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コラム

更新2020.08.24

ドヤ顔なのにスマートなスーパーカー「ランボルギーニ ウラカン」

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外車王SOKEN編集部

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ウラカンは、2014年のジュネーブモーターショーで公式デビューした、ランボルギーニのヒットモデル、ガヤルドの後継車種です。ガヤルドがどこか愛嬌のあるフェイスをしていたのに対して、ウラカンの面構えはかなり精悍で迫力あるものです。ガヤルドが闘牛の養育家にちなんだ命名だったのに対して、ウラカンはスペインの伝説的な闘牛そのものの名前を継いでいることも、何だか頷けます。

そんなドヤ顔なのにスマートなスーパーカー「ランボルギーニ ウラカン」についてレポートいたします。



しかしながら、ウラカンの洗練されたボディーラインは、牛のイメージとは大きくかけ離れています。特に、デザイナーがこだわったという、車体のフロントからリアまでを一本の線でつなぐというコンセプトは、この車にたいへん美しいサイドシルエットを与えています。デザイナーのフィリッポ・ペリーニによれば、ボディデザインには日本の折り紙の“山折り、谷折り”から得たインスピレーションが随所に活かされているそうです。このボディは華麗なだけではなく、4,459mmx1,924mmというサイズでありながら、ドライで1,422kgという身軽さ。カーボンとアルミニウム素材を統合した、ランボルギーニが新ハイブリッド・シャシーとよぶ技術が投入されているそうです。

パワートレインですが、まず最大トルク560Nm、最高速度325km/h、0 - 100km 加速3.2秒という性能を誇りながら、しっかりとEU6排ガス規制に対応できているところが驚きです。新開発の5.2L V10エンジンは、こちらも新規搭載のIDSと呼ぶシステムが燃料の直噴とポート噴射を理想的に組み合わせてエンジンを動かし、パフォーマンスを保ちながら低燃費、低エミッション化を実現したとのことです。しかもアイドリングストップ機能までついています。ウラカンをガヤルド以上に売り上げたい、というランボルギーニの気合がよく見えます。ブランド40周年に合わせてデビューしたガヤルドは、ランボルギーニの年間生産台数を8倍ほどに押し上げてくれた名車。幸いこれまでのところウラカンの売り上げも順調の様です。トランスミッションにも新開発の7速DCTを投入。電子制御の4WD駆動です。

ウラカンの売りの一つに、セレクタースイッチで簡単に切り替えられる3種類のドライビングモードがあります。HVを中心とした日本車でもよく見かける、それほど目新しくない仕掛けの様に聞こえますが、これがかなり面白いらしいのです。さすがにウラカン試乗は未体験ですので、さまざまな試乗レポートからの情報によると、モードの選択により、走りだけではなく、エンジン音、排気音まで極端に切り替わり、特にレースモードはかなりの興奮を呼ぶ走行感なのだとか。

3種類のモードとは、ストラーダ(公道)、スポルト(スポーツ)、コルサ(レース)です。しっかりとイタリア語なんですね、そこもランボルギーニっぽくて面白いです。

[ライター/CL編集部]

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