更新2023.01.24
メルセデス・ベンツ、BEVの22年出荷台数が124%増加
外車王SOKEN編集部
独自動車大手のメルセデスベンツは10日、乗用車の2022年通期の出荷台数が前年比1%減の204万3,900台となったと発表した。地域的な新型コロナウイルスの感染防止措置や、部材不足、物流の停滞などがマイナス要因となった。純粋な電気自動車(BEV)は、前年比124%増の11万7,800台となり、前年の2倍以上に拡大した。最上級車ブランドであるメルセデス・マイバッハも前年比37%増の2万1,600台と、過去最高を更新した。
地域別では、欧州(EU、英国、スイス、ノルウェー)が前年比1%増の63万5,100台と、ほぼ前年並みだった。うち、ドイツは22万9,500台と、前年に比べ8%増加している。
アジアは、前年比1%増の98万7,800台。うち、中国が前年比1%減の75万1,700台を占めている。
北米(米国、カナダ、メキシコ)は、前年比3%増の32万7,000台。うち、米国は、前年比4%増の28万6,800台だった。
その他の地域は、前年比27%減の9万4,000台と大幅な減少となっている。ロシアへの輸出を停止したことが主因。南アフリカ(前年比34%増)とトルコ(同21%増)は大幅に伸びている。
■独高級車3ブランド、BMWが首位
独高級車3ブランドの2022年の出荷・販売台数を比較すると、BMWが約210万台で首位だった。2位は、メルセデスベンツの約204万台、3位はアウディの約161万台だった。
[画像/メルセデス・ベンツ 提供元/FBC Business Consulting GmbH]