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中古車の豆知識

更新2021.05.17

外車と走行距離の関係性は?走行距離で車の寿命はどれくらい変わる?

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外車王SOKEN編集部

走行距離が長いとすぐに壊れてしまうような印象を受ける方は多いでしょう。実際のところ、走行距離と外車の寿命が関係あるのかどうかを確認しておくことが大切です。また、走行距離が長くても乗り続けるには、どのような工夫が必要なのでしょうか。今回は、外車と走行距離の関係性について紹介します。



外車の走行距離の確認方法


皆さんは、外車の走行距離を確認する方法はご存知でしょうか。日本とは、距離の単位が異なる場合があるので、特にアメリカ車の並行輸入車の走行距離を確認するときは注意が必要です。


アメリカ車の並行輸入車は、1マイル=1.6キロメートルで計算することになるので、トリップメーターを見てマイル表示になっていたとしても、慌てず騒がず表示されている数字に1.6キロメートルをかけてみましょう。そうすることで、正しい走行距離が見えてきます。アメリカ車の並行輸入車は、新車で購入した場合でもトリップメーターはマイル表示なので、マイルの計算方法を覚えておくと何かの機会で役に立つかもしれません。ただし、他の輸入車はほとんどがキロ表示になるので、マイルの計算が必要になるのは、ごく限られたケースといえるでしょう。


日本人の多くが気にする走行距離ですが、海外ではそこまで注目されることがありません。例えば、アメリカの広大な土地を走るのと、日本国内を走り回るのでは、走行距離に対する考え方が変わってくるのは当然で、海外では走行距離が多少多くなったとしても、それほど気にしません。メンテナンスさえしっかりと行われていれば大きな問題にはならないので、一概に走行距離だけで車の状態を見るのは危険なことがあります。


中には、「走行距離不明車」というものがあり、中古車オークションに出品されている場合があります。「走行距離不明車」とは、メーターが故障して交換されていたり、走行距離が改ざんされた恐れのある車のことを言いますが、実際の走行距離よりも大幅に少なく表示されている傾向があるので、しばしばトラブルの原因になります。


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走行距離から見る外車の寿命


走行距離から見た外車の寿命は、どのようなものなのでしょうか。


一般的に、日本では10万キロメートルが大きな区切りとして考えられ、中古車価格も下がっていきます。また、走行距離が10万キロメートルを超えると買い替えを検討する人が多いようです。



ただし、最近では車の耐久性が向上してきたので、走行距離が10万キロメートルを超えてもメンテナンスをきちんと行っていれば問題なく乗り続けることができます。


外車も走行距離が増えれば劣化が進みますが、日本車と同じく適切なメンテナンスを施すことで問題なく走行できます。中には、走行距離が50万キロメートルを超えても問題なく走れる車もあります。


先述した通り、日本よりも広大な地域を有する国では、ゆったりとした道を長く走ることが普通で、走行距離も日本と比べると3倍以上に伸びるのが一般的です。特にアメリカでは走行距離を気にするユーザーが少なく、20~30万キロメートルの走行距離でも問題なく走っている車が多くみられます。


外車の走行距離と寿命の関係


走行距離と寿命の関係において、「走った分だけ車は悪くなる」とは限りません。車の寿命は、走行状況やメンテナンスの頻度などで変わります。


車の部品は消耗品のため、走った分だけ劣化はしますし、部品が壊れてしまうこともあります。しかし、しっかりとした定期的なメンテナンスを行うことで、走行距離が伸びてしまっても長く乗り続けることができます。


また、中古車の場合は修復歴がどのようなものであったかによっても、車の状態は変わってきますし、その後長く乗り続けられるかにも影響してきます。それは日本の車であっても、輸入された車であっても同じことが言えるでしょう。


外車であれば、部品の交換時期も大きく関係してきます。日本の高温多湿な環境では劣化が早くなる部品もあるので、定期的な点検を欠かさないことが大切です。


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走行距離以外で外車の寿命に関わること



走行距離以外にも外車の寿命に関わることがあります。もちろん、走行距離も車が長持ちするかを判断する必要な検討ポイントになりますが、走行距離以外でも気を付けなければならないポイントがあります。


ここでは、走行距離以外の外車の寿命に関わることについて触れていきます。


事故の有無


外車であっても、日本車であっても中古車である以上は「事故の有無」は気になるところです。故障車であったり、事故車であったりする場合は、思いがけない破損などで車の寿命が縮まる可能性があります。


