アイキャッチ画像
中古車の豆知識

更新2021.05.17

日本車と外車それぞれの良さとは?日本車と外車の違いに注目してみた

ライター画像

外車王SOKEN編集部

皆さんは、日本で生活をしているのであれば、日本の生活に適している日本車(国産車)に乗る方がいいのではないかと考えたり、でも、一度は憧れたことのある外車に乗ってみたいと考えたりしたことのある人は少なくないでしょう。


いざ、外車を買おうとした時に、日本車と外車は何が大きく違うのか、生活圏に見合う車で生活をするべきか迷うと、購入の決意がゆらいでしまいます。今回は、国産車や外車のそれぞれにある特徴をご紹介した上で、魅力について触れていきたいと思います。


日本車と外車のそれぞれの良さとは一体なんなのでしょうか?



日本車と外車の違い


まずは、日本車と外車の違いについて、維持費や安全性、乗り心地などに分けて詳しくご紹介します。


維持費


一般的に、車を所有したら「車に乗りたい」という想いだけでは乗り続けることは難しく、ガソリンやメンテナンスなどの維持費がかかります。


国産車と輸入車の維持費を比べると、輸入車の方が高くなるでしょう。


維持費には、「修理費用」「保険料」「ガソリン代」「税金」などがあります。総合的に見ると、国産車よりも輸入車の方が維持費が高くなるのです。


これは、輸入車が日本の気候に合っていなかったり、構造が日本の車とは異なったりする点から、故障頻度も高くなることが一因です。また、故障やメンテナンスにおいて部品が海外取寄せになる場合があるため、国産車よりも修理費用が高くなる傾向があります。


それに対して日本車は、一般的に故障しにくい構造になっており、当然ながらパーツを海外から取り寄せる必要がありません。


ただし、愛車であれば輸入車や日本車どちらであっても、メンテナンスは車を所有するために必要なことです。大切な愛車だからこそ、お金をかけた分だけ愛情が増します。


安全性


近年では、よく「安全性」が取り上げられています。事故防止対策をしっかりと考えて作られた自動車が多く登場しているなか、日本車と外車ではどちらの方が安全性に優れているのでしょうか。


国によって安全性に対する考え方や環境などが違うので、結果に差が生じます。また、車の生産国によって、起こりやすい事故の種類が異なります。


日本では、車と歩行者の絡む事故が多く起こっているので、その点を踏まえた開発をしています。衝撃吸収するような素材でボディを作ることで、ボンネットやバンパーが衝突エネルギーを吸収してくれます。



海外では、車同士の絡む事故が多く起こっているので、その点を踏まえた車作りをしており、車自体の安全性を極めた高度な技術を取り入れています。車のボディを特殊な溶接で繋ぎ合わせ、取れないように工夫したり、フレームやパネルにも厚みを持たせることでボディ剛性を高めたりしています。


その他、車線を逸脱した際に自動修正してくれるシステムや前方車との衝突を回避するシステムなどは多くの車に搭載されています。


日本車と外車のどちらの方が安全性が高いかと言えば、やはり日本の環境に合った構造の日本車の方に軍配があがるのかもしれません。事故を起こした時に、対人間だった場合の被害を考えるか、対車の事故での被害を考えるか、という点で購入の検討をするとよいかもしれません。


環境性能


環境性能も車によって異なります。その特徴を踏まえて、自分にとって好ましい車を選ぶとよいでしょう。


日本車では「ハイブリッドモデル」が主流になっています。昨今でも、新たに多くのハイブリッドモデルが登場しています。また、燃費がよくて性能が良い車が求められていることも特徴です。


外車は「ダウンサイジングターボ」や「クリーンディーゼルエンジン」が主流となっています。外国では、燃費性能を求めるだけでなく、走行性能を高める傾向が強く見られます。


「外車は燃費が悪い」というイメージが定着しているようですが、これは以前起きた「オイルショック」が原因だとされています。今では、欧州の車を中心に開発が進められ、ハイスピードで安定性が高く、かつ燃費性能が高い車が多く登場しています。これは、CO2排出量規制が強化され、より環境への配慮が車作りに求められているためです。


次世代のプラグインハイブリッドシステムやダウンサイジングターボによって誕生した燃費性能に優れた輸入車の代表格が「ミニクーパーS EクロスオーバーALL4」です。EVモードで最大61km走行できる効果もあって、欧州複合モード燃費58.8km/Lと、非常に優れた環境性能を実現しています。


