
メンテナンス
更新2016.05.24
修理代は日本の1/2?メルセデス・ベンツの修理代は高いのか、ドイツ本国で検証してみる
外車王SOKEN編集部
ヨーロッパ車の修理代は、日本において高いのでしょうか?安いのでしょうか?
さすがに日本車に比べたら高いようです。では、ドイツ車を自国で比べたらどうなるのか?
今回、メルセデス・ベンツの「バネオ」を、ドイツの一般修理工場(正規ディーラー系ではありません)に修理に出して、その修理費用を基に分析してみました。
◎車種:メルセデス・ベンツ バネオ(Vaneo) 1.7リッターディーゼルターボエンジン、5MT

◎修理依頼内容:ブレーキを踏んだときに足回りからの異音
◎事前予約:TELにて
◎修理工場へ入庫:当日AM7:30
◎見積もり返答:当日AM10:00/その場でGOの依頼
◎完成予定:当日夕方
◎代車:なし
◎修理内容:
●作業内容
・ブレーキのテスト
・ホイール(前後)の着脱
・ブレーキキャリア(リア)の交換
・サイドブレーキのブレーキシューの交換
・ブレーキシューのためのブレーキアジャスターの交換
・アンカープレートの清掃
・ブレーキシューの接点給油
・ブレーキディスク(リア)の交換
・ブレーキパッド(リア)の交換
・損傷したホイールスタッド(リア左)の交換
・ホイールハブに付くブレーキボルトのスレッドの研磨
・ブレーキキャリアの清掃
・フロント右のブレーキホースのねじれ修理、再取り付け
・ブレーキシステムの掃気
・フロントのブレーキパッドの脱着
・フロントブレーキパッドのためのガイダンスの清掃
・リアブレーキライトの修理 (ランプ交換)
・工賃(2時間半)・・・190.00ユーロ



●パーツ
・ブレーキキャリア:1個/98.90ユーロ
・ねじ:1個/2.98ユーロ
・ブレーキシューセット:1セット/66.78ユーロ
・ピン:2個/2.52ユーロ
・拡張ロック:2個/17.70ユーロ
・ねじ:4個/4.68ユーロ
・ねじ:4個 /5.40ユーロ
・ブレーキディスク:2個/85.60ユーロ
・ねじ:2個/3.14ユーロ
・ブレーキパッド:1セット/57.45ユーロ
・ブレーキペースト:1/1.20ユーロ
・クリーナー/6.00ユーロ
・電球(21W):2個/4.00ユーロ
・その他/2.00ユーロ


———————————————————
合計(税抜き):548.35ユーロ
消費税(19%):104.17ユーロ
==========================
合計(税込み):652.52ユーロ
==========================
※メインのパーツの日本定価(税抜き)
ブレーキディスク2個:15,880円
ブレーキシューセット:13,100円
ブレーキパッドセット:11,300円
●納車時:
写真をPCで見せて説明を受けます。どこが悪いか、どのパーツを交換したのか、写真を基に詳しく説明してくれました。

●考察:
パーツも工賃も日本よりも安いと思われます。
日本の一般的な輸入車修理工場で同じ内容の整備を行うと、1.5倍〜2倍程度かかるのではないでしょうか。納期のスピードや受け入れ、納車時の説明に関しては、日本よりレベルが高いと思います。
また、工賃は2時間半となっていますが、実際はもう少し時間がかかるのではないでしょうか。
ドイツだからなのか、それとも、この工場がそうなのかは分かりませんが、工賃が個別の作業項目ごとに記載されておらず、まとめて書かれています。日本では、各作業ごとに工賃を入れる整備工場がほとんどだと思います。
かなりマニアックな内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
今後も、さまざまなレポートに挑戦してみたいと思います。
[ライター/CL編集部 カメラ/ドイツ駐在員]
さすがに日本車に比べたら高いようです。では、ドイツ車を自国で比べたらどうなるのか?
今回、メルセデス・ベンツの「バネオ」を、ドイツの一般修理工場(正規ディーラー系ではありません)に修理に出して、その修理費用を基に分析してみました。
◎車種:メルセデス・ベンツ バネオ(Vaneo) 1.7リッターディーゼルターボエンジン、5MT

◎修理依頼内容:ブレーキを踏んだときに足回りからの異音
◎事前予約:TELにて
◎修理工場へ入庫:当日AM7:30
◎見積もり返答:当日AM10:00/その場でGOの依頼
◎完成予定:当日夕方
◎代車:なし
◎修理内容:
●作業内容
・ブレーキのテスト
・ホイール(前後)の着脱
・ブレーキキャリア(リア)の交換
・サイドブレーキのブレーキシューの交換
・ブレーキシューのためのブレーキアジャスターの交換
・アンカープレートの清掃
・ブレーキシューの接点給油
・ブレーキディスク(リア)の交換
・ブレーキパッド(リア)の交換
・損傷したホイールスタッド(リア左)の交換
・ホイールハブに付くブレーキボルトのスレッドの研磨
・ブレーキキャリアの清掃
・フロント右のブレーキホースのねじれ修理、再取り付け
・ブレーキシステムの掃気
・フロントのブレーキパッドの脱着
・フロントブレーキパッドのためのガイダンスの清掃
・リアブレーキライトの修理 (ランプ交換)
・工賃(2時間半)・・・190.00ユーロ



●パーツ
・ブレーキキャリア:1個/98.90ユーロ
・ねじ:1個/2.98ユーロ
・ブレーキシューセット:1セット/66.78ユーロ
・ピン:2個/2.52ユーロ
・拡張ロック:2個/17.70ユーロ
・ねじ:4個/4.68ユーロ
・ねじ:4個 /5.40ユーロ
・ブレーキディスク:2個/85.60ユーロ
・ねじ:2個/3.14ユーロ
・ブレーキパッド:1セット/57.45ユーロ
・ブレーキペースト:1/1.20ユーロ
・クリーナー/6.00ユーロ
・電球(21W):2個/4.00ユーロ
・その他/2.00ユーロ


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合計(税抜き):548.35ユーロ
消費税(19%):104.17ユーロ
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合計(税込み):652.52ユーロ
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※メインのパーツの日本定価(税抜き)
ブレーキディスク2個:15,880円
ブレーキシューセット:13,100円
ブレーキパッドセット:11,300円
●納車時:
写真をPCで見せて説明を受けます。どこが悪いか、どのパーツを交換したのか、写真を基に詳しく説明してくれました。

●考察:
パーツも工賃も日本よりも安いと思われます。
日本の一般的な輸入車修理工場で同じ内容の整備を行うと、1.5倍〜2倍程度かかるのではないでしょうか。納期のスピードや受け入れ、納車時の説明に関しては、日本よりレベルが高いと思います。
また、工賃は2時間半となっていますが、実際はもう少し時間がかかるのではないでしょうか。
ドイツだからなのか、それとも、この工場がそうなのかは分かりませんが、工賃が個別の作業項目ごとに記載されておらず、まとめて書かれています。日本では、各作業ごとに工賃を入れる整備工場がほとんどだと思います。
かなりマニアックな内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
今後も、さまざまなレポートに挑戦してみたいと思います。
[ライター/CL編集部 カメラ/ドイツ駐在員]