更新2023.10.03
メルセデス・ベンツ、指紋認証の車載決済サービスを導入
外車王SOKEN編集部
独自動車大手のメルセデス・ベンツは9月25日、米クレジットカード大手のマスターカードと協力し、ドライバーが車載システムの指紋認証で支払いを済ませることができるシステムを導入したと発表した。ドイツの顧客は直ちに、国内の3,600カ所超のガソリンスタンドで当該決済サービスを利用できる。今後、他の自動車関連サービスや欧州諸国に指紋認証の決済システムの導入を広げていく方針を示している。
当該サービスは、オンライン決済技術「Mastercard Secure Cardon Filefor Commerce Plattform」とメルセデス・ベンツの車載インフォテイメントシステム「MBUX」に統合されている指紋センサーを活用している。ドライバーは、ガソリンスタンドのレジに支払いに行く必要がなく、また、PIN番号を入力したり、携帯端末を介して支払い手続きを承認する手間もなくなる。明細書は電子メールで顧客に送信される。
当該サービスを利用するには、様々なサービスを利用できる「メルセデス・ミー」にマスターカードまたはビザのクレジットカードまたはデビットカードを登録し、「MBUX」を介してデジタル決済サービス「Mercedes pay+(メルセデス・ペイ・プラス)」で登録したカードを有効にする必要がある。
[画像/Mercedes-Benz 提供元/FBC Business Consulting GmbH]