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更新2017.10.31

東京に100台近いランボルギーニが集結。「ランボルギーニ・デイ」に参加してきた!

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JUN MASUDA

ランボルギーニ・オーナーのはしくれとして「ランボルギーニ・デイ」に参加してきた。

「ランボルギーニ・デイ」とは、文字通りその一日がランボルギーニで埋め尽くされた祭典だ。
日中はメディア向けのイベントやランボルギーニ・オーナーによるパレードランが行われ、クラシックランボルギーニの美しさを競うコンクール・デレガンスも開催された。
夕方からはオーナーを前にして、ランボルギーニ社CEO、ステファノ・ドメニカリ氏によるスピーチとパーティーも行われる、という豪華なイベントだ。

ランボルギーニ・デイ
▲今年の会場は東京プリンスホテル。東京タワーをバックにランボルギーニのヒストリックモデルが集合した

年に一度のランボルギーニ祭り、ランボルギーニ・デイ



今回、ボクはメディア関係者としてではなく、いち「ランボルギーニ・オーナー」としての参加である。
会場となる東京プリンスホテルに到着したのは午後5時頃であったが、駐車場にはところ狭しとコンクール・デレガンスに参加する車両が並んでいた。

そして日が暮れるころになると、パレードに参加していたランボルギーニたちが続々と会場に戻ってきて華を添え、大いに盛り上がる。

そんなランボルギーニ・デイだが、開催されたのは昨年(2016年)が第一回目だ。
2016年はランボルギーニ創業者であるフェルッチョ・ランボルギーニ生誕100周年にあたり、ランボルギーニのアイコンともいえる「ミウラ」が発表された50周年という記念すべき年でもあった。

ランボルギーニ・デイ
▲こちらは会場に展示されていたミウラ。これが50年以上も前のデザインだとは思えない

それらを祝うために世界中で記念イベントが開催されたのだが、日本における祝賀イベントという位置づけが「ランボルギーニ・デイ2016」だった。

ランボルギーニと双璧をなすフェラーリは、年次イベントをオフィシャルにて開催している。しかし現在ランボルギーニにおいてはそういったイベントはこの「ランボルギーニ・デイ」だけだ。
スクーデリア・フェラーリから移籍してきたランボルギーニの新CEO、ステファノ・ドメニカリ氏(2016年3月にCEOへ就任)は、フェラーリファンがフェラーリに対して持つのと同様の情熱や忠誠心を、昨年のランボルギーニ・デイで感じたのは間違いないだろう。

その内容を昨年に比べ大幅に充実させただけはなく、日本のファンのために大きなサプライズまで用意していたのだから。

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ランボルギーニ・デイ2017の様子を画像にてお届けしよう(室内展示編)



昨年の会場は東京は新宿にある「聖徳記念絵画館」だった。
今年の会場は「東京プリンスホテル」敷地内にある駐車場を利用したものだ。

今年つまり2017年における「節目」は、「日本へ、最初のランボルギーニである400GTが輸入されてから50周年」というものだ。
そのため、会場には今回はじめて公開された「50 JAPAN」のロゴがあちこちに見られる。



ランボルギーニ・デイ
▲これが「50 JAPAN」のロゴだ

ここでその様子を見てみよう。

まず会場内は大きく2つに別れる。「屋外」と「屋内」だ。
屋外にはコンクール・デレガンス参加車両の展示スペース、そして都内パレードランに参加した車両の駐車スペースに分かれる。こちらはのちに画像にて状況をお知らせしたい。

まず、こちらは屋内展示だ。
簡易テントを張ってクローズ空間を作り出したものだが、この屋内展示は昨年に比べて大きく充実したものとなった。
日本市場に対して割り当てられた「たった一台」のチェンテナリオ・クーペの展示に始まり、ランボルギーニのレース部門「スクアドラ・コルセ」がリリースする最新のレーシングカー”ウラカン・スーパートロフェオEVO”、レストア部門「ポロストリコ」によってレストアされたミウラが公開され、数々のランボルギーニグッズを展開するコレツィオーネ・アウトモビリ・ランボルギーニの出店、つい最近パートナー契約を締結した腕時計メーカー「ロジェ・デュブイ」のブース出展など、ランボルギーニ密度の濃いスペースである。

ここからは順を追って画像でそれらの魅力を紹介したい。

ランボルギーニ・デイ
▲これがランボルギーニではじめて「カラーカーボン」をボディパネルに採用したとされる”チェンテナリオ・クーペ”だ

ランボルギーニ・デイ
▲ホイールにもカーボン製パーツが取り付けられている

ランボルギーニ・デイ
▲アクセントはホワイトだ。クリアレッドとホワイトとの組み合わせによって「日本=日の丸カラー」を意識したということだ

ランボルギーニ・デイ
▲こちらはランボルギーニによるパーソナリゼーション・プログラム「アドペルソナム」によってカスタムされたアヴェンタドールSロードスター

ランボルギーニ・デイ
▲アドペルソナムのサンプルも展示。ボディカラーやストライプ、ホイールカラー、インテリアではレザーやアルカンタラ、ステッチ、シートベルトのカラーなど変更が可能となる

