輸入車のアフターサービス 更新 2020.10.14 公開 2020.10.12

外車の車検はなぜ高い?安く済ませる方法はあるのか?

「外車の車検は高い」というのは本当なのでしょうか。答えは「正解だけど不正解」です。車検費用の内訳や外車の車検費用が高くなってしまう理由を知れば、この答えの意味がわかります。ここでは、外車の車検が高くなってしまう理由や、安く済ませる方法、車検にかかる日数を解説していきます。

外車の車検が必要な頻度



外車の車検は、何年おきに受ければ良いのかということからおさらいしていきましょう。乗用車であれば、新車の場合3年、以降2年ごと受けるというのが基本です。また、登録されているナンバーの区分により、1年に1回車検を受けなければならない車種もあるため、注意しなければなりません。

基本的には2年に1回

外車の車検は乗用車の場合、軽自動車、小型自動車、普通自動車であれば、基本的に2年に1回の頻度で受けなければなりません。ただし、新車購入の場合は、初回車検が3年後、以降2年に1回の頻度になります。

かつては、新車登録(初年度登録)から10年経過した車は、1年に1回車検を受けなければならないことが法律で定められていました。しかし、1995年の道路運送車両法改正により、経過年数に関わらず2年に1回に変更されました。

一定要件を満たす外車は1年に1回

先述したように、車検は基本的に2年に1回受けなければなりません。ただし、登録ナンバーの区分により、8トン以上の貨物自動車、バス・タクシーなどの営業車は、1年に1回の頻度で車検を受ける必要があります。ナンバー区分で言うと、貨物自動車の「1ナンバーと4ナンバー」、営業車の「緑ナンバー」や「黒ナンバー」が該当します。

外車の車検の依頼先


外車の車検の依頼先で、費用が高くなるかどうかが決まります。ここでは、ディーラー、カー用品店、整備工場の3つに絞って説明するとともに、それぞれのメリット・デメリットも解説していきます。

ディーラー

ディーラーは、それぞれのメーカーの特徴、車種の特性を熟知した専門性の高い車検整備を実施することができます。また、メーカー直伝の研修を受けた整備士が適切な整備をしてくれるため、信頼性が高いこともポイントです。そのほか、各車種に合ったメーカー純正パーツに交換することができ、メーカー保証を受けられるメリットがあります。しかし、車検整備代やパーツ代が高く、車検にかかる日数が長くなってしまうことがデメリットです。

カー用品店

カー用品店は、車検整備費用を安くすることができます。車検に必要な最低限の整備により、整備費用を抑えることができるのです。また、整備を必要最低限にすることで、時間短縮にも繋がります。外車の車検費用と時間を節約したいのであれば、カー用品店がおすすめです。

ただし、外車整備に特化した工具や整備士がいない可能性があり、結果的に費用が高くなる恐れがあります。外車は、特殊な工具を使用しなければならない車種、専門知識がなければできない作業があるため、大がかりな整備が伴う場合、カー用品店での車検は避けた方が良いといえるでしょう。

整備工場

整備工場での車検は、依頼する工場によって整備の質が変わるため、工場を慎重に選ぶ必要があります。また、外車を専門としている整備工場と専門ではない整備工場の2種類に分類されるため、それぞれの特徴を確認しておくことが大切です。

外車を専門としている整備工場は、メーカー・車種を問わず、多くの輸入車を整備してきた経験と実績があるため、一定の信頼があります。ただし、外車全てを取り扱っている工場、それぞれの国ごとの分類、メーカーごとの分類があるため、自身の車種に合った整備工場を選びましょう。また、整備の専門性が高いことで費用も高くなる傾向がありますが、ディーラーよりは安く済みます。

一方、外車を専門としていない整備工場は、外車整備に必要な設備が整っていない場合があります。また、外車の取り扱いに慣れていない整備士に整備を任せるのは、オーナーにとっても不安が残るでしょう。事前に問い合わせをして、外車の車検ができるか、外車の整備をした実績があるかどうかを確認することが大切です。

