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更新2017.04.14

ドイツが電気自動車普及のために動き出した?30億ユーロをかけたプロジェクトが発動

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外車王SOKEN編集部

ドイツが電気自動車普及のために動き出した?30億ユーロをかけたプロジェクトが発動

CO2排出量が少なく、地球にやさしいと評判の電気自動車。最近では家庭用コンセントで簡単に済ませられるものも登場しており、事業者を中心に導入を検討しているところも多いのではないでしょうか。

一方、日本と同様、自動車大国であるドイツでは2020年までに電気自動車を100万台普及させるという目標を抱えており、このたびドイツ連邦政府にて「電気自動車援助プログラム」が策定されました。



この「電気自動車援助プログラム」というのは、総額30億ユーロをかけた大プロジェクト。その大金をどこから調達してくるのかも気になるところですが、報告書を提出するたびに研究資金が支給されるようになっています。電気自動車の使用者に対してなんらかのお金が請求されることはありません。また、ドイツ政府は事業者用の特別償却制度を設けており、中古でない車両を事業用に購入した場合、その1年目の年に50パーセントの特別償却が当てられるようになっています。さらに、電気自動車のみならず、水素をエンジンとする水素自動車の推進も視野に入れており、水素自動車を普及させるうえで必要な資金の拡充についても検討しています。

当該プロジェクトにおけるドイツ政府の最大の狙いは、2020年までに、ドイツ国内の道路を走る電気自動車やハイブリッド車の数を増やすことです。この目標を達成させるためにも、内閣では減税措置に加え、バス専用レーンや無料駐車場の使用特権に関する規定を決議することが急務とされています。

日本でも車種が増えつつある電気自動車。これは人々の環境に対する意識の高まりの反映とも言えるでしょう。しかしながら、搭載されているリチウム電池が非常に高値であるがゆえに、人気の低燃費車に比べ高価であるうえ、フル充電で走行できる距離は100キロ程度ということで、使い勝手が悪いのも特徴の一つです。地球環境のためにも電気自動車の普及を推進したいところですが、事業収支の面を踏まえると、電気自動車の導入は難しいというのが現状です。

出典:http://www.autobild.de/artikel/milliardenprogramm-fuer-elektromobilitaet-5789861.html

[ライター/CL編集部]

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