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コラム

更新2021.04.05

映画「ニード・フォー・スピード」を彩るスーパーカーな名車たち

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外車王SOKEN編集部

「ニード・フォー・スピード」という、常識を超えた車映画、皆様はご覧になられたでしょうか。

「ニード・フォー・スピード」は元々カーアクションゲームのタイトルなのですが、ゲームならではの、クラッシュ・スピン・横転・崖から飛ぶ、などのアクションが満載でスリリングなゲームです。そしてこの映画は、それを実録でやってしまいました。しかも「やめて!誰かこれはCGだと言って!」と叫びたくなるほど、超希少車を過酷なスピードレースに参加させ、ほとんど実録スタントでぼろぼろになるまで体当たりで競わせるという恐ろしい作品なのです。

この映画に登場した車たちを、予告CMを元にご紹介したいと思います。「ニード・フォー・スピード」のストーリーは、カーエンジニアで名ドライバーでもある主人公のトビーが、親友を死に追いやり自分を陥れた男に復讐するため、非公式のスピードカーレースに挑戦していくというカーアクション満載のスリリングなものです。

「マスタング・シェルビーGT500」

まずアーロン・ポール演じるトビーの愛車から。予告の最後にヘリコプターから哀れに吊り下げられしまった、白地に太いブルーラインが2本入った車ですが、FORDマスタングをキャロル・シェルビーがチューンアップした高級仕様車です。発売は2006年、リーマンショックとそれに続くフォードの経営危機など知るよしもなく、FORD百周年記念の盛り上がりの中で発表された懐古調の6代目マスタングに、何十年ぶりに再びシェルビーが手を入れたという、恐らくアメリカ人には堪らない1台なのではないでしょうか。

「ブガッティ・ヴェイロン」

CMでパトカーを猛スピードで追い抜いていた、オレンジとブラックのツートンカラーの、昔のスカイラインの様な真ん丸のテイルランプを持った車です。ブガッティは元々はイタリア人が当時ドイツ領の現フランス領で立ち上げたという、なんだかややこしい国籍のブランドです。1998年にFWグループがブランドを買取り、新生ブガッティのフラッグシップ車として2005年に発売されたのがこの車です。昨年ビートたけしさんが2億円で購入したとのニュースが流れました。最高速度は400km/h、W16気筒+4ターボチャージャーエンジンを搭載しています。ビートたけしさんはこんなエンジンで一体日本のどこを走るのでしょうか。

「GTAスパーノ」

CMではあまり長く映りませんが、鮮やかな黄色の車体が目立っていました。フロントもリアもとんがった、どことなくバッタを思わせる形状の車です。映画を見て、“こんな車知らない”と思った方も多いでしょうし、これからも実際に実物を公道で眼にできる確率は限りなく0に近いと思います。なにせ、世界で限定99台しか販売されていません。GTAモータース社からの2009年の発表時には、初めてのスペイン製スーパーカーであることと、バイオエタノールも燃料に使用できることが話題になりました。V10エンジン搭載でお値段は9800万円。昨年のモーターショーでは、外観もスペックも更にパワーアップしたモデルがお披露目されています。次回は何台販売されるか楽しみですね。

「ケーニグセグ・アゲーラR」
赤くて平べったい車体に、ボンネットからフロントバンパーにかけて三角に黒く着色された車です。スウェーデンのケーニグセグ社が開発したスーパーカー、アゲーラの更なる強化バージョンで、2011年ジュネーブモーターショーで発表されましたが、これがまたとんでもない車でして、理論上の最高速度は440km/hといわれ、2011年には加速、原則性能で6項目の世界記録を塗り替えました。お値段は1億3000万円。その性能は、「ニード・フォー・スピード」でも大活躍しました。

「ニード・フォー・スピード」がどれ程常識を超えた1作だったか、納得頂けましたでしょうか。もちろんご紹介した他にも数々の名車が登場します。スーパーカー同士の決戦を映画館で見逃した方は、ご興味がありましたらぜひDVDでお楽しみ下さい。各車とも物凄いスピードで走り去ってしまいますので、スロー再生のできるDVDの方が名車鑑賞にはおすすめです。

[ライター/CL編集部]

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