外車の車検にかかる期間



車検には時間がかかります。国産車よりも交換する部品が多くなる傾向にある外車の車検は、どのくらいの日数がかかるのでしょうか?車検を依頼する場所、交換部品や修理の内容により車検日数が変わっていくため、それぞれどのくらいの日数がかかるのか比較していきましょう。

ディーラーは1~3日

ディーラーでの車検は、おおむね1日~3日で完了します。大きな不具合がない場合には、1日で車検を終えることも可能です。しかし、交換部品が多くなり、大がかりな修理・整備が必要な場合、数日かかってしまうこともあります。

整備業者は1日程度

整備工場や車検専門業者による外車の車検は、1日で終えることができます。ただし、大がかりな整備や修理を必要としない場合に限ります。規模が小さい整備工場や大がかりな整備が伴う場合、数日かかってしまうこともあるでしょう。車検を最短時間で終えたい場合には、整備業者に依頼するのがおすすめです。

部品の交換や修理が必要な場合は長くなる

ディーラーでの車検、整備業者に依頼する車検の両方に共通していることは、部品交換の点数が多くなったり、トランスミッションの乗せ換えが必要になったりして、大がかりな整備・修理であるために修理に日数がかかってしまうことです。交換する部品の国内在庫がないときには、本国から輸入しなければなりません。輸入を伴う場合には、1週間以上の日数がかかってしまう場合もあり、車検にかかる費用も上がります。

外車の車検期間を短縮する方法



では、外車の車検日数を短くする方法はあるのでしょうか。部品を輸入しなければならない場合でも、車検日数を短くすることが可能です。最短日数で車検を終わらせるためには、具体的にどのような方法をとれば良いのでしょうか。

事前に予約しておく

車検の日数を短縮するためには、事前予約が必須です。車検満了日の1ヶ月ほど前に予約しておくと、入庫がスムーズになります。ディーラーや整備工場など、直前で予約をすると車検整備に必要な部品や整備士の準備をすることができないため、車検に日数を要してしまいますので気を付けましょう。

また、事前予約だけでなく、車検見積りをとっておくことも忘れないようにしましょう。車検見積りをとる場合、一度工場に入庫して、どの整備が必要か、どの部品を交換するかなどのチェックをしてくれます。

事前予約と事前見積りを併用すれば、取り寄せが必要な部品、車検の金額などを把握できます。さらに、複数の事前車検見積りをとって、車検費用の比較をすれば、安く・早く・お得に車検を通すことも可能です。

整備工場に依頼する

車検の整備日数を短くするために、整備工場に依頼するという方法もあります。整備工場の場合、車検に合格するための整備にすることができたり、交換パーツ費用を抑えた車検を行うことができます。特に、大きな異常や不具合がなければ、その日中に車検を終わらせることも可能でしょう。

中古部品に交換する

車検では、分解整備を行うため、交換部品が多く発生します。部品の全てをメーカー純正品にすると、車検費用が高額になってしまいます。部品代を少しでも安く抑えたいのであれば、中古部品に交換するといった手段があるというのも覚えておくと良いでしょう。中古部品の場合、国内に流通している車両や、中古パーツを扱う業者から部品を調達できるため、輸送費用を最低限に抑えることが可能です。また、輸送日数も本国からの輸入よりも短くすることができます。

外車の車検料金


外車の車検料金は高いことが多いですが、車検料金が高くなる理由を解説していきます。車検料金の内訳は大きく分けて「法定費用」と「部品・整備費用」の2つに分類されます。

法定費用に属する「自動車重量税」、「自賠責保険」、「印紙代・証紙代」は、外車でも日本車でも同じです。外車の車検料金が高くなる理由は、「部品・整備費用」が割高になるためです。では、それぞれの車検料金内訳を見ていきましょう。

部品交換費用

外車の部品交換費用は、外車の車検料金が高くなる理由ナンバー1といっても過言ではありません。パーツひとつとっても本国からの輸入をしなければならない部品もあるため、輸送費用がかかります。よって、部品の交換費用が国産車よりも割高となってしまうのです。

また、外車の場合、国産車と車作りの考え方が異なります。国産車は、長期間・長距離をノートラブルで走行できるよう設計されていることがほとんどです。一方、外車の場合、定期的に部品交換をして、走行性能を維持していくという考えのもと設計がされています。

