更新2021.10.19
ジュネーブ・モーターショー、23年に延期
外車王SOKEN編集部
スイスのジュネーブ国際モーターショー(GIMS)の主催者は8日、2022年2月に開催を予定していたGIMSを2023年に延期すると発表した。新型コロナウイルスの直接・間接的な影響を受け、多くの出展キャンセルがあったことから、延期を決定した。
直接的な影響には、海外からの出展企業や来場者、ジャーナリストの渡航制限がある。間接的な影響には、世界的な半導体不足による自動車生産の減少があり、自動車メーカーにとっては当該問題の対策が優先事項となっている。
このような状況の中、多くの出展企業から22年のGIMSには確実に出展できるかどうか分からないとの声が寄せられていた。このため、主催者側は、直前に開催中止を決めるよりも、今の時点で延期を決定した方が良策と判断したという。
メディア報道によると、BMW、フォード、ステランティス・グループが出展を見送る方針をすでに伝えており、メルセデスベンツは出展についてまだ検討中としていた。アウディ、ルノー、セアト、シュコダは出展する意向を示していた。
GIMSは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、2020年、2021年と2年連続の開催中止となっている。
2022年については5月末に出展企業の募集を開始していた。
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