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車悦

更新2023.11.22

オートマでもいい。911とできれば一緒に暮らしてみたい

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中込 健太郎

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先日イタリアLpr社のブレーキパッドを試すというので、ガレージ・カレントさんの在庫の997カレラ4Sを試乗する機会がありました。純正に引けを取らないばかりか、ヨーロッパでは名だたるメーカーの車種に純正採用されるレベルの製品づくりができるメーカーの代物。「刻印の有無」くらいしか純正ではないことの意味を示す証拠はない。そういってもいいような安心を感じる事ができるブレーキパッドでした。

( ※編集部追記:当記事は過去にメルマガ配信した記事です。)

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そしてそれにつけても911っていいクルマですね。ティプトロニックのカレラ4Sですので、一番操作が楽で、安心感の高いモデルということができるでしょう。RRのモデルよりはステアリングの軽快さは感じられませんが、それでもあの4駆にしたことでの安心の上乗度合いはやはり、「後輪駆動で低重心の水平対向エンジンを載せている」ことからお話をスタートさせていることに依るのではないか。妙に説得力を感じるのです。

年に一二度というような大豪雨の中、借り物のポルシェ911です。高速道路でも全く不安なく、むしろこれ以上安楽にあの環境を走り切れるクルマはないのではないか。そう思うほど快適だったのです。

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また最近、別のところで、きわめてよく整備されている993のやはりティプトロニックのクルマに乗せていただく機会がありました。確かに秀逸なエンジン。マニュアルで味わう贅沢さはあるでしょう。しかし、たっぷりとトルクフルなエンジンと安寧のうちに向き合うのもいいものだなと思いました。それでも、あの独特の始動時の武者震いのような挙動は、紛れもなく空冷ボクサーシックス。「このクルマで旅に出るんだ」そんな旅愁は十分にあるものです。

ピークは越えたにせよまだまだ高嶺の花の域を出ない911。しかしこのクルマと生活を共にしたかどうか。そこの差は間違いなくあるだろうな。そんなことを感じたのです。オートマでもいい。911とできれば一緒に暮らしてみたい。短期間にそう思わされたものです。

[ライター/中込健太郎]

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