そのため、外車の部品交換サイクルは、国産車と比較すると短く感じてしまい、長い目で見たときに部品交換費用が高くなってしまうのです。

整備費用

外車の車検整備費用は、国産車よりも高くなる傾向があります。車種によって異なりますが、新しい技術やメカニズムを採用した車種の場合、知識や整備技術が全くない整備士に車検整備を任せるのは誰もが不安になるはずです。

外車には、日本車にない独自の技術やメカニズム、部品交換サイクル、設計思想が取り入れられている場合がほとんどです。外車特有の特徴を整備士が理解するため、メーカーが定期的に整備に関する講習を実施します。また、講習には時間と費用がかかります。車検の整備費用には、整備士の技術料などが含まれるため、整備費用が高くなってしまうのです。

カー用品店などで、輸入車整備費用として別途料金を請求されるのは、外車ならではの特性を理解するための講習を受け、技術を習得するため、コストがかかってしまうからです。

自動車重量税

自動車重量税は、新規登録(ナンバーの取得)や車検のタイミングで自動車の車両重量に対してかかる税金です。自動車重量税の金額は、500kgごと課税金額が変わっていきます。

外車は車両重量が重く、同じクラスの国産車と比較した場合、ひとクラス上の区分に分類されてしまう場合が少なくありません。そのため、税率は同じでも、車両重量が重いことにより、外車の維持費や税金が高いと感じてしまうことがあるのです。

【自動車重量税一覧】
・~500kg:8,200円
・~1,000kg:16,400円
・~1,500kg:24,600円
・~2,000kg:32,800円
・~2,500kg:41,000円
・~3,000kg:49,200円
※乗用・自家用2年、継続検査の税額

参考:https://www.nextage.jp/syaken_guide/cost/20200126170311/

自賠責保険

自賠責保険保険の正式名称は、自動車損害賠償責任保険で、強制保険ともいわれます。自賠責保険は、自動車損害賠償保障法によって定められ、自動車および原動機付自転車の所有者に加入が義務づけられている損害保険です。

自賠責保険の金額は、長期で加入する方が割安になります。そのため、自賠責保険の加入期間について、新車購入時には37ヶ月、2回目以降の車検を受ける場合には24ヶ月を選ぶ人がほとんどです。

また、自賠責保険の金額は、金融庁が毎年1月に開催する「自動車損害賠償責任保険審議会」で決議されます。

印紙代・証紙代

印紙代や証紙代は、車検の手数料として扱われる費用です。印紙は、「自動車検査登録印紙」、証紙は「自動車審査証紙」といいます。。車検(継続検査)では、1,000円~1,800円の印紙代・証紙代を車検の申込み時に支払わなければならないため、事前に用意しておきましょう。

【印紙代・証紙代一覧】
■保安基準適合証、限定自動車検査証、限定保安基準適合証の提出がある車
印紙代:1,200円(経過措置がある場合は1,000円)

■限定自動車検査証の提出がある車
印紙代:400円、証紙代:900円

■上記に当てはまらない小型自動車
印紙代:400円、証紙代:1,300円

■上記に当てはまらない小型自動車以外の車
印紙代:400円、証紙代:1,400円

参考:https://www.nextage.jp/syaken_guide/cost/20200126170311/

外車の車検料金が高くなる原因



外車の車検が高い理由をさらに掘り下げていきましょう。ここでは、具体的な実例を挙げて、どの程度外車の車検が高いのかを見ていきます。

重量が大きい

先述したように、外車は国産車と比較すると、車両重量が重い傾向にあります。具体例として、メルセデス・ベンツ GLA(2020年式)とトヨタ C-HR(2020年式)を比較してみましょう。
メルセデス・ベンツ GLAクラス(2020年式)の車両重量は1,710kgで、自動車重量税が32,800円です。

一方、トヨタ C-HR S-T(2020年式)の車両重量は1,400kgで自動車重量税が24,600円と、重量の差が310kgもあり、自動車重量税が8,200円も違ってくるのです。

