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更新2018.03.08
夢のガレージライフを実現させる「ガレージング・ピクニック 2nd」イベントレポート
松村 透

『夢のガレージライフを実現させる』をテーマに、「DIYなんてハードルが高い」 、「カーポートで精一杯」、 「既にスチール製の車庫があるから」 、「ガレージライフなんて、夢のまた夢」・・・というクルマ好きの方に向けて、憧れのガレージライフ実現のための第1歩となることを目指して企画されたイベントです。


▲宮本 隆史さんと、愛車のジネッタG12(画像はオーナーインタビュー取材時のものです)
ガレージング・ピクニック(以下、ガレピク)は、昨年秋にオーナーインタビューで取材させていただいた「ジネッタG12」オーナーの宮本隆史(みやもと・たかし)さんが中心となって企画しているイベントです。2016年に第1回ガレピクが開催され、今回は2回目となります。
開催日前日は雨。イベント当日は曇りで一安心・・・


▲イベント前日は雨。グラウンドを使用する予定が水浸しとなり、急遽会場内で場所を変更したそうです。スタッフの皆さまのご尽力もあり、何とか開催できて良かったですね・・・(雨天中止だったのです)
小学校に世界中のクルマたちが集結した不思議な空間




▲ガレピク2ndの開催場所は小学校。つまり、普段から子どもたちが使っている遊具や、学校ならではの道具が置いてあるのです。普段、あまり交わることのないモノ同士がひとつの空間に。このギャップが不思議な雰囲気を醸し出していますね

▲普段は子どもたちが遊んでいる場所に、さまざまな国や時代のクルマたちが展示されています
ガレピク2ndは『夢のガレージライフを実現させる』をテーマとした企画が盛りだくさん!

▲宮本さんご自身による、展示車の解説や会場内の魅力をアピールしていきます





▲DIYは実演してナンボ!とのことで、会場内のあちこちで自分なりのガレージライフを送るヒントになりそうな催しが開かれていました。来場者の方々はもちろんのこと、参加者の皆さんも笑顔。マニアックな内容かと思いきや、老若男女楽しめる設えとなっていることが印象的でした




▲こちらは、日本で唯一の日曜大工指南書「ドゥーパ!」誌ブースに展示されていた軽トラックのキャンピングカー。コンプリートカーとして購入すると高価なものになりますが、DIYなら材料費のみ。そんな夢が広がるデモカーです。もちろん、すべて自分で造りあげてもいいのですが、そこまで技術がない・・・という方は、このデモカーをお手本に、できるところだけ真似するのでも「アリ」なのです

▲オレゴン州(アメリカ)発「バーレー(Burley)」のチャイルドトレーラーの試乗会も行われていました。学校内での試乗なので、安心して体感できますね。ベビーカーとしての役割を担いつつ、転倒の心配がほとんどない点からも、いま注目のアイテムといわれています
国内外の名車が集結!ガレピク 2ndに参加していたクルマたちを全部見せ!


▲なかなか観る機会がない日産シルビア(初代)の姿も。オーナーさん手作りの解説プレートが愛情を感じさせますね(筆者注:製造番号の部分は消してあります)


▲1959年式のダットサン(211)。なんと46年(!!)も所有している個体なのだとか。ただただ素晴らしいです

▲車検証が手書きだという、1965年式ボルボ アマゾン

▲1972年式トヨタ クラウン ハードトップ2600スーパーサルーン。希少な2ドアのくじらクラウンです

▲1972年式トヨタ スポーツ800、いわゆるヨタハチ。シックなボディカラーが素敵です

▲2004年式ランボルギーニ ムルシエラゴ。逆上がり用の補助ステップが背後に・・・(笑)