例えば、シャシーに影響を与えるような事故歴があれば、真っ直ぐ走ることが困難な場合もあるため、最悪の場合は修理を諦めて乗り換えを考えなければなりません。


メンテナンスの頻度


中古車を選ぶ際は、メンテナンスが定期的に行われていたかどうかが重要なポイントになります。10万キロメートルを超えた走行距離の場合、タイミングベルトの交換時期を確認する必要があります。一般的にタイミングベルトは10万キロメートルで交換が必要になりますが、万が一交換が行われていない場合は、納車整備の際に交換してもらう必要があります。


中には「メンテナンスフリー」を謳ってチェーンを使い、メンテナンス不要で乗れる車もありますが、車によってはチェーンが伸びエンジン不調を起こす場合があります。その場合は、タイミングベルトと同様に交換が必要になります。


走行距離が長い外車の整備のポイント


走行距離だけで、車の良し悪しを判断することはしない方がいいことを踏まえて、走行距離が長い外車の整備ポイントを解説します。外車は適切な整備をしておくことで長く乗り続けることができるので、走行距離に応じてメンテナンスをすることをオススメします。


具体的にどのような点に注目したらよいのか見ていきましょう。


タイミングベルトを早めに交換する


タイミングベルトの交換時期は、早めに対応した方が良い傾向があります。日本車の場合、タイミングベルトを交換する時期は、10万キロメートルを超えた時が目安です。


しかし、輸入車の場合は点検に応じて交換が必要になる場合があります。仮に、走行中にタイミングベルトが切れてしまった場合、エンジンブローが起こりエンジンが大ダメージを受けます。修理が不可能な場合もあるので、少しでも疑わしい部分があれば早めに交換するようにしましょう。


エンジンマウントを交換する


エンジンマウントを交換は、エンジンの振動を感じることが増えたら検討すべきでしょう。振動が増えたということは、エンジンマウントが劣化している為に引き起こされている可能性が高いからです。


エンジンマウントは、エンジンとボディを接続している部品で、エンジンの振動がボディに伝わらないように振動を吸収する役割があります。ゴム製の部品の為、過酷な走行をしていれば5万キロメートルでも消耗している場合があります。走行距離を目安に交換をするという方法もありますが、走行距離が交換時期に達していなくても振動を感じたら交換をするようにしましょう。


燃料フィルターを交換する


燃料フィルターも、長く走行した車であれば交換をした方がよいでしょう。走行距離もそうですが、使用頻度が高い場合は消耗が激しい可能性があるので、燃料フィルターを交換してエンジンに悪影響が及ばないようにしておくようにケアをすることが大切です。


燃料フィルターは、ガソリンに混じるゴミや水分をエンジンに届く前に防ぐ効果をもたらしているので、とても大切です。


足回りもメンテナンスする


足回りのメンテナンスもとても大切です。長距離を走っている車両であれば普通に走っている時でも安定性がだんだんと損なわれていく可能性があります。ショックアブソーバーやブッシュ類の交換、アライメント調整も重要です。足回りのメンテナンスをすることで、安定感が変わり走りやすくなります。


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中古外車を購入するときの走行距離の考え方



中古の外車は、必ずしも走行距離と車の状態がイコールではありません。走行距離だけで中古車の状態を判断しがちですが、それよりも車の状態そのものがどうなっているのかに注目すべきです。


具体的に、どのような点に注意して走行距離を考えていけば良いのか見ていきましょう。


安く購入したい場合は10万キロ以上


安く中古の外車を購入したい場合は、走行距離が10万キロメートル以上の車を探しましょう。中古車の場合は、10万キロメートルを境に価格が安くなる傾向があるので、予算がなくても外車に乗りたい人におすすめです。


また、10万キロ以上の走行距離だとしても、適切なメンテナンスさえ施されていれば問題なく乗ることができます。


価格と安全性のバランスをとりたい場合は5万~9万キロ


安全性と価格のバランスを考えるのであれば、走行距離が5~9万キロメートルで、5~7年落ちの中古車がオススメです。理由は、安全装備が最新モデルと大きく変わらない車がほとんどで、なおかつ手の届きやすいところまで価格が下がっているためです。価格が下がる理由は、市場に出回っている車種が多いためですが、モデルチェンジサイクルが4~6年ということも大きく影響しています。つまり、外車も国産車と同様にモデルチェンジがきっかけで乗り換えるユーザーが多いということです。


