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中古車の豆知識

更新2021.06.14

外車を洗車機で洗うと傷がつく?おすすめの洗い方は?

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外車王SOKEN編集部

車は、なるべくきれいな状態を維持したいという方が多いのではないでしょうか。洗車をしたくても、自宅にスペースがなかったり、洗車をする時間がなかったりして、洗車できないこともあるでしょう。そのようなときに思い付くのが「洗車機」を使って車を洗うことです。


ここで気になるのが、外車を洗車機で洗うと車体が傷つくという噂があることではないでしょうか。そこで今回は、外車を洗車機に入れるメリットとデメリットのほか、車体が傷つく噂が真実かどうかを含め、詳しく解説します。



洗車機の種類


一言で「洗車機」といっても、いくつか種類があります。主に全自動洗車機とドライブスルー洗車機の2種類です。これらは、似ていますが少しだけ違いがあります。ここでは、それぞれの洗車機の特徴をお伝えします。


全自動洗車機


全自動洗車機の特徴は、洗車中に車外で待機することです。また、洗車コースを選択する操作パネルが洗車機本体についていることがほとんどです。


全自動洗車機を使うときは、車を所定の位置に停車させ、エンジンを切り、窓を閉めてドアミラーをたたみ、ドライバーは車の外に出ます。洗車機本体についている操作パネルで、洗車コースや洗車オプションを選択し、スタートボタンを押すと洗車が始まります。洗車終了後、再び車に乗り込み、拭き上げスペースに移動させ、拭き上げれば洗車は完了です。


ドライブスルー洗車機


ドライブスルー洗車機は、見た目が全自動洗車機とほぼ変わりません。全自動洗車機と大きく異なる点は、車に乗ったまま洗車をすることです。所定の位置に車を停車させる前に、洗車機の門型の手前にある操作パネルから洗車コースや洗車オプションなどを選択します。


ドライブスルー洗車機は、洗車機の門型に入る前に、車種の特徴に応じて、洗車コースを自ら選ぶ必要があります。そのため、愛車の特徴や装着されている装備を把握しておくことが大切です。


洗車コースや洗車オプションを選択した後に、洗車門型に移動し、所定の位置で車を停車させます。その後、しばらくすると自動で洗車が始まります。洗車中は、全ての窓を閉めて、車から降りないようにしましょう。洗車が終了したら、車を動かして拭き上げスペースに移動させ、拭き上げたら洗車は完了です。


最新のドライブスルー洗車機の場合、車の停止から洗車スタートまでのわずかな時間にドライバーが車外へ出ると、センサーが感知して洗車機が停止することがあります。ドライブスルー洗車機を利用するときには、車内で待つ必要があることを覚えておきましょう。


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外車を洗車機で洗うメリットとデメリット


短時間で自動洗浄してくれる洗車機は、とても便利です。しかし、洗車機に外車を入れて洗車をしても大丈夫なのでしょうか。


ここからは、外車を洗車機で洗うメリットとデメリットを解説します。


メリット


外車を洗車機で洗うメリットは、短時間でおおよその洗車を完了できることです。また、「外車にも対応した洗車機」「コーティングを施工してある車に応じたコース」「ワックスがけやコーティングを施工できるコース」などがあり、リーズナブルな価格でさまざまなタイプの洗車ができます。それでは、外車を洗車機で洗うメリットについて、詳しくみていきましょう。


短時間で洗車できる


洗車機で外車を洗うメリットは、短時間で洗車できることです。洗車機で洗車をする場合、水でおおよその汚れを落として、シャンプーで洗浄して、すすぎをする行程まで約1~2分で完了することがほとんどです。手洗い洗車よりも、時間が短く、効率よく洗車してくれるのは、洗車機の大きなメリットといえるでしょう。


綺麗な状態を保ちやすい


手洗いで洗車をすると、1時間以上かかってしまうことがあります。加えて、車内の清掃、ワックスやコーティングまですると、半日以上かかってしまうこともあるでしょう。そのため、洗車をすることがおっくうになり、洗車の頻度が減少してしまいます。


しかし、洗車機であれば仕事終わりや、ガソリンを入れるついでに洗車することができます。気が向いたときに洗車ができるため、洗車頻度が上がり、きれいな状態を維持しやすくなります。


コーティングまでできる洗車機もある


洗車機は日々進化しており、新しい機種であれば、コーティングができるものもあります。きれいな状態を維持するためのコーティングは、洗車頻度を減らすことにもつながります。


