ドイツニュース
更新2020.06.09
ジュネーブ・モーターショー、2021年開催に懸念
外車王SOKEN編集部
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今年3月に予定していたGIMSは、スイスの連邦評議会が2月28日に新型コロナウイルスの感染拡大の予防措置として、参加者が1,000人を超えるすべてのイベントの開催を禁止する決定を下したため、開幕直前に中止となった。主催財団によると、2020年の開催中止による損失は1,100万スイスフランと見積もられている。2019年のGIMSには約60万人が来場していた。
カントン州の融資を断念
主催財団は、2020年の開催中止の損失補填と次回のGIMSの開催に向けた資金を確保するため、ジュネーブ州に融資を申請していた。ジュネーブ州はこれを受け、条件付きで1,680万スイスフランの融資を認めたものの、主催財団は同州が提示した融資条件が財団の規約に抵触するため、融資の受入れを断念したと発表した。
条件の中でも特に、コンセプトも含めたモーターショーの全面的な外部委託は財団にとって受け入れ難く、また、2021年の開催についても現時点では極めて不確実な状況にあるため、融資を断念した、と説明している。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]