▲1995年式フェラーリF355。ビアンコのボディカラーは 珍しいですね

▲ハーマンエアロとホイールがバッチリ決まっている、2003年式フェラーリ360モデナ

▲フェラーリクラシケ取得済みという、1975年式フェラーリ365GT/4BB

▲こちらはフェラーリ456GT。しかもMT車。この時代、AT仕様は後から追加されましたね

▲ベルトーネデザインが魅力の1975年式DINO208GT4

▲2002年式プジョー106 S16。このサイズ感とフォルムが好きという方、多いですよね

▲1971年式フィアット124スポーツスパイダー。初期の後期型は国内では5台以下といわれているとか

▲1977年式ロータス エスプリシリーズ1。40年前(!!)の個体とは思えない美しさでした・・・

▲そしてこちらは、宮本さんの愛車である1995年式ジネッタG12

▲さりげなくワンオフカーボンパーツが組み込まれているという、1987年式フェラーリ328GTS

▲オーナーさん自らパーツを自作して楽しんでいるという、ルノー アルピーヌ GTAターボ

▲オーナーさん自ら「噂ほど壊れない」と語る、1990年式ランチア HFインテグラーレ

▲鮮やかなブルーのボディカラーが眩しい、1990年式スズキ ジムニー

▲1994年式日産スカイラインGT-R(R32)。ドアミラーはGr.Aマシンを参考に自作したのだとか

▲2004年式マツダ ロードスター(NB)。歴代モデルのうち、3世代のロードスターが集結!


▲1993年式シボレー シェビーバン。特殊自家用食堂車として登録済みの個体なのだとか

▲2016年式バンテック社製コルドバンクス。就寝定員5名とのこと。このクルマで国内旅行・・・憧れます

▲ワーゲンバスに併設されたカフェブース。このクルマを眺めながらのコーヒーの味は格別ですね

▲鮮やかなブルーのボディカラーがまさにイメージ通りな、ルノー アルピーヌA110



▲マツダ ユーノス ロードスター(NA)で参加していたのは、馬場 健仁さんと息子さん。馬場さんは素敵なガレージをお持ちで、何とバーカウンターまで置かれているのだとか。理想のカーライフですね


▲馬場さん所有のユーノス ロードスターと仲良く並んでいた2015年式マツダ ロードスター(ND)

▲なんと、兵庫県から参加という、2008年式トヨタ VOXY

▲紫のボディカラーが実にマッチしている、光岡オロチも参加。「初めて観た!」という方も

▲1993年式マツダ オートザムAZ-1。こんな遊び心のあるクルマ、もう1度発売して欲しいですね・・・


▲根強い人気を誇る、1991年式ホンダ ビート。オーナーさんの愛情が伝わってくる1台

▲オーナーさん曰く「クルマ人生初の発売日前予約」で手に入れたという、2015年式ホンダ S660

▲こちらは、イベントを協賛しているレクサス守谷が出品した最新モデル、2017年式レクサスLC500(筆者注:こちらはディーラーのデモカーなので、ナンバーはそのままにしてあります)

▲最新のレクサスと並ぶと、そのサイズに驚かされる1961年式アルファ ロメオ ジュリエッタ スパイダー

▲その隣は、1966年式アルファ ロメオ スパイダー 1600。50年前のクルマとは思えない艶っぽさです

▲1971年式アルファ ロメオ 1750GTV。純白のボディカラーが似合いますね


▲1974年式アルファ ロメオ GT1600ジュニア。オーナーさんのお手製のボードを発見!

▲1964年式フィアット 500D。オーナーさん曰く「17.5馬力でも80km/h巡航は余裕」とのことです

▲その隣には、アバルト595コンペティツィオーネ。お子さんたちにもかわいい!と大人気でした

▲この日は、もう1台の美しく磨き上げられた1994年式ランチア HFインテグラーレの姿も

▲プジョー106のコンポーネントを活かして作られた、シトロエン サクソ

▲この日はもう1台の2003年式シトロエン サクソが。上の個体との違いにも注目です!

▲2016年式マツダ デミオ。オーナーさん曰く「ファミリーカーとラリーカー」を兼ねているそうです。素晴らしいですね
ガレピクは「みんなが笑顔になれるイベント」だ!




▲クルマ好きも、お子さんも、皆さんがイベントを楽しんでいるようでした


▲小学校の食堂を開放して、美味しいお昼ご飯も楽しめます。久しぶりに学食のカレーを堪能!

▲ガレピクのスタッフのお2人。企画から準備、そして会場設営等々・・・本当にお疲れ様でした
ガレージを夢見るもよし!世界の名車を間近で愛でるもよし!楽しみ方は1つじゃない!





前日の雨で、開催が危ぶまれた今年のガレピク。しかし、結果としてたくさんの来場者の方が訪れていました。自分だけの夢のガレージのヒントを得ることはもちろん、普段はなかなか観られないようなクルマたちを眺めることができるのもこのイベントの魅力。マニアックに楽しむことも、家族サービスとしてふらりと訪れてみるこもできるガレピク。今年は行けなかったという皆さま、いまから来年のガレピク3rdは要チェックですよ!
●ガレージング・ピクニック Facebookページ
https://www.facebook.com/gapicnic/
[ライター・カメラ/江上透]