ほんの一例ではありますが、同じコンパクトクロスオーバーSUVであっても、車両重量の差があり、自動車重量税の区分が異なります。

部品の交換や修理の費用が高い

外車の場合、定期的な部品交換やメンテナンスをすることで、良好なコンディションを維持できるよう設計されていることがほとんどです。国産車と比較をした場合、整備や修理をする頻度、交換部品の数が多くなってしまうため、多額の整備費用がかかる傾向にあります。

また、トランスミッションのトラブル交換など、大がかりな修理を伴う場合には、部品費用と工賃が高くなる場合があります。しかし、近年では、外車の耐久性や部品の信頼性も高くなっていることから、以前ほど部品交換の頻度が多くなく、修理が減っているといえるでしょう。

外車の車検料金を抑える方法


外車の車検は、法定費用以外の部分で国産車よりもコストがかかります。少しでも外車の車検を安く済ませる方法はないのでしょうか。実は、外車の車検を安く済ませる方法は、いくつかあります。ここでは、外車車検の費用を安く済ませるコツをお伝えします。

中古部品に交換する

外車の車検費用が高くなってしまう理由に、交換部品が高くなってしまうことをお伝えしました。つまり、部品費用を抑えれば、結果として車検費用を安くすることができるということです。

その代表的な例として、中古部品に交換するという方法があります。新品部品よりも安く入手することができる中古部品は、車検費用を安くする近道といえるでしょう。

こまめにメンテナンスをしておく

外車は、定期的に部品交換やメンテナンスをすることで、良いコンディションを維持できるよう設計されています。よって、こまめに不具合を直したり、ブッシュやマウントなどの消耗品を交換し、メンテナンスをしておくことが、結果的に車検費用を抑えることに繋がります。

特に外車の場合、小さな不具合やトラブルを放置しておくと、重大欠陥に繋がりやすい車種もあります。車検のタイミングで発見したときには、大がかりな修理が必要になってしまうこともあるため、小さな不具合や気になるトラブルを見つけたときには、整備工場に相談しましょう。

問題を早期発見することで、最低限の修理費用で直すことができ、車検のときに余計なコストがかからずに済みます。

外車専門工場に依頼する

車検を通すためには、保安基準に適合するよう、整備を実施したり、部品を交換したりしなければなりません。整備費用を抑えるために、外車専門の工場に車検を依頼するという方法があります。

外車専門工場であれば、メーカー純正の部品だけでなく、OEM部品の調達もすることができ、部品費用を安くすることができます。また、整備費用に関しても、ディーラーより安い金額で整備することができる場合があります。

年式が古い場合は乗り換えを検討しよう



年式が古い外車の車検は、交換が必要な部品が多くなります。さらに、部品の入手が難しく、部品費用だけでも高額になってしまうことがあります。また、古い外車の車検整備ができる整備士も限られているため、車検の依頼先の選定にも気を使わなければなりません。

最悪の場合、車検のタイミングで見つけた不具合やトラブルが修理できなければ、車検に合格することができないため、乗り続けることができなくなってしまう可能性もあります。車検を通すことができない場合や部品の入手が困難な場合は、売却を検討すると良いでしょう。

外車の売却なら外車王がおすすめ


外車の売却先でおすすめなのは外車王です。年式や車種を問わず、外車全般を扱い、外車の買取経験が豊富。また、実際に外車王を利用したユーザーの満足度も高いことから、信頼できるといえるでしょう。

また、古い外車や不動車の買取もしてくれるため、車検が残っていなくても安心。外車ならではの魅力や長所を最大限に評価できるのは、外車を専門に買取している外車王です。

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外車の車検は信頼できる業者に依頼しよう


今回は、外車の車検が高くなってしまう理由や車検費用を安くする方法についてお伝えしてきました。外車の車検費用を安く抑える手段はありますが、国産車と比較すると、車検費用が高くなってしまうのは否めません。

車検費用を安くすることだけに重点を置いて車検依頼先を選んでしまうと、後に走行トラブルなど大きな不具合に繋がってしまうこともあります。外車の車検を依頼するときには、外車整備の経験や実績、口コミなどの評判が良く、信頼できるところに依頼しましょう。

[ライター/外車王SOKEN編集部]

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