コラム
更新2019.05.08
【困難すら楽しむ?!】外車に乗ることの苦しみと、その先にある楽しみ
三好 賢
しかし、自分から好んで外車に乗る一部の人々は、それを手間ではなく楽しみとして認識していることが多いように感じる。ここ最近、そんな趣向を表すかのようなあるツイートが流行しているようだ。
「~を買う人と買わない人の特徴」をつぶやく人
ロードスターを買う人と買わない人の特徴
— NOLL. (@zuma_dhz) 2018年3月7日
買わない人
「パワーガー」
「雨漏りガー」
「剛性ガー」
「荷物ガー」
買う人
「試乗だけのつもりだった」
「気絶してたら開けてた」
「リアが滑った」
「床から生えてきた」
「無限の空間」
「コウノトリか運んできた」
「なにこれ」
このツイートは世界的にも大ヒットしたオープンカー、マツダ・ロードスターについてのものである。
ざっと読んでいただければわかるように、「買わない人」は心配をしており、「買う人」はざっくりと買った後の楽しみについて言及をしている。「いいね」や「リツイート」も多くされており、少なくないクルマ好きが同意していることをうかがえる。
こちらのツイートはクルマだけでなく、さまざまなものに当てはめてつぶやかれている。
外車バージョンの「買う人と買わない人」
トゥインゴを買う人と買わない人の特徴
— (有)えびどりあ (@877ha849) 2018年3月6日
買わない人
「外車だし故障しそうだしー」
「ディーラーが近くにないしー」
「ハイオクだしー」
「正直軽自動車の方が良さそうだしー」
買う人
「ンゴォ!」
「トゥインゴちゃんかわいい!」
「試乗する前から決めてた!」
「試乗したら判子押してた!」 pic.twitter.com/a9kcrHGtHt
こちらは「買わない人買う人」の外車バージョンのツイート。
「買わない人」はロードスターと同じような内容で、外車に関する心配ごとを並べている。「買う人」は、ロードスターバージョンと似ており、思い切って買ってしまったという事実と、買った後の楽しみを並べている。外車乗りの筆者としては、「買う人」の状況に非常に共感できる。ほとんど一目ぼれであったり、試乗の申し込みをしていたと思ったら契約書片手にセールスマンと話していたり等々。
また、外車に乗る前に抱いていたさまざまな心配ごとは、「買わない人」のそれと一致している。「いいね」や「リツイート」も多く、外車に多少なりとも興味がある人の心情をよく表したツイートと言えるだろう。
輸入車に乗ることの楽しみ
スマートロードスターに乗る人と乗らない人の特徴
— URマチョ鍋( ՞ةڼ◔) (@machonabe) 2018年3月7日
乗らない人
「故障がー」
「ミッションがー」
「値段がー」
「軽じゃないのかよw」
乗る人
「フォーツーも欲しい( ՞ةڼ◔)」
「カブリオも欲しい( ՞ةڼ◔)」
「エレクトリックドライブも欲しい( ՞ةڼ◔)」
「クロスブレードも欲しい( ՞ةڼ◔)」
こちらは筆者も乗っているスマートロードスターバージョン。
「買う人」の部分が「乗る人」となり、内容はロードスターではなくスマートに対する尽きない興味になっている。これは言い過ぎかもしれないが、ロードスターの個別の悩みはすでに超越し、スマートブランドに対する大きな興味関心になっているといえるだろうか
最後は思い切り?!
以上、「買わない人買う人」「乗る人乗らない人」のツイートについてみてきた。クルマに興味のあるないに関係なく、「買わない人」の想いは大半の人が共感できるだろう。
「買う人」の悩みや楽しみについては、やはり買った人しか共感できないだろう。しかし、「思い切って買ってみる」ことで見えてくる世界は、とても楽しそうに見える。外車に乗ろうかどうか迷っている方は、すこしだけ思い切ってみるのもよいかもしれない。
[ライター/三好賢 画像/Twitter]