コーティングを人の手で施工すると、時間や手間がかかります。洗車機で、洗車と同時にワックスがけやコーティングの施工ができれば、大幅に時間短縮することが可能です。忙しいけれど車をきれいにしておきたい人や、洗車時間や洗車頻度を減らしたい人に向いているでしょう。


デメリット


外車を洗車機で洗うデメリットは、愛車に傷がついてしまったり、細かい部分の汚れが落ちにくかったりすることです。洗車傷と呼ばれる細かい線傷がついてしまうと、せっかくの愛車も台無しです。それでは、具体的に外車を洗車機で洗うとどのようなデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。


傷がつかないか不安になる


外車を洗車機で洗うときは、傷がつかないかどうか不安になる方も多いのではないでしょうか。洗車機の多くは、回転するブラシで汚れを落としますが、ブラシの材質やブラッシングの圧力によっては洗車傷がついてしまうこともあります。特に、はじめて行くガソリンスタンドなどでは、不安を感じながら洗車機に入れなければなりません。


ランニングコストがかかる


洗車機での洗車に慣れれば、手洗い洗車にかけていた時間や手間を大幅に削減できます。しかし、洗車機を頻繁に使うとランニングコストが高くなることを忘れてはなりません。1回あたり数百円であっても、1週間に1度洗車をすれば、1ヶ月では1,000円以上のコストになります。


細かい部分の汚れが落ちない場合がある


洗車機を使うと、短時間で車全体を洗車できます。しかし、外車の特徴であるホイールに付着するブレーキダストを隅々まで落とすことができなかったり、グリル・モール・エンブレム等の細かい部分の汚れを落としきれなかったりすることがあります。


外車を手洗いするメリットとデメリット



外車には、手洗いでなければ対応できない車種があります。もちろん、洗車機に対応している車種であっても、手洗い洗車にこだわるオーナーもいるでしょう。


ここからは、外車を手洗いで洗車するメリットとデメリットについて解説します。


メリット


外車を手洗い洗車するメリットは、車への愛着が増したり、傷の有無・車両状態の変化に気づいたりすることです。洗車機による傷への不安が少なく、コストを抑えられることもメリットといえるでしょう。まずは、外車を手洗い洗車するメリットから解説します。


愛着がわきやすい


手洗い洗車だと、車への愛着がわきやすいのではないでしょうか。パッと見ただけではわからなかった機能や構造などに気がつくことができ、愛着がわくことがあるのです。車に関わらず、物事の新しい発見や気づきがあると、愛着や興味がわいてきます。愛車を深く知るという意味でも手洗い洗車はおすすめです。


傷の有無を確認しやすい


手洗いによる洗車は、傷の発見をしやすいというメリットがあります。手洗い洗車は、車の隅々まで観察する良い機会になります。手洗い洗車をすることによって、飛び石やいたずら傷を発見できることも珍しくありません。


コストを抑えられる


手洗い洗車のメリットの1つに、コストが低いことがあげられます。洗車機の場合、1回の洗車で最低であっても数百円、コースやオプションによっては1回1,000円程度のコストがかかります。一方、手洗い洗車であれば、仮にカーシャンプーを購入したとしても数百円程度のコストしかかかりません。洗車機による洗車と比較した場合、大幅にコストを削減できます。


傷がつくことに不安になる必要がない


愛車を手洗い洗車すれば、機械に車を通すことがないため、傷がつくという不安が減少します。洗車機の場合、どこでどのような傷がついてしまうか予測ができず、傷がついてしまう恐怖と戦いながら洗車をしなければなりません。しかし、手洗い洗車であれば、予測不能の洗車傷の恐怖と戦うことなく、安心して洗車をすることができるのです。


デメリット


外車を手洗い洗車するデメリットは、洗車にかかる時間と手間が多いことです。洗車と一言でいっても、外側だけの洗車もあれば、車内まできれいにする洗車まで内容は多種多様です。


それでは、外車を手洗いするデメリットついても見ていきましょう。


時間がかかる


手洗い洗車のデメリットは、時間がかかってしまうことです。洗車で洗う箇所は、車のボディだけとは限りません。ホイールや内装などを清掃することも洗車に含まれます。


手洗い洗車の場合、最も時間がかかるのは、ボディやホイールなどのエクステリアです。外的要因で付着する汚れは、落としやすいものもあれば、しつこくて取りづらいものもあります。また、ルーフやウィンドウに付着する汚れと、ホイールや下回りに付着する汚れの種類は異なります。これらの汚れを徹底的に落とそうとすると、時間がかかってしまうのです。


インテリアの清掃では、主に掃除機でホコリを吸い取ります。また、泥や飲み物、食べ物による汚れは、専用のクリーナーで落とさなければなりません。エクステリアの洗車に加え、車内の清掃まで徹底的に行うと、ほぼ1日洗車に時間を費やすことになります。


