ドイツニュース
更新2022.10.19
仏ミシュラン、公道使用が可能な2種類の「持続可能タイヤ」を発表
外車王SOKEN編集部
仏タイヤ大手のミシュランは5日、環境負荷の低い持続可能素材の含有量の多いタイヤ製品を発表した。乗用車用とバス用の2種類で、当該素材の含有比率はそれぞれ45%、58%。現行のタイヤ製品と同等の性能を備えており、公道での使用が可能だ。ミシュランによると、同種のタイヤ製品は世界初となる。
新製品は天然ゴムの量を増やすと同時に、使用済みタイヤから回収・再生したカーボンブラック、ひまわり油やバイオ原料由来の樹脂、籾殻シリカ、再生スチールを使うことで、持続可能素材の含有比率を高めている。
ミシュランは今回の製品開発を足掛かりに、持続可能性の高いタイヤ製品の生産準備と販促活動を2~3年内に開始する方針。同社は2050年までに自社製タイヤの持続可能性を100%とする目標を掲げており、中間目標として30年までに持続可能な材料の含有比率を40%まで高めることを目指している。
[画像/Adobe Stock 提供元/FBC Business Consulting GmbH]