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更新2021.05.24

外車のメンテナンスを全網羅!依頼先の種類・費用・注意点を徹底解説

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外車王SOKEN編集部

外車は、「すぐに故障する」「トラブルが多い」「修理費用が高い」と聞いたことがあるのではないでしょうか。マイナスイメージを持つ前に、修理費用が高くなる理由や安く抑える方法について確認しておきましょう。ここでは、外車のメンテナンスや維持は本当に大変なのか、なぜメンテナンス費用が高額になってしまうのかなど、外車のメンテナンスにまつわる情報をまとめて解説します。



外車のメンテナンスの依頼先


外車のメンテナンスを依頼する際に、購入店を思い浮かべる方が多いはずです。しかし、中古車を購入した場合などは、購入店にメンテナンスを依頼できるとは限りません。


ここでは、外車のメンテナンスの依頼先について紹介します。


外車のディーラー


外車を販売しているディーラーは、外車を整備する設備・工具が揃っており、メーカーや車種に応じた専門的なメンテナンスを実施することができます。また、輸入元である本国とのやり取りにより、最新の整備情報を入手し、適切なメンテナンスを行うことができるため、最も信頼できる整備工場といえるでしょう。


さらに、メーカーの純正部品に交換することができ、メーカー保証が適用されることもあります。しかし、安心・信頼と引き換えに、部品代や基本工賃といったメンテナンス費用が高くなりがちです。


外車修理ができる工場


外車の修理の依頼先は、ディーラーだけではありません。国産車のディーラー、外車修理専門店、町の修理工場など、修理の依頼先は数多く存在します。その中で、外車の修理・メンテナンスができる工場を選択するときは、設備や工具が揃っていることや、外車の入庫実績があるかどうかを基準に判断する必要があります。


実際に工場を訪れてみたり、問い合わせたりして、どのような車を整備しているのか、どのようなジャンルの車を得意としているのかなどを聞いたり調べたりしてから、愛車を入庫させるかどうかを判断しましょう。


外車修理専門店


外車修理専門店は、外車の修理を専門としているため、経験が豊富です。メンテナンスに必要な設備や工具が揃っているだけでなく、独自のコネクションを使い、安くパーツを入手できる場合もあります。整備費用もディーラーと比較すれば安い傾向にあります。


日本車の整備工場


日本車の整備工場は、日本車の整備に特化しているため、外車の修理・メンテナンスを得意としていない場合がほとんどです。また、外車の修理・メンテナンスに必要な設備や工具が揃っていないために、メンテナンスができない場合があります。外車のメンテナンスをしてもらうときは、日本車をメインとしている整備工場を避けた方が無難といえるでしょう。


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外車のメンテナンス費用が高い理由



一般的に外車のメンテナンス費用は高いといわれています。実際、日本車のメンテナンス費用と比較をすると高い傾向にあります。これには、正当な理由がありますが、その理由を事前に確認しておきたいところでしょう。ここでは、外車のメンテナンス費用が高い理由を解説します。


部品代に輸送費が含まれる


外車のメンテナンスは、たいがいの場合、部品交換が必要になります。もちろん、国産車のメンテナンスも部品交換が必要になりますが、外車の方が国産車よりも消耗部品が多いため、メンテナンス費用も高くなる傾向があります。


さらに、外車の場合は本国から部品を空輸または船便で輸入するため、輸送費がかかります。この輸送費は部品代に上乗せされますが、結果的に整備の際の総額が高くなってしまいます。


電気系統パーツがの故障が多い


車の電気系統のパーツは、外車でも欠かすことのできないパーツです。オルタネーター・スターターモーター・ナビ・パワーウィンドウ・運転支援システム・各種センサー類などを一般的に電気系統のパーツと呼んでいます。


電気系統のパーツの弱点は、高温多湿や急な気温変化です。日本の気候は、湿度が高く多雨となる梅雨や気温と湿度が高い夏があり、電気系統パーツが苦手とする条件が揃っています。そのため、電気系統パーツが故障してしまうリスクが高いといえるのです。特にセンサー類の不具合は、外車の代表的な故障のひとつといえるでしょう。


また、電気系統パーツは、安価なOEM品が流通していない場合も多々あるため、故障の箇所によっては部品代が高額になります。


高温多湿の環境で故障しやすい


日本は気候の変化が激しい国です。特に、高温多湿という環境は、電気系統のパーツだけでなく、車自体にも大きな負担を与えます。車への負担の代表例は、高い湿度や雨、凍結防止剤による足まわりや金属部品のサビです。また車種によっては、高温によりインテリアの樹脂パーツが溶けてしまうことがあります。


年式が新しい外車であれば、グローバルな販売を視野に入れた開発や耐久テストが行われているため、高温多湿による影響を受けにくい素材が使われていたり、電気系統にも高温多湿の対策が施されていたりします。