その他、欧州車のメルセデス・ベンツやボルボなども、環境性能において注目できるメーカーであると言えるでしょう。


乗り心地


乗り心地の良さは、「走行性の高さ」「騒音や揺れがない」「車内空間の広さ」の3点が揃った時に体感できます。


「走行性の高い車」であれば、アクセルを軽く踏むだけでスムーズに加速したり、ドライバーの意思で車を自由に操れるハンドリング性能の高さなどが求められていたりします。車に乗っていて、思うままに操れて、運転していて楽しい車と巡り会えた時ほど「運命」を強く感じることでしょう。


「揺れ・騒音が少ない車」であれば、ドライバーだけではなく同乗者も一緒にドライブを楽しめます。車に乗っている時に路面の揺れや衝撃を感じると不快感は強くなり、不安を感じるのではないでしょうか。騒音・異音が大きい車に乗っていると、車内での会話を楽しめなくなるでしょう。


衝撃を吸収するサスペンションが使われている車やノイズを吸収してくれる素材を使ったボディの車であれば、より快適にドライブを楽しめるようになります。


「車内空間が広い車」は、ドライブでは欠かせない大切なポイントです。窮屈な車内では、足を伸ばして乗れなかったり、不快を感じたりすることがあります。


また、天井が低いと、圧迫感によってストレスを感じるでしょう。


そのほか、「足回り」も「快適さ」につながる大切なポイントです。


走らせていて高速域になった時にも安定する車は、高速道路などでもより快適に走らせることができます。これは、足回りが「固め」にセッティングされており、路面への反応も早く路面にピタッと吸い付くような走りができるためです。ですが、足回りが固いことでちょっとした段差にでも簡単に反応するようになってしまうため、街乗りでは少々不快に感じることもあるでしょう。


日本車によくある足回りが「柔らかい」車種であれば、サスペンションが軽くなっているので街乗りでの路面段差による衝撃を感じにくくなります。ただし、足回りが柔らかい分、路面をしっかり捉えることが難しくなるため、車体の安定性が低くなります。


車は、そのメーカーの国の道路事情に合わせて設計されているので、実際に試乗して確かめることが大切です。


また、使用用途によっても、車に求める快適性が異なってくると思いますので、その点も合わせて車種を選びましょう。


運転性能


運転性能は、もちろんドライバーの意思に車がどこまでついてこられるのか、快適かつ爽快な走りを楽しめるかという点も大切です。また、車種によって運転性能が異なります。


まずは具体的に国ごとにどのような運転性能があるのか注目しましょう。


日本の車は、燃費性能を高めながら進化させて、低燃費を目指して技術革新を続けてきました。石油を輸入に頼っている為に、ガソリンを効率的に使うことを目的としたユーザーが多く、結果として車は低燃費で壊れにくい車作りが進められました。


同時に、車両の軽量化も行われましたが、日本車は寿命が短く、耐久性が低いと考えられています。それは、定期的に車を乗り換える文化があるからだと考えられています。


外国の車は、国によって異なるものの欧州車が長寿で使いやすいというのが一般論です。ドライバーの意思を忠実に反映させるハンドリングの性能が高いこと、車体の取り回しの良さ、車がしっかりと止まることなど、素晴らしいポイントは多々あります。


また、頑丈なボディでエンジンパワーや路面からの衝撃を受け止められるような設計になっています。その結果、耐久性も高く長寿な車が誕生することになりました。しかし、当時の外車は車重が重かったため燃費性能があまり良くありませんでした。


現在は、燃費性能を上げるために設計が見直されています。当時の車は、重量税や燃費性能が低い点からも維持費がかかりやすい傾向が見受けられました。現在では、ボディ解析技術や新素材を採用したおかげでボディが軽量化され、効率的な小排気量エンジンを採用し、燃費性能が向上されています。


ドイツ車は、精巧でとても信頼性が高く、日本の職人気質に通じるものがあります。作り込まれた車種としては、世界的ブランドと言える「メルセデス・ベンツ」「BMW」「アウディ」「ポルシェ」「フォルクスワーゲン」などが挙げられます。一度は聞いたことのあるブランドや、乗ってみたいと思ったことがきっとあるはずです。


アメリカ車は、雄大な大地をゆったりと走り切る車が多くあり、ボディが大きく大排気量のエンジンが搭載されています。比較的、高回転を苦手とするOHVが今もなお採用され、某カーアクション映画に登場したりと、アメ車人気は今でも衰えがありません。


フランス・イタリア車は、それぞれ似たような傾向があり、日本と同様に小型車が中心です。道路が石畳で作られているので、特にフランス車は「猫足」と言われる足回りが採用されており、サスペンションが良く動き衝撃も吸収する素晴らしい性能を持ち合わせています。