市場に出回っている車種が豊富だと、選択肢の幅が広がるので、どの外車に乗ろうか夢が膨らみます。注意したい点は、5万キロを超えた中古車は5年乗ったときに値段がつかないケースが多いことです。


安全性や綺麗さを重視するなら~5万キロ


走行距離が5万キロ以下の車であれば、安全性が高く綺麗な車が手に入ります。5万キロ以下の車は、初回車検、もしくは2回目の車検の前に手放される車が多く、大概の場合は目立ったキズなどがなく、室内も綺麗なままです。したがって、新車は購入できなくても、新車のような車に乗りたい人にオススメです。


ただし、年式が新しい車ばかりとは限りません。例えば、極端に年式が古い車であれば、部品に劣化などが生じている可能性がありますので、購入する際には細かいところまでしっかりとチェックしましょう。


走行距離が長い外車を売るときのポイント


中古車の外車を購入するポイントがわかったところで、次に気になるのは走行距離が長い外車を売却する時のポイントです。


車を乗り換える時、どのような状態で売却したら良いのか見ていきましょう。


メンテナンスをしてから売る


10万キロ以上の中古車は、年式によっても売却価格が異なります。10年落ちの車は一部の高級車・希少車を除けば下取りがつかない可能性があります。しかし、しっかりとメンテナンスが施されている車であれば、専門店などで買い取ってもらえる可能性があります。


10万キロ以上の走行距離だったとしても、車の寿命はまだまだ先があります。車の価値をしっかりと理解してくれる業者に査定を依頼しましょう。


オイル交換はもちろんのこと、その他の消耗部品の点検・交換・メンテナンスをしておくことで、次に乗る人も安心して乗り続けることができます。また、メンテナンスの履歴をしっかりと残し、どのようなメンテナンスをしたのかを確認できるようにしておきましょう。


仕様・装備を評価できる買取店に依頼する


車の価値は装備や仕様によっても差が生じることがあります。前述の通り、しっかりとメンテナンスされていることは当然として、仕様や装備など、その車だからこそのオプションがついている点を正しく評価できる買取業者で査定してもらうことが大切です。


走行距離だけでは車の価値は判断できません。しっかりと仕様・装備も見てくれる買取店に査定を依頼しましょう。


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走行距離が長い外車を高く売るなら外車王がおすすめ


走行距離が長い車を少しでも高く売却するためには、車の価値をしっかりと見てくれる買取店に査定を依頼することが大切です。


ここでは、外車王に査定を依頼するメリットを5つの項目に分けて解説します。


仕様・装備まで評価できる


外車王では、仕様・装備などを細かく評価して査定額に反映します。高額査定でお客様の「高く売りたい」という気持に応えてくれるので、納得のいく結果に繋がります。


査定実績が豊富


年間15,000件以上の豊富な査定実績が魅力的です。国内最大級のネットワークを誇る外車王では、多数の査定実績があるので、安心して利用することができます。


即日買取できる


日本全国どこでもスピーディーに即日買取が可能です。最短当日、無料で専門スタッフが出張査定に伺います。


JPUCに加盟している


買取業界の自主規制団体であるJPUC(日本自動車購入協会)に加盟しています。クリーンな買取業務をおこなっているので、安心して買取を任せることができます。


二重査定の心配がない


専門スタッフが丁寧に査定します。中古車買取業界でよくある契約後の減額が一切ないのも嬉しいポイントです。また、契約後のキャンセルでも費用を請求されることは一切ありません。


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走行距離以外の部分にも注目して外車を選びましょう


中古の外車を購入する際、走行距離で判断をすることが多くありますが、一概に走行距離だけではその車の状態を把握することはできません。


走行距離に応じた車の状態をチェックして、メンテナンスがしっかりと行われている状態の良い車なのか、もしくは大事に乗られてきた車なのかを確認することが大切です。10万キロ以上の車でも、大切にされてきたのであれば、まだまだ長く乗れる可能性があります。


また、購入した後も、いつまでも大切に乗り続けられるかが重要です。走行距離と一緒に車の状態も見ながら、素敵なカーライフを過ごしましょう。


[ライター/外車王SOKEN編集部]

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

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