
ドイツピックス
更新2017.05.04
スマートの前駆者、世界で最も小さなメルセデス・ベンツ「ナファ(1981)」を知っていますか?

NAO
今では欧州の小型自動車といえばスマートですが、この原型とも言える35年前の1981年に存在したメルセデス・ベンツの「ナファ」をご存じでしょうか?全長2.5m、幅と高さは1.5mと、スマートとほぼ変わらない「世界最小のメルセデス・ベンツ」です。

ナファ(NAFA)とはドイツ語で近距離移動車を意味する 「NAhverkehrsFAhrzeug」から名づけられたものです。その名の通り、繁華街での走行や駐車スペースが限られている場合でも楽に移動できるよう、考え出されたコンセプトカーです。
コンパクトデザイン、俊敏性と人間工学に基づいて設計されたナファはスライドドアを起用しており、高い着座位置、低いベルトラインと大きな窓で視界が良いのが特徴です。
4ストロークのガソリンエンジンは1リッター3気筒、45馬力。最高速度は時速130㎞/h。前輪駆動とオートマチックトランスミッション、パワーステアリング、ベルトテンショナーが採用されており、小さな体に見合わず700kgという重さでした。
当時この世界最小メルセデスのデザインは人々を驚かせ、なんて醜いクルマだと言われてきましたが、ナファの設計は1996年に発表されたAクラスにも採用されています。そして1997年にデビューした「スマートフォー・ツー」の構造基盤となっているのもこのナファなのです。以来コンパクトシティカーというコンセプトが確立し、今も大量生産されているのは、ナファをただのコンセプトカーとして忘れてはいけない1つの理由なのかもしれません。
出典・参照元:http://www.autozeitung.de/

ナファ(NAFA)とはドイツ語で近距離移動車を意味する 「NAhverkehrsFAhrzeug」から名づけられたものです。その名の通り、繁華街での走行や駐車スペースが限られている場合でも楽に移動できるよう、考え出されたコンセプトカーです。
コンパクトデザイン、俊敏性と人間工学に基づいて設計されたナファはスライドドアを起用しており、高い着座位置、低いベルトラインと大きな窓で視界が良いのが特徴です。
4ストロークのガソリンエンジンは1リッター3気筒、45馬力。最高速度は時速130㎞/h。前輪駆動とオートマチックトランスミッション、パワーステアリング、ベルトテンショナーが採用されており、小さな体に見合わず700kgという重さでした。
当時この世界最小メルセデスのデザインは人々を驚かせ、なんて醜いクルマだと言われてきましたが、ナファの設計は1996年に発表されたAクラスにも採用されています。そして1997年にデビューした「スマートフォー・ツー」の構造基盤となっているのもこのナファなのです。以来コンパクトシティカーというコンセプトが確立し、今も大量生産されているのは、ナファをただのコンセプトカーとして忘れてはいけない1つの理由なのかもしれません。
出典・参照元:http://www.autozeitung.de/