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ドイツニュース

更新2024.04.23

ドイツ政府、電動車の2030年までの市場推移を予測

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外車王SOKEN編集部

ドイツ連邦政府の国家技術革新プログラム(NOW)は16日、ドイツの乗用車市場における2030年までの電動車(電気自動車、プラグインハイブリッド車)の新車販売・保有台数などについて市場予測を発表した。当該予測は、ドイツ市場で事業を展開する主要な自動車メーカーに対するアンケート調査に基づいており、車載電池の特性(充電性能、容量、エネルギー消費)についても質問した。



これによると、電動車の2030年の新車販売は、電気自動車(BEV)が約264万台、プラグインハイブリッド車(PHEV)は約18万台となり、独乗用車市場における電動車の市場シェアは約94%に拡大する見通し。電動車の保有台数は2030年までに約1,660万台となり、保有台数全体の約34%を占めると予測している。うち、電気自動車(BEV)は約1,340万台となる見通し。


新車の車載電池の容量は、2025年に平均59~86キロワット時(kWh)になると予測している。2030年には平均73~97kWhとなり、2023年の平均値に比べ約25%拡大する見通し。BEVの走行100kmあたりのエネルギー消費は、2025年に平均14.5~18.0kWh、2030年には13.0~16.5kWhに減少すると予測している。


なお、当該予測では、ドイツにおける乗用車の新車販売が約300万台、保有台数が約4,900万台で安定して推移することを前提としている。また、2035年までに従来の内燃エンジン車の新車販売における市場シェアはゼロになることを想定している。


■充電インフラの整備・需要予測が目的


ドイツ連邦政府は2021年に、ドイツにおける電動車(乗用車)の保有台数で1,500万台を達成する目標を設定した。当該目標を達成するためには、充電インフラの整備および電動車の充電需要の予測が重要な役割を担う。このような背景から、ドイツ連邦デジタル・交通省はNOWにアンケート調査および市場予測の分析を委託した。このような調査は今回で2回目となる。


今回のアンケート調査は、ドイツ連邦デジタル・交通省の委託を受けて、2022年12月~2023年1月に実施した。主に、ドイツ市場ですでに一定の市場シェアを確保しているドイツおよび欧州の自動車メーカーが調査に参加しており、参加企業の独乗用車市場(あらゆるタイプの駆動装置を含む、2023年1月1日時点)における市場シェアは合計で約80%に相当する。



 


[画像/Adobe Stock 提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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