーであるBMW。今や日本において、国産車以上のポピュラーな存在になっているといってもいいですね。少し上級のセダンモデルなど、国産車ではなく、それこそ3シリーズなどを購入する人の方が多いかもしれません。そんなポピュラーなブランドともいえるBMW。その先祖をたどるような意味合いも含むクラシックBMW。日本では特に、もっと評価されてもいいと思っています。

先日、ほんの少しだけBMW3.0CSiを運転させていただく機会がありました。その時、私のそんな予感は確実なものとなったのです。滑らかさもさることながら、ふわっとスウィートなのです。イタリア車とは異質の華やかさがあり、ドイツ車にくくられるのもちょっと違う、華麗なメカニズムを感じさせるものでした。昔のクルマのセッティングは、トルクフルで本当に好感が持てます。クラシックとくくるには少し新しいかもしれませんが、この辺りのモデルもなかなかいいものですね。



さて、ドイツからの便りの中に2000ツーリングの写真がありました。2000かどうかは確証が得られないですが、写真から判断すると、一番大きなエンジン、2000㏄の排気量の2000ではないでしょうか。これは珍しいですね。次期モデルはついにFF化されるともいわれていますが、現在のエントリーモデルでもある1シリーズ。ハッチバックながらFRを守り続け、そのオーソドックスな自動車の挙動を楽しめるモデルとして、案外自動車を何台も乗り継いできた方にも評価する声が少なくないクルマですね。

いわばこのクルマの祖先といってもよいのではないでしょうか。3シリーズの始祖、「02シリーズ」のファストバックの派生モデルツーリングですね。コンパクトなボディに使い勝手のいいテールゲートを装備しながらも、随所に02シリーズが持つ繊細さとアクティブな雰囲気が散りばめられていて、見るからに楽しそうな一台といえそうですね。



クラシックとは全く別の視点で、E46や、今のモデル2世代前の3シリーズの時代まで販売されていた「3シリーズコンパクト」のMTモデルなんて、今アシにしたら楽しいだろうな、なんて思うわけです。まさにそんな味わいすら感じさせる、ネオクラシックモデル。いい雰囲気ですね。こんなモデルもそれこそ楽しいだろうなと思うわけです。つい写真に見入ってしまいますね。

[ライター/中込健太郎 画像/ドイツ駐在員]

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