ドイツニュース
更新2023.11.07
英JLR、ホイットリーのR&D拠点にEV試験施設を開設
外車王SOKEN編集部
英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は10月23日、ホイットリーにあるエンジニアリングセンターに電気自動車(EV)の試験施設「フューチャー・エネルギー・ラボ(FutureEnergyLab)」を開設したと発表した。2030年までに9車種の完全電気自動車(BEV)を市場投入する計画の一環として研究開発を強化する。面積は約3万平方メートルで、350人を雇用する。投資額は2億5,000万ポンド。
ホイットリーのエンジニアリングセンターではレンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリー、ジャガーのBEVモデル用に電気駆動装置(EDU)を開発している。試験施設ではこれらEDU用の試験装置をはじめ、EVのシステムテスト設備、摂氏マイナス40°Cからプラス55°Cの範囲でシミュレーションできる極端気象試験室など、EVのあらゆるテストを迅速に行える最先端設備を4,000万ポンド以上かけて導入した。来年はさらに2,200万ポンドを投資する予定だ。
JLRは4月、今後5年間で電動化に合計150億ポンドを投資する計画を明らかにした。
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