ランボルギーニ・デイ
▲こちらはランボルギーニのレストア部門「ポロストリコ」がレストアしたミウラ

ランボルギーニ・デイ
▲エンジンも新車のようにきれいだ

ランボルギーニ・デイ
▲レストアに用いられたパーツたち

ランボルギーニ・デイ
▲アパレル、シューズ、バッグなどランボルギーニグッズも販売されている

ランボルギーニ・デイ
▲カーボン製のスーツケースもある。イタリアのTecknoMonster社とのコラボレーションによる製品で、スーツケース(小)は759,200円だ。大きい方のスーツケースの価格は恐ろしくて見ることができなかった

ランボルギーニ・デイ
▲キッズ用スペースもある。乗用電動アヴェンタドール、ラジコンカーなどで遊ぶことができる

ランボルギーニ・デイ
▲レーシングドライバーのトレーニングに使用するシミュレーターも体験可能だ

ランボルギーニ・デイ
▲ランボルギーニと新しくパートナーシップ契約を締結した腕時計メゾン、「ロジェ・デュブイ」の展示もあった

ランボルギーニ・デイ
▲発表されたばかりのレーシングカー、「ウラカン・スーパートロフェオEVO」のリアエンド。異次元から来た乗り物のようだ

ランボルギーニ・デイ2017の様子を画像にてお届けしよう(室外展示編)



こちらはその優雅さ(エレガンス)を競う、コンクール・デレガンス(Concours d’Elegance)Tokyo 2017参加車両たち。
350GT、イスレロGT400、エスパーダ、ウラッコ、ジャルパ、そしてもちろんカウンタック、ミウラ、ディアブロまでが出揃った。

ランボルギーニ・デイ
▲カウンタック。LP400、25thアニバーサリー、クワトロバルボーレなど各世代並ぶ

ランボルギーニ・デイ
▲カウンタックにはリアトランクがあった!

ランボルギーニ・デイ
▲ランボルギーニ特有の「リボルバー」ホイール。世代や車種によってデザインが変遷している

ランボルギーニ・デイ
▲珍しいウラッコ・レーシング

ランボルギーニ・デイ
▲ウルスの祖先、LM002

ランボルギーニ・デイ
▲ミウラP400S

ランボルギーニ・デイ
▲ジャルパP350S

ランボルギーニ・デイ
▲エスパーダ。4人乗りの珍しいモデルである。スペイン語で「剣」を意味するが、最近復活がウワサとなっている「エストーケ」もやはり「剣」という意味を持ち、関連性を感じさせる


▲ディアブロは最大勢力だった(次はカウンタック)。GTR、VT、SE、SVなどほぼすべてのモデルが集結したのでは、と思えるほどだ

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ランボルギーニ・デイ2017の様子を画像にてお届けしよう(パレード車両編)



ここからはパレードに参加し、会場へと戻ってきた車両を紹介する。
ランボルギーニ・デイ開催当日、SNSなどで話題になった「ランボルギーニ軍団」の正体はこのパレードに参加した車両たちだ。
他府県ナンバーも多く、全国から集結していることがわかる。

ランボルギーニ・デイ
▲マットカラーのアヴェンタドール。クーペやロードスター、SVまで各モデルが勢揃い

ランボルギーニ・デイ
▲ウラカン・ペルフォルマンテ。ウラカンもスパイダー、RWDなど全バリエーションが揃っていたのではと思う

ランボルギーニ・デイ
▲ガヤルド。今や少数派になってしまったが、ボクにとっては思い入れのあるモデルだ

これが日本限定、しかも生産は5台のみのアヴェンタドールSロードスター”50th アニバーサリーエディション”だ



ランボルギーニは今回のイベントにおいて、「サプライズ」を用意していた。
それがこの「アヴェンタドールSロードスター50th アニバーサリーエディション」。ボディに施されるグラデーションの仕上げには170時間を要するという。

ランボルギーニ・デイ
▲これがその限定アヴェンタドールだ。ステファノ・ドメニカリCEOがアンヴェールし、美女が華を添えた

このアヴェンタドールSロードスター50th アニバーサリーエディションは5台限定だが、5台それぞれが異なる仕上げを持つ。

日本をイメージした「水」「風」「地」「火」「空」をテーマとしており、それに沿ったカラーが割り振られている。
デザインはランボルギーニのデザインセンター「チェントロ・スティーレ」、実際に車両をカスタムするのはアドペルソナムだ。

ランボルギーニ・デイ
▲仕様を決定する段階のデザイン画も公開されていた

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「ランボルギーニ・デイ」は、ランボルギーニ・ファンの熱気が感じられた素晴らしいイベントだった



ランボルギーニ・デイ
▲メインのパーティー会場はブルーのライティングに彩られ、DJブースも設けられていた

昨年は「フェルッチョ・ランボルギーニ生誕100周年」、今年は「日本へのランボルギーニ輸入開始50周年」という名目があったが、来年はそういった節目は(おそらく)ない。
そのために来年のランボルギーニ・デイが開催されるのか現時点では知ることはできないが、年にいちどの「お祭り」としてぜひ開催そして定着して欲しい、とボクは切に願う。

そして、この日ほど「ランボルギーニのオーナーでよかった」と感じる機会もなく、もし来年も開催されるのであれば必ず参加するつもりだ。

[ライター・撮影/JUN MASUDA]

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