それぞれ、フランスはお洒落で小粋なデザインが多く、イタリアでは色気が漂うデザインが魅力的です。


修理・メンテナンス費用


輸入車と日本車は、それぞれ修理・メンテナンス費用がどのようにかかってくるのか注目していきましょう。日本車は壊れにくく、輸入車は壊れやすいという言われがありますが、どうしても輸入車の方が2~3倍の金額がかかるのは仕方がないことかもしれません。


輸入車は日本車と比べて故障する確率が高く、故障やメンテナンスの際に必要な部品・パーツなどを外国から輸入する必要があるため、修理やメンテナンス費用が高くなる傾向があります。中でも、電装系パーツの耐久性が日本に準じていないために、日本国内に合わせた修理やメンテナンスが必要になります。日本の気候は、他国と比べて高温多湿という特徴があり、電装系パーツに不具合が起こりやすい傾向にあります。


また、車の構造が異なるので、修理やメンテナンスなどの工賃が高くなります。日本車と比べると外車の構造は複雑なため、専用工具がなかったり、専門の整備士がいなかったりすると、修理やメンテナンスができません。そのため、どうしても日本車の場合と比べて修理費やメンテナンス費が高いのです。中古車は、新車と比べると購入しやすいですが、修理回数が新車と比べて増えてくるので、総費用はほとんど変わらないでしょう。


日本車は、部品の少なさによって故障発生率を低下させたり、修理・メンテナンスを簡単にする工夫をしたりして、修理費用を軽減しています。車両が軽量化され、日本の車はますます進化を続けており、日本国内だからこそ修理などもすぐにしてもらえる点は魅力的ではないでしょうか。また、壊れにくい分、修理費は外車と比べれば維持費が安く済む傾向があります。


故障のしやすさ


各国の特徴を活かした車作りが輸入車の魅力です。日本の車は精巧な車作りをされているから壊れにくいというイメージがありますが、輸入車も劣らずしっかりと作り込まれています。日本という国の特徴として、湿度が高くまた気温も高くなりやすい点から電気系統の故障が起こりやすい事実があります。先述した通り、1台の車を長く乗る文化があることから耐久性が高いドイツ車などは重要部分(エンジンなど)は国産車よりも壊れにくい傾向があります。


最新技術として組み込まれている「オートクルーズ」「シートヒーター」などの電気系統パーツは、高温多湿な日本において故障しやすいパーツでもあり、また専門的な知識が必要な場合があります。


車検代


車検代は、日本車も外車も大きく差額が生じることはありません。日本車も外車も同様の車検で対応をするので、車種による車検代の金額が変わるということはなく、民間の整備工場などで車検をしたり、ユーザー車検をしたりすることで車検代を抑えることができる可能性があります。


注意点として、もし部品の交換があった場合は、海外からの取り寄せになる可能性がありますが、その場合は通常よりも費用かさむ上に、部品が届くまでの時間も考慮しなければなりません。その点では日本車よりも車検代が高額になる可能性は否定できません。また、車検代を抑えるために、パーツをご自身で注文して整備工場などに持ち込み作業をしてもらうという方法もありますが、知識があまりない場合は間違った商品を購入してしまうというリスクがあります。


ガソリン代


ガソリン代は、一般的に油種によって基本価格が異なります。時期によって価格が異なるため、安い内にガソリンを入れようと慌ててガソリンスタンドへ行く方もいるのではないでしょうか。その場合は、ガソリンタンクの大きさによって費用は異なるので、日本車だから、外車だから、という定義は当てはまらないといえるでしょう。



しかし、外車はハイオク指定の車が多く、日本車ではレギュラーガソリン車が主流であることから、外車の方がガソリン代が高くなる傾向があります。


また、日本は燃費性能が高い車作りをしているので、海外の車と比べればガソリン代が安くなる傾向があります。


ただし、外車においても燃費性能が高い車が登場しています。特に、新型モデルの外車は日本車に劣らない燃費性能を持っているため、どちらの方がよいかは一概には言えません。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

日本車が好きな人によくある理由



ここで、日本車が好きな人の日本車が好きな理由について注目していきましょう。


燃費がいい


日本車は、燃費性能が高く低燃費の車は人気と注目を集めています。ハイブリッドモデルが登場している点からも環境性能への配慮があることは一目瞭然でありますが、燃費性能が向上されています。


また、エンジンや変速機の先進性が高く、その点の支持を受けています。エンジンの性能が高く、変速機も良質であればその分、走行性能が上がってより燃費性能も高まっていきます。


コストパフォーマンスが高い


日本では、車を短期間で乗り換える傾向があります。そのため、気軽に乗り換えられるように、コストパフォーマンスに優れた車が多く登場しています。


高い技術で作られるコストパフォーマンスの高い車は世界からも注目されています。


壊れにくい


日本車には、壊れにくいというメリットがあります。もちろん、乗り方によっては故障が起こる恐れもありますが、一般的には故障しにくく、修理やメンテナンスなどがしやすいように少ない部品で作られているのです。