しかし、少数生産の車両は、手作業による組み立てや、良質な素材を使用していることを売りにしているため、高温多湿を避けた場所で保管することが求められます。


車検代が高くなりやすい


外車の車検は、消耗部品の交換、もしくは専用工具を使った入念な整備が行われるため、費用が高くなる傾向があります。


もちろん、車検にかかる税金や印紙代は、国産車も外車も変わりませんが、経年劣化によるパーツの交換や良好なコンディションや走行性能を維持するための整備をしていくと、結果的に車検代が高くなってしまうのです。


外車のメンテナンス費用を抑える方法



外車のメンテナンス費用は、部品代や外車に対応した設備・工具を用意しなければならないため、高額になってしまいます。では、外車のメンテナンス費用を安くする方法はないのでしょうか。ここでは、外車のメンテナンス費用を抑える具体的な方法をお伝えします。


外車修理専門店に依頼する


外車のメンテナンス費用を抑えるためには、外車修理専門店に依頼するという方法があります。外車修理専門店は、ディラーとの競争に勝つために基本工賃が安く設定されています。また、メーカーとのしがらみもないため、安価なOEM品を積極的に使うことができます。したがって、メンテナンス費用を抑えたい場合には、外車修理専門店に依頼すると良いでしょう。


定期的にメンテナンスをする


外車は、定期的にメンテナンスをすることで走行性能を長期的に維持できるように設計されています。日本車とは根本的な設計思想が異なることを理解しておかなければなりません。


定期的なメンテナンスをしておけば、大きなトラブルが起こりにくくなるため、結果的にメンテナンス費用を抑えることができます。


外車をDIYメンテナンスする


外車のメンテナンスは、日常点検の範囲であれば、自分で行うこともできます。例えば、ワイパーゴムの交換や冷却水の補充、オイルの継ぎ足しなどです。


自分で愛車のメンテナンスをすると愛着がわくだけでなく、工賃を削減できます。結果として、メンテナンス費用を抑えることができるのです。


部品交換には中古パーツを使う


外車のメンテナンス費用を抑えるためには、部品代をいかに抑えるかがポイントです。部品代は、中古パーツを使うことで安く抑えられる場合があります。


中古パーツは、ネットオークションなどで流通していますが、タイミングが良ければ良質な中古パーツをリーズナブルな価格で入手することができます。


なるべく洗車機を使わない


なるべく洗車機を使わないことで、メンテナンス費用を抑えることができます。洗車も立派なメンテナンスといえますが、それなりの頻度で洗車を行えば、当然のことながら洗車費用がかかってきます。


洗車機によるセルフ洗車は1回1000円以内で行うことができますが、自宅などで自分で洗車を行うことで、洗車費用を浮かすこすができます。


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中古外車のメンテナンスの注意点



中古外車は、年式が新しい外車よりも古い外車の方がメンテナンスが大変です。その理由は、交換部品の入手が困難な場合があったり、修理に多くの時間がかかってしまったりする場合があるからです。中古外車を所有している場合や、中古外車を購入しようとしている場合は、これまでのメンテナンス履歴が整備記録簿に明記されているかどうか確認しましょう。ここでは、中古外車のメンテナンスの注意点を紹介します。


費用が高くなりやすい


中古外車のメンテナンスは、費用が高額になる傾向があります。その理由は冒頭でも触れたように、パーツの入手が困難な場合があるからです。また、年式が古い車両の場合、整備することができる整備士が限られていたり、専用ツールが必要になったりすることがあるため、結果的にメンテナンス費用が高くなります。


さらに、長期間エンジンの始動や走行をしていない場合などは、より複雑で高度なメンテナンスが必要となるため、整備費用が高額になってしまうのです。


売却した方がコストを抑えられるケースも


中古外車のメンテナンスは、小さな部品であっても、部品代が高額になることがあります。また、メンテナンス不足による不具合・トラブルがあると、車を動かすために多額の費用をかけなければなりません。さらに、年式が古い中古外車の場合は、いつトラブルに見舞われるかわからないというリスクもあります。


中古外車に多くのメンテナンスが必要な場合や故障の不安を抱えながら維持し続ける場合は、売却した方がコストを抑えられるといえるでしょう。


外車を高く売りたいなら外車王がおすすめ


外車を高く売りたいのであれば、「外車王」がおすすめです。外車王は、外車の買取に特化しており、年式が古い外車から最新モデルまで適正な評価をすることができます。外車ならではの魅力や表面上ではわからないことまで、長年の経験と実績を基に細部まで評価し、査定額に反映することができます。


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外車のメンテナンスは信頼できる整備工場に依頼しよう


ここまで、外車のメンテナンスについて様々な角度から解説してきました。外車を所有する場合、日本車と外車の根本的な設計思想が違うことの理解や定期的なメンテナンスをしておくことが重要です。


また、外車のメンテナンスを依頼するときは、外車整備のノウハウや実績がある整備工場かどうか、外車の扱いに慣れている整備士がいるかどうかなどを見極め、信頼できる整備工場に依頼するようにしましょう。


[ライター/外車王SOKEN編集部]

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

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