洗車の頻度が少なくなる可能性がある


手洗い洗車では、徹底的に細かい部分まで洗うことができますが、時間と労力を費やさなければなりません。そのため、洗車をすることが面倒になり、洗車の頻度が少なくなってしまう可能性があります。また、仕事や学業が忙しく、洗車に時間を費やすことができないと、洗車の回数がさらに少なくなるでしょう。


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外車を洗車機で洗うことで傷がつく原因


洗車機で車を洗うと傷がつくという話は昔からよく耳にします。なぜ、洗車機で洗車をすると傷がつくのでしょうか。ここからは、洗車機で洗車をすると傷がつく原因を解説します。


硬い素材のブラシを使っている


洗車機で車を洗うと傷がついてしまう原因はブラシです。最新の洗車機であれば、布ブラシやスポンジブラなどの柔らかい素材のブラシを使用しています。しかし、機種が古い洗車機では歯ブラシのようなナイロンブラシやプラスチックブラシが使われています。このような従来タイプのブラシは、硬い毛先で高速回転させて洗車するため、洗浄力は高いのですが、洗車傷が付いてしまうのです。


洗車機のメンテナンスができていない


洗車機は、給水ホース・噴射ノズル・ブラシ・洗浄液などのメンテナンスが必須です。洗車機自体のメンテナンスが行われていない場合は、正しく洗車ができない可能性があるため、車に余計な傷をつけてしまう恐れがあるのです。


外車を洗う洗車機の選び方



洗車機は多くの種類があります。主に気をつけなければならないポイントはブラシの材質です。また、ブラシレスの洗車機もあります。ここからは、外車を洗う洗車機の選び方を紹介します。


傷がつかないように配慮している


外車を洗う洗車機を選ぶときに、傷がつかない配慮がされているかどうかを見極めることが大切です。どんなに高性能な洗車機であっても、ブラシの材質や状態が悪いと車に傷がつきます。どんな洗車機でも、近づけば洗車機のブラシを目視できます。ブラシの材質や状態は、洗車機に入れる前にしっかりとチェックしましょう。


メンテナンスができている


洗車機は、車を洗うための大きな機械です。洗車機のメンテナンス不良は、洗車傷を発生させる原因につながりかねません。しかし、一般の人が洗車機を見てメンテナンスが行き届いているかどうかを確認することは容易ではありません。それでも、全体的な清掃状態をチェックすることで、ある程度判断することは可能です。


外車ボタンがある


洗車機には、さまざまなコースがあります。水洗い・シャンプー・ワックス・コーティング・高圧洗浄など、コースの数とオプションの組み合わせは多岐にわたります。コースやオプションの中に「外車」ボタンがあるかどうかは、外車を洗車機に入れる上で重要なポイントです。


古い外車は、ミラーを折りたためない場合があります。洗車機の「外車」ボタンは、ミラーにブラシを当てないように制御するボタンです。古い外車を洗車機に入れるときは「外車」ボタンを押し、ミラーが外れないようにしなければなりません。


外車のサイズに対応している


外車は、日本車よりも幅が広かったり高さがあったりする場合があります。洗車機は、全てのサイズに対応できるわけではありません。したがって、所有している外車が洗車機のサイズに対応しているかどうかを事前に確認しておく必要があります。


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外車を洗える洗車機がある施設


外車を洗える洗車機がある施設は、ガソリンスタンドやコイン洗車場です。ここからは、外車を洗える洗車機がある主な施設について紹介します。


ガソリンスタンド


現在のガソリンスタンドは、敷地面積が広いため、外車を洗える洗車機を設置している場合がほとんどです。ガソリンスタンドの規模によっては、外車に対応していない洗車機しか設置していないケースもありますが、かなりレアケースといえるでしょう。


コイン洗車場などに併設された洗車機


コイン洗車場などに併設された洗車機は、外車に対応していることがほとんどです。コイン洗車場は広いスペースを必要とするため、外車に対応した洗車機を設置できます。また、拭き上げスペースや掃除機、予備洗車スペースなどがあるため、落ち着いて洗車をすることができます。


自分にとってベストな方法で洗車しましょう


今回は、外車を洗える洗車機について解説してきました。車の進化と同じように、洗車機も日々進化しているのです。最新の洗車機では、洗車のみならず、ボディコーティングや外車に対応したコースが設定されています。つまり、洗車機を正しく見極めることができれば、外車を洗車機に入れても問題ないといえるのです。


[ライター/外車王SOKEN編集部]


 

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