また、部品や足回りも壊れにくさを踏まえた作りになっています。


外車が好きな人によくある理由


次に外車が好きな人の外車が持つ魅力についてご紹介いたします。


デザイン性が高い


外車はデザイン性が高く、日本車とは違った魅力が満載の自動車が数多く登場しています。可愛らしかったり、スタイリッシュであったりする点が魅力的です。


内部のインテリアも含めて、細部までこだわり抜かれて作り込まれており、職人技を目で見て楽しめます。


特別感を得られる


外国の車に乗ると、やはり人とは違う「特別感」を得られる点も魅力でしょう。日本で暮らしているわけですから、道を走るほとんどの車が日本車です。その中に外国の車が走っていると、目を引くものがあります。


また、外車のフロントマスクは、メーカーがひと目でわかるデザインになっており、外車ならではの特別感を得られることもメリットです。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

中古車を選ぶときの注意点



さて、ここで中古車を選ぶ時の注意点について触れていきます。中古車を購入する際に、国産車と外車それぞれにおいて、注意するべきポイントが同じかどうかを見ていきましょう。


走行距離だけで選ばない


中古車は、走行距離だけで選ばないようにしましょう。当然、「中古車」ですので、既に使用された車=既に走ったことのある車が多くあります。走行距離が多い方が劣化が進んでいる可能性が高いのでおすすめできません。ただし、走行距離が少ない車も油断大敵です。


走行距離が少ない車は、一見すると劣化が少なく状態がいい印象を受けますが、実はそういうわけではなく、適切なメンテナンスが施されておらず、そのまま放置されていた車両の可能性もあります。


特に外車は、メンテナンスをしっかりしていないとすぐに故障してしまったり、不具合が起きてしまったりするので、走行距離が少ない外車の中古車は気を付けましょう。


日本車であれば、走行距離が多い車は寿命が短いという認識があっても間違いではありません。しっかりとメンテナンスが施されていれば走行距離が多くても問題なく動かせるかもしれませんが、一度しっかりと点検をされた車であるかどうかを確かめた方がよいでしょう。


信頼できる業者から購入する


中古車を購入する際には、どこで買ってもよいというわけではありません。信頼できる業者で購入すれば後悔せずに済むでしょう。


信頼できる業者の基準は人それぞれ異なりますが、保証やアフターサービスが充実しており、試乗が可能で、購入予定の自動車をしっかりと見せてくれる業者がおすすめです。



大切な愛車となる中古車を買い求めているわけですから、納得のいく買い物ができる業者で購入しましょう。


外車を高く売るなら外車王がおすすめ


外車から日本車へのお乗り換えや、外車から外車へのお乗り換えの際には、ぜひとも外車王にご相談ください。


仕様・装備まで評価できる


外車王は輸入車専門店のノウハウを生かして、仕様・装備などを細かく評価し売却価格に反映してくれます。したがって、オプションパーツなどに自信があるユーザーにとって、強い味方になります。


査定件数は年間15,000件以上


外車王は年間15,000件以上の査定を行っています。つまり、実績に裏打ちされた信頼性があります。また、ウェブサービスが充実しているので、家にいながら安心して査定を申し込むことができます。


即日買取が可能


外車王は、全国にあるパートナー企業と独自のネットワークを構築しているので、最短当日で無料での出張査定が可能です。


JPUCに加盟


外車王は買取業界の自主規制団体であるJPUC(日本自動車購入協会)に加盟し、加盟店とともに業界の健全化を目指しています。


外車王に無料査定を依頼する


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

日本車と外車の中でも自分に合った車種を選びましょう


ひと昔前までは、外車に乗る人はごく一部であったものの、現在は手が届く車種が増えたことで、輸入車の割合が増えてきています。その中で、日本車ならではの良さがあり、外車には日本車にはない良さがあります。つまり、それぞれの違いを理解をした上で自動車選びをすることがユーザーに求められているのです。


中古車を購入する場合も、後悔することがないように、それぞれの車の特徴をリサーチして、慎重に選ぶことが大切です。


用途などにも応じて素敵なカーライフを過ごせるよう自分に合った車種を選びましょう。


[ライター/外車王SOKEN編集部]

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています
輸入車に特化して20年以上のノウハウがあり、輸入車の年間査定申込数20,000件以上と実績も豊富で、多くの輸入車オーナーに選ばれています!最短当日、無料で専門スタッフが出張査定にお伺いします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。